
本記事ではこんな悩みを解決します。
Airレジ(エアレジ)の導入を検討している人がお得に導入する方法の一つとしてIT導入補助金の活用があります。
IT導入補助金は、採択されれば通常枠なら最大450万円の補助が受けられるため、Airレジ(エアレジ)などのPOSレジの初期費用の大きな助けになるでしょう。
そこで本記事では、Airレジ(エアレジ)は補助金に対応しているのか、そもそも補助金に対応しているレジを導入する方がいいのかを詳しく解説します。
目次
Airレジ(エアレジ)は補助金に対応していない
Airレジ(エアレジ)は、IT導入補助金に対応していません。
IT導入補助金は中小企業や小規模事業者の業務効率化やDX化を推進するために、導入したITツールなどに対して支給される補助金です。

補助対象となれば、POSレジ導入にかかる負担を大きく軽減できますが、Airレジ(エアレジ)は2024年だけでなく2025年度事業においても補助対象とはなりません。
その理由を次章で詳しく見ていきましょう。
Airレジ(エアレジ)が補助金に対応していない理由
Airレジが補助金に対応していない理由は、初期費用や月額利用料が無料で利用できるため、IT導入補助金の補助対象として登録されていないためです。
IT導入補助金は中小企業や小規模事業者が生産性向上を目的として、補助金事務局に認められたITツールを、IT導入支援事業者として登録されたベンダーなどを通じて申請する必要があります。

なお、他の補助金においても"補助対象となる経費"が発生しないAirレジは補助金に対応してません。
反対に、スマレジなど有料POSレジでは月額利用料が発生するプランなら、最大2年分の利用料が補助対象となるため、IT導入補助金を受けることができます。
また、Airレジを利用する際、iPadや周辺機器などが必要になりますが、これらを単体で購入する場合、IT導入補助金の補助対象となるITツールとして登録されていないため、補助金を受け取ることはできません。
有料のPOSレジシステムや周辺機器と一緒にiPadを導入する場合は、補助対象となる可能性があります。
Airレジ(エアレジ)の補助金対応に関するよくある質問
次にAirレジが補助金の対象になるかどうかという話に関連して、よくいただく質問とその回答を紹介します。
Airレジが補助金の対象にならないことは理解できたものの、関連する疑問も併せて解消しておきたい人は参考にしてみてください。
Airレジ(エアレジ)をビックカメラで購入すれば補助金の対象になる?
Airレジの製品をビックカメラで購入しても補助金の対象にはなりません。
ビックカメラやリクルート相談カウンターの一部には、Airレジのサービスカウンターが設置されています。
こちらではAirレジの実機を操作したり、専門のサービススタッフに相談したりしながらAirレジの導入が検討できます。
ただし、現地で購入したとしても、Airレジは補助対象にはなりません。

Airレジ(エアレジ)はいつまで補助金申請できた?
Airレジは、2019年12月16日まで申請が可能であった軽減税率対策補助金を受け取ることができました。
当時は消費税増税とそれに伴う軽減税率の導入が行われ、複数税率への対応が店舗において必要となる中で、Airレジの導入などに対して必要な経費の補助が行われていました。

現在は軽減税率の導入から一定期間が経過したこともあって、補助事業が行われていません。
当サイトに寄せられた口コミの中にも、Airレジ(エアレジ)の軽減税率対策補助金を受け取ることができた方が見受けられました。

私が飲食店を開業する時、ちょうど国の政策で電子決済を推進していて、補助金も出たのと色々な業者が簡単なシステムを提示されてたので、決断しました
軽減税率補助金を利用しました。申請してから入金まで時間がかかりましたが、ドロワーもタブレットも安く購入でき、電気店の方も親切に教えて下さいました
口コミ投稿者:sfcカンパニーさん / 49歳女性 / 福岡県
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:飲食・フード / 役職:経営者・役員
導入POSレジ:Airレジ / 2019年10月に導入開始 / 総合評価:9/10

