
本記事ではこんな悩みを解決します。
STORES決済でクレジットカード決済を導入しようと加盟店審査を受けたものの、審査に落ちたため、再審査に向けてその理由を知りたい人は少なくないでしょう。
しかし、STORES決済の加盟店審査に落ちた理由は開示されない上に、再審査を受けられないため、そのクレジットカードブランドなどでは決済を受け付けることはできません。
そこで本記事では、STORES決済の加盟店審査に落ちた理由として考えられるものを挙げた上で、クレジットカード決済を導入したい人向けに代替案となる決済代行サービスを紹介します。
目次
STORES決済の加盟店審査に落ちた理由まとめ
まずはSTORES決済の加盟店審査に落ちたと考えられる理由を8つまとめて解説します。
STORES決済の加盟店審査では、審査基準の公開や審査に落ちた理由の開示は行われていません。自店が審査に落ちた理由として考えられるものを探す参考にしてみてください。
STORES決済の加盟店審査に落ちたと考えられる理由まとめ
- 登録情報の不備や提出書類の不足
- 利用規約で禁止されている業種・商品を扱っている
- 規制業種で必要な許認可の不足・不備
- 事業の実態が確認できない
- 追加の情報提供依頼への対応が遅れた
- 責任者が延滞・債務整理・ブラックリスト登録などに該当する
- チャージバックや詐欺リスクが高い業種に該当する
- 過去の取引でチャージバック率が高い
それぞれ順番にみていきましょう。
登録情報の不備や提出書類の不足
加盟店審査に落ちる理由の1つ目は、登録情報の不備や提出書類の不足です。
店舗情報や事業者の入力情報に誤りがあったり、アップロードしなければならない書類に不足があったりすると、審査に落ちる可能性があります。
加盟店審査の申し込みフォームに正しく情報を入力した上で、必要書類の提出を漏れなく行いましょう。
店舗住所にビル名が含まれる場合は、省略せずに記載するなどして齟齬が生じないようにするのも有効です。
また、提出書類としては店舗の営業実態が確認できるURLや画像データの提出が求められます。
Webサイトを持っていない場合や、開業前の場合などはメニュー表や集客方法がわかる資料などが必要です。
なお、提出資料に不足や不備があった場合には、運営から連絡があるため、速やかに対応しましょう。
対応が遅れると、申請情報に不備があるため審査に落ちてしまう可能性があります。
利用規約で禁止されている業種・商品を扱っている
加盟店審査に落ちる理由の2つ目は、STORES決済の規約で禁止されている業種であることや、取扱禁止商品を販売していることです。
STORES決済では、規約やヘルプページの中で決済手段ごとに利用対象外となる業種や、取扱禁止商品を定めています。

そのため、対象外業種や取扱禁止商品を事前に把握しておき、該当する場合は他の決済代行サービスの利用を検討するなどしましょう。
例えば、クレジットカード決済における対象外業種は次の通りです。
STORES決済のクレジットカード決済対象外業種
- 電力・水道・ガス・公共料金(その他)
- 電話利用(通話)
- インターネット接続サービス
そして、STORES決済で取り扱いが禁止されている主な商品は次の通りです。
STORES決済で取り扱いが禁止されている主な商品等
- 法令で禁止されている商品やサービス
- 特定商取引法に定義される「訪問販売」「電話勧誘販売」などにより販売する商品等
- 危険物や安全性に問題や懸念がある商品等
- 特定継続的役務提供に該当しない商品等で、前払いや事前決済に係る商品等
- 輸入代行により販売する商品等 など
対象外業種や取扱禁止商品に該当するものを扱う場合は、キャッシュレス決済の導入を見直すか、他の決済代行サービスの利用を検討してみてください。
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規制業種で必要な許認可の不足・不備
加盟店審査に落ちる理由の3つ目は、飲食店など許可証や免許などの許認可関係の情報不足や不備です。
業種によっては、許認可関係の情報や書類の提出が必要です。

