
本記事ではこんな悩みを解決します。
スタッフの人手不足への対策としてセルフレジの設置を検討する中で、どのメーカーのレジを選べばよいか迷ってしまう人は少なくないでしょう。
スーパーやコンビニなどでセルフレジを見かける機会は増えてきましたが、そのメーカー名まで知っている人は多くないため、自店に導入する際にわからなくなってしまうのです。
そこで本記事では、セルフレジメーカーのシェアランキングを紹介した上で、費用を抑えて導入できるセルフレジメーカーのおすすめ5選を取り上げます。
【迷ったらコレ!】シェアが高くて安いセルフレジメーカー3選
目次
セルフレジメーカーのシェアランキング
まずはセルフレジメーカーのシェアランキングを紹介します。
セルフレジの普及率は高まっており、一般社団法人全国スーパーマーケット協会の「2025年版スーパーマーケット白書」によると、国内スーパーのセルフレジ設置率は37.9%でした。
設置率は年々高まっており、現在では4割近くの店舗で導入されています。
その中でシェアの高いメーカーはどこなのか見ていきましょう。
セルフレジメーカーのシェアランキング
ランキング順位 | セルフレジメーカー |
1位 | 東芝テック株式会社 |
2位 | NECプラットフォームズ株式会社 |
3位 | 富士通フロンテック株式会社 |
それぞれ順番に解説します。
1位:東芝テック株式会社

画像引用元:東芝テック株式会社
シェア1位は、東芝テック株式会社です。
フルセルフレジやセミセルフレジ、セルフレジの不正検知システムなどセルフレジに関する商品を豊富に取り揃えています。
セルフレジの中でもクリニック向けや飲食店向けなども提供しており、業態に合わせた会計業務の効率化が可能です。

バーコードスキャナーはメインとサブの複眼式にして、スキャンポイントを拡大したことで、読み取りやすくなり、顧客がバーコードをかざし直す手間を減らしています。
セキュリティにおいても、袋詰めを行う場所に計量センサーを搭載し、商品登録を行わずに袋詰めした場合に警告を表示することが可能です。
2位:NECプラットフォームズ株式会社

画像引用元:NECプラットフォームズ株式会社
シェア2位は、NECプラットフォームズ株式会社です。
同社は小型のセルフレジ端末を多く取り揃えており、TRUE TWINSHOPやRegiGrow、NeoSarf/POSなどの機器があります。
いずれも卓上設置が可能で、セミセルフ・フルセルフレジの両方に対応可能です。

キャッシュレス決済や自動釣銭機との連携も可能なため、顧客の利便性向上にもつながるでしょう。
3位:富士通フロンテック株式会社

画像引用元:富士通フロンテック株式会社
シェア3位は、富士通フロンテック株式会社です。
POSレジは卓上式の小型端末と量販店向けの大型機器を中心に提供しています。
セルフレジには、量販店向けのTeamPoS8000モデルT200・P200(セルフペイメントシステム)とTeamPoS8000モデルS200(セルフチェックアウトシステム)があります。
TeamPoS8000モデルT200・P200(セルフペイメントシステム)は、商品スキャンを店舗スタッフが行い、顧客が精算手続きをするセミセルフレジです。
TeamPoS8000モデルS200(セルフチェックアウトシステム)は、顧客が商品登録から支払いまで完結させるフルセルフレジとなっています。

シェアが高くて安いセルフレジメーカーおすすめ5選
ここからはシェアが高くて安く導入できるセルフレジメーカーのおすすめ5選を紹介します。
前章で紹介したシェアランキング上位のセルフレジメーカーは、大型店舗への導入を中心に行っているものが多く、導入価格も一定の金額を要します。
本章では、個人店や中小事業者にも導入しやすい価格のセルフレジメーカーを5社紹介するので参考にしてみてください。
シェアが高くて安いセルフレジメーカーおすすめ5選
- スマレジ
- Airレジ(エアレジ)
- POS+(ポスタス)
- CASHIER
- セミセルフレジ(株式会社ビジコム)
それぞれ順番に見ていきましょう。
シェアが高くて安いセルフレジメーカー①スマレジ