電子決済を導入していなかったのでモバイルWi-Fiの月額利用料以外の運用コストはかかっていませんでした。導入については軽減税率導入のタイミングだったため、補助金が利用でき安価に導入できました。
口コミ投稿者:youmouさん / 45歳女性 / 東京都
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:飲食・フード / 役職:自営業・個人事業主
導入POSレジ:Airレジ / 2021年10月に導入開始 / 総合評価:8/10
Airレジ(エアレジ)のレシートプリンターや自動釣銭機の導入費用は補助金の対象?
Airレジのレシートプリンターや自動釣銭機の単品導入も補助金の対象にはなりません。
IT導入補助金では、業務効率化などのために導入したITツールやその周辺機器が補助対象となります。

なお、スマレジやSquare POSレジ
など、POSレジ自体が補助対象となる場合は、セットで導入することで、周辺機器も補助対象になる場合があるので、ITベンダーに相談してみるとよいでしょう。
Airレジ(エアレジ)を導入の際に購入したiPadは補助金の対象になる?
Airレジを導入する際に購入したiPadも基本的には補助対象外です。
IT導入補助金では、iPad単品での導入を補助対象としていません。

Airレジに関しては、POSレジ自体が補助対象とならないため、iPadや周辺機器をまとめて導入しても、iPadの購入にかかった費用は補助対象外です。
「無料導入可能なAirレジ」と「補助金対象の有料POSレジ」はどっちが安い?
ここからは無料で導入できるAirレジと、補助金対象となる有料のPOSレジについて、どちらがトータルで見てお得になるのかを検証してみます。
結局補助金が使える方がお得なのか、初期費用・月額利用料が無料で使える方がコストを抑えられるのか、気になる人は参考にしてみてください。
今回は次章で紹介するIT導入補助金の対象として登録されている5つのPOSレジと比較してみます。

「無料導入可能なAirレジ」と「補助金対象の有料POSレジ(補助金適用後の実質価格)」の価格比較表
POSレジ名 | 端末機の画像 | 総合評価 | 補助金対象 | 初期費用 | 月額費用 | レシートプリンター代 | バーコードリーダー代 | キャッシュドロア代 | 決済端末代 | QRスキャナー代 | 自動釣銭機代 |
Airレジ | ![]() | (4.65) | ✕ | 無料 | 無料 | 24,800~59,800円(税込) | 56,800円(税込) | 9,020~9,600円(税込) | ・カードリーダー:20,167円 ※カードリーダー無償貸与キャンペーン実施中 ※別途iPadまたはiPhoneが必要 | バーコードリーダーで QRコードスキャンも可能 | 要問い合わせ |
Square POSレジ | ![]() | (4.87) | ◯ | 無料 | 3,000円〜(税込) | 24,950円〜(税込) | 9,900円〜(税込) | 5,900円〜(税込) | 2,490円〜(税込) ※iPhone・iPad・Android端末も利用可能 | - | - |
スマレジ | ![]() | (4.76) | ◯ | 無料 | 2,750円〜(税込) | 18,333円〜(税込) | 27,500円〜(税込) | 16,500円(税込) | ・PAYGATE:19,800円〜 ※数量限定で端末代金0円キャンペーン実施中 | バーコードリーダーで QRコードスキャンも可能 | 要問い合わせ ※自動釣銭機との連携は プレミアムプラスプラン以上 |
CASHIER![]() | ![]() | (4.47) | ◯ | 64,000円(税込) または 月額4,200円でレンタル | 2,200円〜(税込) | 決済端末に内蔵 | POSレジ端末のセットに含まれる ※A920はオプション | POSレジ端末のセットに含まれる ※A920はオプション | 0円 ※マルチ決済端末、カード型決済端末、 POSレジ一体型モバイル決済端末から選択可能 | 付属のバーコードリーダーで QRコードスキャンも可能 | 月額1,000円(税込)でオプション対応可能 |
POS+ (ポスタス) ![]() | ![]() | (4.44) | ◯ | 要問い合わせ | 7,000円〜(税別) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
ユビレジ | ![]() | (4.30) | ◯ | 無料 | 3,450円〜(税込) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | バーコードリーダーで QRコードスキャンも可能 | 要問い合わせ |
導入に係る費用だけを見ると、補助金を受け取れるPOSレジの方が合計金額が安くなる傾向にあります。
しかし、Airレジは月額利用料が無料のため、長期的に見ると支払う費用が抑えられるでしょう。
また、実際にIT導入補助金を受けるにはITベンダーなどを通じてPOSレジを導入する必要があるので、補助対象として登録されているPOSレジであっても、ベンダーが店舗所在地への導入に対応していない場合は、補助金申請ができませんので注意が必要です。
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Airレジ(エアレジ)以外のPOSレジを導入する際におすすめの補助金
Airレジ以外のPOSレジを導入する際に、おすすめの補助金を紹介します。
これまで解説してきたIT導入補助金以外の補助金も紹介するので参考にしてみてください。
Airレジ(エアレジ)以外のPOSレジを導入する際におすすめの補助金
- IT導入補助金
- 業務改善助成金
- 小規模事業者持続化補助金
- ものづくり補助金