主な業種における確認事項は次の通りです。
業種ごとに必要な許可証などの例
- 食品販売・飲食業:営業許可証の名義・番号
- ホテル・旅館:旅館業許可証・住宅宿泊事業者許可証
- リサイクルショップ:古物商許可証の名義・番号
- 美容サロン:(取扱い商材に応じて)美容諸登録証情報や医師免許
- 自動車販売:車両販売の取り扱い審査・(中古車販売の場合)古物商許可証の名義・番号
より具体的に必要書類を知りたい人は、STORES決済の公式サイトをご確認ください。
これらの許可証などは他の決済代行サービスでも求められることが多いため、提出を忘れてしまった人は、今後審査に申し込む際、忘れないよう事前に準備しておきましょう。
事業の実態が確認できない
加盟店審査に落ちる理由の4つ目は、事業の実態が確認できないことです。
店舗の所在地や連絡先、どのような商品を扱っているのかなど、事業の実態や継続性が確認できないと加盟店審査に落ちてしまう可能性があります。

例えば、開業済みで店舗があり、ホームページも持っている場合は、店舗名や店舗住所、取扱商品とその価格などがわかるホームページのURL(SNSや食べログなども可)を提出する必要があります。
反対に、開業済みで店舗はあるけれど、ホームページがない場合は、店舗名や外観・内観、店舗住所、取扱商品と価格がわかる写真や画像データ、資料などが必要です。
さらに詳しく知りたい場合は、STORES決済の公式サイトをご確認ください。
必要書類については、本記事の後段でも解説しているので、併せてご覧ください。
事業の実態が確認できるURLや資料の提出が漏れていた可能性のある人は、今後決済代行サービスの審査に申し込む際、必要な情報をそろえて申し込みを行うようにしましょう。
追加の情報提供依頼への対応が遅れた
加盟店審査に落ちる理由の5つ目は、追加情報の提供依頼への対応が遅れたことです。

このような連絡があった場合、審査に必要な情報が不足しているため、審査が一時的に停止している状態です。
速やかに対応しなければ、審査事項不備として扱われ、申し込みがキャンセルになってしまいます。
店舗実態や取扱商品、STORES決済の利用予定シーンの確認や、入力した情報と提出資料の内容の相違、振込先口座の入力誤りや名義の相違、許可証などの情報不足といった理由で連絡が来る可能性があります。
追加依頼が来ないよう、事前に必要な資料をそろえて入力誤りの内容に申し込みを行うことはもちろん、追加依頼があった際には速やかに対応するようにしましょう。
責任者が延滞・債務整理・ブラックリスト登録などに該当する
加盟店審査に落ちる理由の6つ目は、責任者が延滞・債務整理・ブラックリストに登録されているなどの事情があることです。
加盟店審査では、事業者の信用情報も確認が行われる場合があります。
過去に支払いの滞納や債務整理を行っていると、信用度の低い事業者と判断され、審査に落ちてしまうことがあります。
信用度が低い可能性のある人は、一定期間を空けてから加盟店審査に申し込むか、比較的審査に通りやすいとされているSquareなどの決済代行サービスに申し込むことを検討してみてください。
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チャージバックや詐欺リスクが高い業種に該当する
加盟店審査に落ちる理由の7つ目は、チャージバックや詐欺のリスクが高い業種を営んでいることです。
チャージバックとは、キャッシュレス決済を利用して商品やサービスを購入した顧客が、決済の取り消しについて申し立てを行った場合に、クレジットカード会社などが決済を取り消すことです。
クレジットカードなどの不正利用や、購入した商品とは別の商品が届いたなどの理由で顧客が支払いに同意しない場合に発生します。