画像引用元:スマレジ
セルフレジ名 | スマレジ |
総合評価 | 4.76 |
口コミ評価 | 3.89 (208件) |
レジタイプ | フルセルフレジ セミセルフレジ (いずれもプレミアムプラスプラン以上の契約が必要) |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | ・スタンダードプラン:0円 ・プレミアムプラン:5,500円 ・プレミアムプラスプラン:8,800円 ・フードビジネス:12,100円 ・リテールビジネス:15,400円 (全て税込) |
機器代金 | ・iPad(セルフレジ利用の場合) ・PAYGATE:39,600円(別途端末の月額利用料3,300円が必要) ※端末の月額利用料無料プラン有(ただし決済手数料が変動し、Wi-Fi接続用端末のみの提供となります。) ※台数限定で端末代金が0円になるキャンペーンを実施中 (全て税込) |
決済手数料 | ・VISA・MasterCard:2.48%(条件を満たせば1.98%) ・JCB・American Express・Diners Club・Discover:3.24%(条件を満たせば2.48%) ・Union Pay(銀聯):2.90% ・交通系電子マネー・楽天Edy・nanaco・WAON・iD・QUICPay+・PayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY・メルペイ:3.24% ・Alipay+・WeChat Pay・銀聯QR:2.00% |
入金手数料 | 0円 |
入金サイクル | ・クレジットカード・電子マネー:月2回 ・QRコード決済:月1回 |
主な機能 | ・キャッシュレス決済連携機能 ・複数店舗管理機能(プレミアムプラン以上) ・予算管理機能 ・軽減税率対応機能 ・外部の会計ソフトとの連携機能(プレミアムプラン以上) |
導入企業 | ・株式会社シロ ・マドラス株式会社 ・株式会社ファミリア |
サービスシェア | アクティブ店舗数50,000店 |
運営企業 | 株式会社スマレジ |
公式サイト | スマレジの公式サイトを確認する |
スマレジは、月額プランが段階的に設定されているため、欲しい機能に合わせて月額利用料を設定できるセルフレジシステムです。
セルフレジ機能はプレミアムプラスプランから利用可能で、1台ごとに月額利用料とiPadを用意する必要があります。

画像引用元:スマレジ
プレミアムプラスプランからはメールだけでなく、チャットや電話によるサポートも受けられるようになるため、セルフレジの設定を行う中でわからないことがあれば、すぐに問い合わせが可能です。

画像引用元:スマレジ
キャッシュレス決済サービスや自動釣銭機などの周辺機器の提供も行っており、補助金の申請に関する相談も可能なため、セルフレジの導入について一括して相談したい人におすすめします。

売上データや利用状況の確認は非常にしやすいと感じました。管理画面が見やすく、必要な情報にすぐアクセスできる点が便利です。集計や分析機能も充実しており、管理が効率的に行えます。
スマレジはiPadを使用するタイプなので、無駄なゴツさがなくとてもスッキリした印象。レシートプリンターはコンパクトで、インテリアを邪魔しないサイズ感。
口コミ投稿者:Shunさん / 25歳男性 / 北海道
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:飲食・フード / 役職:自営業・個人事業主
導入POSレジ:スマレジ / 2023年11月に導入開始 / 総合評価:7/10

グラフや表が見やすく、売上や予約数がパッと把握できる。リピーター率や来店周期も、分析すれば施策につなげやすい。税理士さんにデータを渡すだけで済むようになり、事務作業がかなりラクになる。
決済中のシステムダウンや大きなエラーはほとんど発生しておらず、安定して動作しています。決済処理速度も速く、お客様をお待たせすることが少ない点が助かっています。
口コミ投稿者:北出さん / 33歳歳女性 / 北海道
業種:サービス業 / 職種:販売・接客・サービス・モニター / 役職:自営業・個人事業主
導入POSレジ:スマレジ / 2024年8月に導入開始 / 総合評価:9/10
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シェアが高くて安いセルフレジメーカー②Airレジ(エアレジ)