最大600万円の補助を受けることができるため、POSレジ導入にかかる費用を大きく抑えられるでしょう。
Airレジ(エアレジ)以外で補助金を利用できるおすすめのPOSレジ
最後にAirレジ以外で補助金を利用できるおすすめPOSレジを4つ紹介します。
補助金を利用してお得にPOSレジを導入したい人は参考にしてみてください。
Airレジ(エアレジ)以外で補助金を利用できるおすすめのPOSレジ
それぞれ順番に見ていきましょう。
Airレジ以外で補助金対象のおすすめレジ①スマレジ

画像引用元:スマレジ
POSレジ名 | スマレジ(プレミアムプラン) |
初期費用 | 0円 |
口コミ評価 | 4.76 |
初期費用 | 3.82 (142件) |
月額費用 | 5,500円(税込) |
機器代金 | ・PAYGATE:39,600円(別途端末の月額利用料3,300円が必要) ※2025年6月30日までの期間限定で端末代金が0円になるキャンペーンを実施中 (全て税込) |
決済手数料 | 1.98~3.24% (詳細な決済手数料は要問い合わせ) |
入金手数料 | 要問い合わせ |
入金サイクル | ・クレジットカード・電子マネー:月2回 ・QRコード決済:月1回 |
補助金対象 | ◯ |
公式サイト | スマレジの公式サイトを確認する |
スマレジは、用途に合わせたプランが豊富なPOSレジです。
有料プランのプレミアムプラン以上が補助金の対象となっており、複数店舗の売上管理や1,000件以上の商品登録など、高度な店舗運営に必要な機能が利用できます。

画像引用元:スマレジ
決済端末のPAYGATEと相性が良く、POSレジと連携することで、さらに便利に活用できるでしょう。

画像引用元:スマレジ
また、PAYGATEは、レシートプリンターを内蔵したモバイル式の端末のため、周辺機器の導入も少なく済みます。


IT導入補助金を利用しました。必要書類を提出することでスマレジの方がすべて手続きをしていただいたので、とくに負担なく利用できました。
口コミ投稿者:岡野康司さん / 47歳男性 / 三重県
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:飲食・フード / 役職:自営業・個人事業主
導入POSレジ:スマレジ / 2018年12月に導入開始 / 総合評価:3/10
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Airレジ以外で補助金対象のおすすめレジ②Square POSレジ