単価の高い商品や換金性の高い商品において発生しやすいとされており、業種の一例は次の通りです。
チャージバックや詐欺リスクが高いとされる業種の一例
- 情報商材
- 成人向けコンテンツ
- チケット販売
- サプリメント販売
- 家電・ガジェット販売 など
これらの業種を営む場合は、返金ポリシーを明示するなど、顧客とのトラブルを防ぐための対応を整備して、チャージバックリスクを抑えようとしている姿勢をSTORES側に示すなどしておくと、プラスに作用する可能性があります。
過去の取引でチャージバック率が高い
加盟店審査に落ちる理由の8つ目は、過去の取引でチャージバックが多く発生していることです。
過去に別の決済代行サービスなどを導入していた場合、これまでのチャージバック率も加味して審査が行われる可能性があります。

これまでチャージバックが多く発生していた場合は、その原因を分析し、顧客に商品の提供体制やサービス内容をわかりやすく伝えられるよう体制を整えてから申し込みを行えば、審査を通過できるかもしれません。
また、審査に通ったとしても、その後のチャージバック率が高いと加盟店契約を解除されることがあるため、通過後も真摯にサービス提供を行いましょう。
STORES決済の審査の流れと期間
次にSTORES決済の審査の流れと、決済手段ごとの審査期間をそれぞれ解説します。これから加盟店審査に申し込む人は、どのような流れで進んでいくのか参考にしてみてください。
STORES決済では、次の4つに審査が分かれており、その期間は次の通りです。
STORES決済の審査の流れと期間
- クレジットカード一次審査:最短翌2営業日
- クレジットカード二次審査:最短翌5営業日
- 電子マネー審査:最短翌10営業日
- QRコード審査:最短翌22営業日
それぞれ順番に見ていきましょう。
クレジットカード一次審査:最短翌2営業日

画像引用元:STORES決済
STORES(ストアーズ)決済の加盟店審査に申し込みをすると、まずはクレジットカード一次審査が行われます。
一次審査を通過すると、VisaとMasterCardのクレジットカード決済が受け付けられるようになります。
審査期間は申し込み日から最短翌2営業日です。土日祝日を除く平日が営業日となるので、審査結果が通知される日の目安として知っておきましょう。
一次審査に通過すれば、STORES決済の対面決済と、電子請求書によるオンライン決済が行えるSTORES請求書決済が利用可能になります。
クレジットカード二次審査:最短翌5営業日

画像引用元:STORES決済
クレジットカード決済の一次審査に通過後、二次審査の対象外業種以外は、クレジットカード決済の二次審査へ進みます。
審査に通過すると、JCB、American Express、Diners Club、DISCOVERによるクレジットカード決済も受け付けられるようになります。
なお、クレジットカード決済二次審査の対象外業種は次の通りです。
STORES決済のクレジットカード決済二次審査の対象外業種
- 電力・水道・ガス・公共料金(その他)
- 電話利用(通話)
- インターネット接続サービス
クレジットカード決済二次審査の審査期間は、一次審査通過日から最短翌5営業日です。
各審査機関で基準が異なるため、一次審査に通過しても二次審査で落ちてしまう可能性があります。

電子マネー審査:最短翌10営業日

画像引用元:STORES決済
クレジットカード決済の一次審査通過後、電子マネー取り扱い審査が開始されます。
審査に通過すると、交通系電子マネーとQUICPay、iDによる決済が受け付けられるようになります。
審査期間は、クレジットカード決済一次審査通過後から最短翌10営業日です。

そして、STORES決済の電子マネー決済には、対象外となる環境と業種が設定されています。
STORES決済では、完全無人レジとして利用する場合は、電子マネー決済を利用することはできません。そのため、キャッシュレス決済専用の無人店舗などを運営する人は注意しましょう。
STORES決済における電子マネー決済対象外業種は次の通りです。
STORES決済の電子マネー決済対象外業種
- 質屋
- 鑑定
- 寄付
- ゲームセンター
- 科学的根拠が乏しい効能や成功結果を標榜している商品・サービス(占い、スピリチュアル、お布施など)
これらの対象外環境や業種に該当する場合は電子マネー決済を導入できない点にも注意が必要です。
QRコード審査:最短翌22営業日