画像引用元:Airレジ
セルフレジ名 | Airレジ |
総合評価 | 4.65 |
口コミ評価 | 4.22 (394件) |
レジタイプ | セミセルフレジ(自動釣銭機の導入が必要) |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
機器代金 | ・自動釣銭機:要問い合わせ ・カードリーダー(決済端末):20,167円 ※カードリーダーの無償貸与キャンペーン実施中 ※別途iPadまたはiPhoneが必要 (全て税込) |
決済手数料 | ・クレジットカード:2.48~3.24% (ディスカウントプログラムの適用で2.48%) ・電子マネー決済:3.24% ・QRコード決済:1.08~3.24% |
入金手数料 | 無料 |
入金サイクル | ・みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行:月6回 ・その他の金融機関:月3回 |
主な機能 | ・在庫管理機能 ・商品の一括登録機能 ・外部の会計ソフトとの連携機能 ・キャッシュレス決済との連携機能 ・スタッフアカウントの権限設定 |
導入企業 | ・株式会社吉野家 ・高田馬場動物病院 ・メガネの加賀屋 |
サービスシェア | アカウント数51.5万 |
運営企業 | 株式会社リクルート |
公式サイト | Airレジの公式サイトを確認する |
Airレジ(エアレジ)は、月額利用料と入金手数料が無料で利用できるセルフレジメーカーです。
iPadと自動釣銭機を用意すれば、Airレジはセミセルフレジとして活用できます。

画像引用元:Airレジ
各機器代金と設置費用が必要になりますが、月額利用料0円で利用できるのは大きなメリットです。
また、一部のビックカメラの店舗で、実機を見ることができます。東京の有楽町店と大阪のなんば店にて展示されていますので、実機を一度確認したい人はいずれかの店舗を訪れてみるのもよいでしょう。

売り上げデータ、利用状況の確認は一括して行え、即反映されるので、間違い、訂正はすぐに確認できる点は良いと思います。私もこのレジにしてからは間違いが減ったと感じています。管理の面はやはりPOSレジだと思います。
利便性もとても良く、明細も細かくわかりやすく、不満に思うことはないです。会社としてはもっとより細かく管理できているので会計システムをこのまま継続する予定だと思います。
口コミ投稿者:にこさんさん / 49歳女性 / 神奈川県
業種:サービス業 / 職種:販売・接客・サービス・モニター / 役職:アルバイト・パート
導入POSレジ:Airレジ / 2018年に導入開始 / 総合評価:6/10

Freeeの会計ソフトを私は使っていますが、設定項目から順番にやっていけば、特別難しいことはなかったような気がします。
エアレジは導入検討していたsquareよりも、決済手数料が安く、カードリーダー、iPadも壊さなければ永年無料で使えるので、コストパフォーマンスは他のPOSレジと比べたら良いのかと思います。
口コミ投稿者:ざきさん / 28歳女性 / 埼玉県
業種:サービス業 / 職種:美容・理容 / 役職:自営業・個人事業主
導入POSレジ:Airレジ&Airペイ / 2024年6月に導入開始 / 総合評価:8/10
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シェアが高くて安いセルフレジメーカー③POS+(ポスタス)

画像引用元:POS+(ポスタス)
セルフレジ名 | POS+(ポスタス) |
総合評価 | 4.44 |
口コミ評価 | 3.75 (30件) |
レジタイプ | ・セミセルフレジ(POS+retail) ・フルセルフレジ(オプション(POS+retail、POS+foodのみ)) |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 14,000円〜(税別) |
機器代金 | 要問い合わせ |
決済手数料 | 連携する他社サービスによる |
入金手数料 | 連携する他社サービスによる |
入金サイクル | 連携する他社サービスによる |
主な機能 | ・在庫管理機能 ・複数店舗管理機能 ・Web予約機能 ・顧客分析・売上分析機能 ・DM機能 |
導入企業 | ・熊本市役所 ・株式会社アースホールディングス ・株式会社ウェルカム |
サービスシェア | ・月間1,000店舗以上が導入を決定 ・累計200団体以上の行政機関が導入(2025年8月時点) |
運営企業 | ポスタス株式会社 |
公式サイト | POS+(ポスタス)の公式サイトを確認する![]() |
POS+(ポスタス)は、パーソルグループのポスタス株式会社が提供するセルフレジサービスです。
セルフレジに限らず、業種に合わせた店舗運営に必要なサービスを一括して提供しているため、各社と個別に契約を結ぶ手間を省けます。
小売業向けのPOS+retailでは、セミセルフレジ機能を自動釣銭機と併せて導入可能です。

画像引用元:POS+
釣銭金額の誤りを防いだり、レジの待ち時間を短縮したりできるため、顧客の利便性向上につなげられます。
また、POS+retailとPOS+foodではオプションで、フルセルフレジを導入することも可能です。