画像引用元:Square POSレジ
POSレジ名 | Square POSレジ(リテールPOSプラスプラン) |
総合評価 | 4.87 |
口コミ評価 | 4.31 (293件) |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 6,000円 |
機器代金 | ・Squareリーダー:4,980円 ・Squareスタンド:29,980円 ・Squareターミナル:39,980円 ・Squareレジスター:84,980円 ※iPhoneやiPad、Android端末を利用することも可能 (全て税込) |
決済手数料 | ・クレジットカード:2.50%(年間キャッシュレス決済額3,000万円以上の場合:3.25%) ・その他の決済手段:3.25% |
入金手数料 | 無料 |
入金サイクル | 最短翌営業日 |
補助金対象 | ◯ |
公式サイト | Square POSレジの公式サイトを確認する |
Square POSレジは、初期費用・入金手数料無料で利用できるPOSレジです。

また、Square POSのアプリをスマートフォンやタブレット端末にインストールすれば、決済端末がなくても一定の決済を受け付けることができます。
初期設定や機器の接続作業も簡単に行えるため、導入費を安く抑えたい人におすすめです。
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Airレジ以外で補助金対象のおすすめレジ③CASHIER

画像引用元:CASHIER
POSレジ名 | CASHIER(6800UAセット:プロフェッショナルプラン) |
総合評価 | 4.47 |
口コミ評価 | - |
初期費用 | 128,000円(税込) (または月額8,400円(税込)でレンタル) |
月額費用 | 4,400円(税込) |
機器代金 | 0円 ※マルチ決済端末、カード型決済端末、POSレジ一体型モバイル決済端末から選択が可能 |
決済手数料 | 2.80〜3.75% ※導入する決済端末によって変動 |
入金手数料 | 要問い合わせ |
入金サイクル | VISA・MasterCard:月2回 電子マネー:月1回または月2回 QRコード決済:月1回 |
補助金対象 | ◯ |
公式サイト | CASHIERの公式サイトを確認する![]() |
CASHIERは、自店に合わせてPOSレジ端末や決済端末を選択できるPOSレジです。
レジ端末の導入方法も一括払いの買い切りだけでなく、月額制のレンタルでも利用できるため、資金に合わせた調達が行えます。
また、自動釣銭機などもオプションとして月額利用できるため、一括払いは難しいけれど会計業務の効率化を妥協したくない人とも相性が良いと言えるでしょう。

Airレジ以外で補助金対象のおすすめレジ④POS+(ポスタス)

画像引用元:POS+(ポスタス)
POSレジ名 | POS+(ポスタス) |
総合評価 | 4.44 |
口コミ評価 | 4.00 (15件) |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 14,000円〜(税別) |
機器代金 | 要問い合わせ |
決済手数料 | 連携する他社サービスによる |
入金手数料 | 連携する他社サービスによる |
入金サイクル | 連携する他社サービスによる |
補助金対象 | ◯ |
公式サイト | POS+(ポスタス)の公式サイトを確認する![]() |
POS+(ポスタス)は、業種に合わせた機能をトータルで提案してもらえるPOSレジサービスです。
小売店や飲食店、美容、整体院の4業種を中心にPOSレジや顧客管理、キッチンプリンターなどの機能をトータルで提供するサービスを行っています。

IT導入補助金の申請サポートも行っているので、補助金の申請も併せて任せられるPOSレジ会社を探している人は利用を検討してみてください。
まとめ:Airレジ(エアレジ)はIT導入補助金に対応していない?いつまで補助金申請できた?
今回はAirレジがIT導入補助金などの対象にならないこととその理由、補助対象となるおすすめPOSレジについて解説しました。
Airレジは初期費用や月額利用料が無料のため、補助金を受けることはできませんが、そもそもPOSレジシステムを無料で導入できるため、コストを抑えて利用することができます。
有料プランを利用して高機能なPOSレジを導入したい人は、本記事で紹介したおすすめPOSレジを参考に補助金の対象となるものを選んでみるとよいでしょう。

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