画像引用元:STORES決済
クレジットカード決済の一次または二次審査を通過すると、ブランドごとにQRコード決済の審査が行われます。
PayPayや楽天ペイ、d払い、SmartCodeは、クレジットカード決済二次審査通過後にそれぞれ審査が行われます。
審査に通過したブランドから決済の受け付けが可能です。
WeChat Payについては、クレジットカード決済一次審査通過後、WebブラウザからSTORES決済のホーム画面にログインし、審査規約に同意すると、審査が行われます。

また、WeChat Payでは取り扱いを禁止する取引をWebサイト上に掲載しています。禁止取引に該当するものはSTORES決済でWeChat Payの決済を受け付けることができないため、あらかじめ確認しておきましょう。
ブランドごとの審査期間は次の通りです。
STORES決済のQRコード決済の審査期間
- PayPay:審査開始から最短翌20営業日
- 楽天ペイ:審査開始から最短翌22営業日
- d払い:審査開始から最短翌22営業日
- SmartCode:審査開始から最短翌15営業日
- WeChat Pay:審査規約への同意後、1~2ヶ月
なお、前項で解説したクレジットカード決済二次審対象外業種については、PayPayや楽天ペイ、d払い、SmartCodeによるQRコード決済の利用もできません。
こちらも併せて確認しておきましょう。
STORES決済の審査期間は長い?他の決済代行サービスと日数を比較
ここからはSTORES決済の審査期間は他の決済代行サービスと比較して長いのか、一覧で見ていきましょう。
STORES決済の審査期間は長い?他の決済代行サービスと日数を比較
クレジットカード決済 | 電子マネー決済 | QRコード決済 | |
STORES決済![]() | 最短翌2営業日 | 最短翌10営業日 | 最短翌15営業日~22営業日 (WeChat Payは1~2ヶ月) |
Square | 最短当日~15日 | 4~9日 | 30日以内 |
stera pack | 2週間~2ヶ月 | 2週間~2ヶ月 | 3ヶ月以上要する場合有 |
PAYGATE | 1ヶ月程度 | 1ヶ月程度 | 2ヶ月程度 |
楽天ペイ | 最短3日~2週間程度 | 最短3日~2週間程度 | 2週間~6週間程度 |
Airペイ | 13日程度 | 13日程度 | 13営業日~30営業日程度 |
PayCAS Mobile | 2~5週間 | 2~5週間 | 2週間~5週間 |
このように見てみると、STORES決済の審査期間が他のサービスより極端に長いことはなく、むしろ早いくらいです。
導入までの期間が短いとされるSquare(スクエア)と近い日数で審査が完了します。
審査期間が短い決済代行サービスを探している人にもSTORES決済は適していると言えるでしょう。
STORES決済の審査の必要書類
本章では、STORES決済の審査に必要な書類を解説します。
STORES決済の加盟店審査に申し込む際、必要な書類・情報は次の通りです。
STORES決済の加盟店審査に必要な書類・情報
- 契約者情報または法人情報
- 事業内容がわかる資料
- 業種ごとに定められた許可証など
- 売上金振込先の口座情報
このうち、事業内容がわかる資料については「開業前」か「開業済み」かによって必要な資料が異なるため、それぞれ解説します。
具体的にどのような書類が必要なのか知りたい人は参考にしてみてください。
開業前の場合
開業前の場合、STORES決済の加盟店審査申し込み時に提出を求められる「事業内容がわかる資料」は次の通りです。
店舗ホームページ有 | 店舗ホームページ無 | |
店舗あり | 店舗名、店舗住所、電話番号、取り扱い商品やサービスの内容・価格がわかるホームページのURL (SNSアカウントや食べログ、ホットペッパービューティーなどでも可) | ■店舗が完成していない場合 ・店舗名、店舗住所、電話番号が確認できる資料(チラシや名刺、求人広告など) ・取り扱い商品やサービスの内容・価格がわかる資料(メニュー表など) ■店舗が完成している場合 ・店舗名、外観、内装が確認できる写真 ・店舗名、住所などが確認できるチラシや名刺の画像データ ・取り扱い商品やサービスの内容・価格がわかる資料(メニュー表など) |