画像引用元:POS+
POS+selfregiは、セルフレジだけでなく券売機としても利用できるため、飲食店の効率的なオペレーションにもつながるでしょう。

PL表をみた限りですが、コストパフォーマンスとしては良好でした。大規模のお店といえど落ち着いている日もありましたが原価率も30%を維持しながらも赤字になることはなく運用するには問題なかったです。特に、お客様に提供する品質を下げずに運用できる点はとても良かったです。
口コミ投稿者:rinnegi1204さん / 31歳男性 / 東京都
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:飲食・フード / 役職:会社員
導入POSレジ:POS+(ポスタス) / 2022年6月に導入開始 / 総合評価:8/10

私共の併用していたレジに比べ、初期の導入費用がぐっと抑えられたので良かったです。本体やドロアーだけでも、数十万円分は費用を抑えられました。
私の使用している期間で、機器の故障はありませんでした。機器ではありませんが、ラベルシールのロールシールがPOS+から直接購入(外部品は使用不可)の上、一定数量の購入が必須でしたので、そこは少し不便でした。
口コミ投稿者:誉田 しのさん / 37歳女性 / 大阪府
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:飲食・フード / 役職:会社員
導入POSレジ:POS+(ポスタス) / 2019年7月に導入開始 / 総合評価:7/10
シェアが高くて安いセルフレジメーカー④CASHIER

画像引用元:CASHIER
セルフレジ名 | CASHIER |
総合評価 | 4.40 |
口コミ評価 | - |
レジタイプ | ・フルセルフレジ ・セミセルフレジ |
初期費用 | 0~993,000円(税込) ※導入形態によって変動(買い切り・リース/現金対応有・無など) |
月額費用 | ・スタータープラン:0円 ・プロフェッショナルプラン:4,400円 ・モバイルオーダープラン:3,000円 ・プロフェッショナルprimeプラン:6,600円 (全て税込) ※自動釣銭機:2,000円/1台、セルフレジ機能:2,000円/1台が別途必要 |
機器代金 | 0円 ※初期費用に含まれる |
決済手数料 | 2.80〜3.75% ※導入する決済端末によって変動 |
入金手数料 | 要問い合わせ |
入金サイクル | 月1~2回 |
主な機能 | ・在庫管理機能 ・複数店舗管理機能 ・顧客管理機能 ・テイクアウト・テーブルオーダー機能 ・EC機能 |
導入企業 | ・Hotel Sanrriott 心斎橋 ・都城市役所 ・社会医療法人社団 堀ノ内病院 |
サービスシェア | 非公開 |
運営企業 | 株式会社ユニエイム |
CASHIERは、自店のニーズに合わせた料金形態とレジ端末が導入できるセルフレジメーカーです。
料金形態はセルフレジの場合、買い切りとリース契約のどちらかを選択できます。
自動釣銭機付きのセルフレジを買い切りで導入すると100万円近い費用が発生するため、初期費用を抑えたい人におすすめです。

画像引用元:CASHIER
全体的なコストを抑えたい人は、自動釣銭機なしで導入することもできます。
決済端末を合わせて導入して、キャッシュレス決済専門にすれば自動釣銭機がなくても店舗運営は可能なため、選択肢の一つになるでしょう。
自店の方針に合わせて柔軟に導入できるセルフレジを探している人は、CASHIERを検討してみてください。
シェアが高くて安いセルフレジメーカー⑤株式会社ビジコム(セミセルフレジ)

画像引用元:株式会社ビジコム
セルフレジ名 | セミセルフレジ |
総合評価 | 4.23 |
口コミ評価 | - |
レジタイプ | セミセルフレジ |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | ・BCPOS Lite free:0円 ・BCPOS:5,000円〜/1台 ・リアレジ:1円/1明細 |
機器代金 | ・自動釣銭機セット ( 富士電機 ):1,060,000円(税別) ・自動釣銭機セット ( グローリー ):1,100,000円(税別) |
決済手数料 | 連携する他社サービスによる |
入金手数料 | 連携する他社サービスによる |
入金サイクル | 連携する他社サービスによる |
主な機能 | ・顧客情報管理機能 ・インボイス(適格簡易請求書)発行機能 ・1店舗複数台管理機能 ・免税販売・データ送信機能(オプション) ・店舗本部管理機能(オプション) |
導入企業 | ・東京都三鷹市役所 ・株式会社オオノ ・株式会社瀬戸内ジャムズガーデン |
サービスシェア | 導入実績25,000台以上 |
運営企業 | 株式会社ビジコム |
株式会社ビジコムのセミセルフレジは、レジ端末や自動釣銭機、レシートプリンター、カスタマーディスプレイがセットになったセミセルフタイプのレジです。
メインディスプレイは回転式となっており、180度回転させれば店員が会計を行う通常のPOSレジとしても使用できます。