店舗なし (イベント出店や訪問販売など) | ■イベント利用の場合 ・出店予定のイベント情報がわかるチラシやホームページのURLなど ・取り扱い商品やサービスの内容・価格がわかる資料(メニュー表など) ・集客方法の詳細(集客から決済までの流れを説明する文章のPDFファイルや画像など) ■訪問販売、間借り営業、スペースシェアなどの場合 ・拠点となる住所(会社住所、代表者住所)が確認できるチラシや名刺などの画像データ ・取り扱い商品やサービスの内容・価格がわかる資料(メニュー表など) ・集客方法の詳細(集客から決済までの流れを説明する文章のPDFファイルや画像など) |
「自分の店舗がある場合」と「間借りやイベント出店など店舗がない場合」とで必要となる資料が異なるため、自店が該当する区分をよく確認してから申し込みを行うようにしましょう。
開業済みの場合
既に店舗を開業している場合、STORES決済の加盟店審査申し込み時に提出を求められる、「事業内容がわかる資料」は次の通りです。
店舗ホームページ有 | 店舗ホームページ無 | |
店舗あり | 店舗名、店舗住所、電話番号、取り扱い商品やサービスの内容・価格がわかるホームページのURL (SNSアカウントや食べログ、ホットペッパービューティーなどでも可) | ・店舗名、外観、内装が確認できる写真 ・店舗名、住所などが確認できるチラシや名刺の画像データ ・取り扱い商品やサービスの内容・価格がわかる資料(メニュー表など) |
店舗なし (イベント出店や訪問販売など) | ■イベント利用の場合 ・出店予定のイベント情報がわかるチラシやホームページのURLなど ・取り扱い商品やサービスの内容・価格がわかる資料(メニュー表など) ・イベントで実際に販売している様子やブースの写真など(あれば提出) ■訪問販売、間借り営業、スペースシェアなどの場合 ・拠点となる住所(会社住所、代表者住所)が確認できるチラシや名刺などの画像データ ・取り扱い商品やサービスの内容・価格がわかる資料(メニュー表など) |
必要な資料は開業前の場合と大きくは変わりません。
自店が該当する区分を確認の上、適切に書類提出を行いましょう。
STORES決済の加盟店審査に関する注意点
本章では、STORES決済の加盟店審査に関する注意点を3つ解説します。
STORES(ストアーズ)決済と加盟店契約を行う前に、注意点をよく確認しておきましょう。
STORES決済の加盟店審査に関する注意点
- 加盟店審査に落ちたら再審査はできない
- 事業者名や連絡先が変わった場合は再審査が必要
- 決済ブランドごとに規定が異なる点に注意
それぞれ順番に見ていきましょう。
加盟店審査に落ちたら再審査はできない
加盟店審査に落ちてしまうと、再審査を受けることができません。
そのため、審査に落ちてしまった決済ブランドについては、店舗で決済を受け付けられなくなります。
なお、審査についてはSTORES決済の運営会社ではなく、クレジットカード会社や決済代行会社が実施しています。
審査の基準や審査に落ちた理由についてはSTORESに問い合わせても答えてもらえないため、注意しましょう。
事業者名や連絡先が変わった場合は再審査が必要
STORES決済に登録された事業者名や連絡先が変わった場合、再度審査を受け直す必要があります。
STORES決済のWeb管理画面や、クレジットカード決済利用申請フォームに登録された事業者の名称や連絡先などの項目に変更があった場合に再審査が必要です。
再審査は、STORES決済のWeb管理画面にログインし、ダッシュボードから手続きを行います。

決済ブランドごとに規定が異なる点に注意
決済ブランドごとに対象外となる業種や環境、規約が異なるため、該当する場合注意が必要です。
前段で紹介したように、クレジットカード決済と電子マネー決済にはそれぞれ対象外となる環境や業種が設定されています。
QRコード決済においても、WeChat PayはWebサイト上で禁止となる取引を掲載しており、決済手段・ブランドごとにルールが異なります。