画像引用元:株式会社ビジコム

POSシステムは定期的に自動アップデートされるため、税制や法律の改正に速やかに対応できます。
自動釣銭機を含むため機器代金が高価ですが、IT導入補助金などの補助制度を利用すれば、コストを抑えられるため、補助金の活用も視野に入れている人は、導入を検討してみてください。
シェアが高いセルフレジメーカーの導入費用・価格相場
シェアの高いセルフレジメーカーの導入費用や価格の相場は次の通りです。
初期費用 | 0~5,000円 |
月額費用 | 0~10,000円 |
レジ端末代 | 0~100万円 |
決済端末代 | 0~10万円 |
決済手数料 | 決済金額の1~5% |
入金手数料(振込手数料) | 0~500円 |
各費用は契約するセルフレジメーカーや契約形態、月額プランなどによって変動するため、相場を知る上での参考としてご活用ください。
また、レジ端末代は、自動釣銭機とセットで導入するかどうかで大きく費用が変動します。
キャッシュレス専用店舗として運営するか、現金決済の場合はスタッフが対応する場合は自動釣銭機が不要になるため、費用を大きく抑えられます。

画像引用元:CASHIER

また、レジ端末や決済端末にお持ちのスマートフォンやタブレット端末を使用する場合は、購入する必要がないため、導入費用を抑えられます。
ただし、セルフレジシステムにお持ちの端末が対応しているか事前に確認しておきましょう。
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シェアが高いセルフレジメーカーから選定する際の注意点
ここからはシェアが高いセルフレジメーカーから導入するレジを選定する場合の注意点を3つ紹介します。
本章で紹介する注意点を踏まえた上で、導入するレジを決めるようにしてみてください。
シェアが高いセルフレジメーカーから選定する際の注意点
- 保守契約内容と対応リードタイムを確認する
- 決済手段の網羅性と手数料率を確認
- 耐衝撃・防滴仕様を確認
それぞれ順番に見ていきましょう。
保守契約内容と対応リードタイムを確認する
注意点の1つ目は、保守契約の内容とサポートを依頼してから対応までのリードタイムを確認しておくことです。
シェアが高いメーカーのセルフレジを導入しても、不具合が発生することはあります。レジ端末や決済端末の故障やシステムトラブルなど、様々な場合が想定されます。

無償で修理や交換対応を行ってもらえる範囲が広く、保証期間が長いものや、サービス対応がスピーディーなサービスを選ぶことをおすすめします。
メーカーによっては、月額プランの上位プランやオプションサービスの加入によって、対応が手厚くなるものもあるため、より充実したサポートを求める人は、加入を検討してみてください。
決済手段の網羅性と手数料率を確認
注意点の2つ目は、幅広いキャッシュレス決済手段を網羅的にカバーしていることと、決済手数料率が相場の範囲であることです。
セルフレジを導入する際、キャッシュレス決済も併せて導入することが多いでしょう。
日本の2024年におけるキャッシュレス決済比率は42.8%に上り、2010年から年々高まっています。

画像引用元:経済産業省
4割を超える人が利用し、会計時間の短縮にもつながるキャッシュレス決済はセルフレジとも相性が良いです。
セルフレジメーカーの多くはキャッシュレス決済を受け付けるための決済代行サービスを関連サービスとして提供しているため、併せて導入するのがおすすめですが、対応している決済手段・ブランドが少ないものもあります。
クレジットカードやQRコード、電子マネーによる決済を受け付けられることはもちろん、利用者数の多いVISAやMasterCard、PayPay、交通系電子マネーなどの決済ブランドによる決済を受け付けられることを確認しておきましょう。

画像引用元:PAYGATE
また、導入後に新たな決済ブランドを個別に追加する場合の費用も併せて確認しておくと、想定外の費用が発生することを防ぎやすくなります。
そして、決済手数料率が前段で紹介した相場の範囲に収まるものを選ぶようにしましょう。
決済手数料が高くなると、利益が目減りしてしまうため、経営状況の悪化にもつながりかねません。
セルフレジを導入する際に、公式サイトや資料請求を行うなどして、決済手数料についても詳しい情報を確認しておきましょう。
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耐衝撃・防滴仕様を確認
注意点の3つ目は、セルフレジ端末の耐衝撃性や防滴仕様を確認しておくことです。
セルフレジは顧客が操作するため、店舗スタッフのようにセルフレジを丁寧に扱ってもらえないこともあるでしょう。

ロール紙など頻繁に手入れが必要になる部品であれば、誰でも簡単に交換できることも確認しておきましょう。
また、セルフレジの多くはタッチパネル式であるため、端末の汚れが誤操作につながることもあります。
そのため、日々の清掃がスタッフによって手早く行えると、手が空いたときにこまめに清掃できるため、端末を清潔に保ち、誤操作の発生も防ぎやすくなるでしょう。
セルフレジメーカーのシェアランキングに関するよくある質問
最後にセルフレジメーカーのシェアランキングに関するよくある質問とその回答を4つ紹介します。
多くの人が感じるであろう内容を中心に取り上げるので、同様の疑問を感じている人は参考にしてみてください。
セルフレジメーカーの上場企業の株価の動向は?
セルフレジメーカーの上場企業の株価動向は、2025年9月時点では全体的に高値傾向にあります。
東芝テックやNECプラットフォームズのグループ企業であるNEC、富士通フロンテックの株価は過去半年間を振り返っていずれも高値であることがわかります。
日本全体で大企業が好業績となっていることもありますが、セルフレジの導入が進んでいることも要因として考えられるでしょう。

飲食店のシェアが高いセルフレジメーカーのおすすめは?
飲食店のシェアが高いセルフレジメーカーのおすすめは、東芝テックやNECプラットフォームズ、スマレジです。

また、飲食店に適したセミセルフレジ端末を多く提供していることからもおすすめできるメーカーです。
スマレジは、iPadにPOSレジシステムをダウンロードして利用するセルフレジであるため、大手メーカーよりもコストを抑え、短い期間で導入しやすいです。
セルフレジ機能が利用できるプレミアムプラスプランからは、サポート体制がさらに充実するため、初めて導入する人にも利用しやすいでしょう。
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イオンのセルフレジのメーカーはどこ?
スーパーマーケット大手のイオンのセルフレジを製造しているメーカーは、株式会社ネイビーや富士通フロンテックなどです。
株式会社ネイビーでは、利用客が商品をカートに入れる際、商品をスキャンして、専用レジで会計を行えば、並ばずに精算ができる「レジゴー」を開発しました。

画像引用元:Apple
2020年から本格的に導入され、2024年には導入店数が300店を突破しています。
ユニクロのセルフレジのメーカーはどこ?
ユニクロのセルフレジは、システムを株式会社ファーストリテイリングが開発し、RFIDタグをAvery Dennison社が開発しました。
ファーストリテイリングは、ユニクロの運営企業であるため自社でシステム開発を行ったことになります。
このレジは2019年から導入され、商品をセルフレジの中に入れると、RFIDタグを読み込み、商品と商品点数を基に会計金額を算出します。
まとめ:セルフレジメーカーのシェアランキング【上場企業や価格相場も解説】
今回はセルフレジメーカーのシェアランキングと、おすすめのセルフレジメーカー5選を紹介しました。
セルフレジメーカーのシェアランキング
ランキング順位 | セルフレジメーカー |
1位 | 東芝テック株式会社 |
2位 | NECプラットフォームズ株式会社 |
3位 | 富士通フロンテック株式会社 |
シェアが高くて安いセルフレジメーカーおすすめ5選
- スマレジ
- Airレジ(エアレジ)
- POS+(ポスタス)
- CASHIER
- セミセルフレジ(株式会社ビジコム)
セルフレジは飲食店における人手不足への対応策として、各店で導入が進んでいます。
今後も様々なセルフレジの開発が期待されるため、気になるメーカーがあればホームページをブックマークするなどして、今後の情報を追いかけてみてください。

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