また、ネットショップやモバイルオーダーなどの関連サービスにおいてもSTORES決済と一部規約が異なる点に注意しましょう。
STORES決済の審査に関するよくある質問
STORES決済の加盟店審査に関するよくある質問と、その回答を5つ紹介します。
多くの人が感じるであろう内容を中心に取り上げますので、同様の疑問を持っている人は参考にしてみてください。
STORES決済の審査状況の確認方法は?
STORES決済の審査状況を確認したい場合、STORES決済にログインし、ホーム画面上の「ご利用可能な決済ブランド」から確認可能です。
「【審査中】」と表示されれば、審査を行っている途中のため、審査完了を待ちましょう。
「【利用可能】」と表示されていれば、審査に通過しているため、そのブランドの決済を受け付けられます。
「【利用不可】」と表示されたら、審査に落ちているため、その店舗ではSTORES決済による決済を受け付けることはできません。
「【確認事項有り】」と表示されている場合、メールで追加書類の依頼や不備のあった情報の確認が入っているため、メール内容の確認を行ってください。メールが届いていない場合は、サポートへ連絡してみましょう。
「【対象外業種】」と表示されているのであれば、その決済ブランドの対象外業種と判断されています。
審査を申し込むことができないため、他の決済代行サービスの利用を検討するか、その決済手段については現金対応を行うなど考えてみてください。
クレジットカード決済利用申請がエラーになったときの対処法は?
STORES決済でクレジットカード決済利用申請がエラーになった場合、申請内容の修正が必要です。
主な不備の原因を以下にまとめました。
STORES決済のクレジットカード決済利用申請がエラーになる主な不備の原因
- 英数字を半角で入力していない
- ふりがなを全角で入力していない
- 本人確認書類に不備がある
これ以外に英語のエラーメッセージが表示されることがあります。各メッセージの内容とその対処法は公式サイトをご確認ください。
また、申請内容の修正を行う際の手順は次の通りです。
まずはSTORES決済の管理画面へログイン後、画面上部の「設定」から「クレジットカード決済利用申請」をクリックします。
不備の内容を修正したら、「登録」をクリックして完了です。

クレジットカード一次審査とクレジットカード二次審査の違いは?
クレジットカード一次審査と二次審査の違いは、対象となるクレジットカードブランドです。
一次審査ではVisa・Mastercardの利用審査が行われ、二次審査ではJCB、American Express、Diners Club、DISCOVERの審査が実施されます。

画像引用元:STORES決済

画像引用元:STORES決済
一次審査通過後に二次審査が行われるため、JCBなどの決済を受け付けられるようになるまで一定期間を要する点に注意しましょう。
STORES決済の審査に落ちたときの対処法は?
STORES決済の審査に落ちたときの対処法は主に2つです。
1つ目は、審査に通ったキャッシュレス決済ブランドのみで店舗運営を行う方法です。

ただし、決済ニーズに対応できない顧客も出てきてしまうことも理解しておきましょう。
2つ目は、加盟店審査に通りやすいとされている決済代行サービスに切り替える方法です。
Squareなどの比較的加盟店審査に通りやすいとされている決済代行サービスを新たに申し込み、各決済ブランドを導入すれば、より多くの顧客の決済ニーズに対応できます。
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Squareの審査は難しい?落ちた原因は?ブラックリストがある?【期間や流れも解説】
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自店でキャッシュレス決済を行いたい顧客がどのブランドを主に利用しているか、事前に把握しておくと、どちらの方法がよいか判断しやすくなるでしょう。
無形商品を取り扱っているとSTORES決済の審査に落ちる?
STORES決済では、無形商品を扱っていることだけを理由に加盟店審査に落ちることはありません。
画像や動画、PDFデータなどの無形商品の取り扱いも可能です。
ただし、STORES決済の取扱禁止商品に該当するものを扱う場合は、審査に落ちる可能性があります。

STORES決済の審査や審査期間に関する口コミ・体験談【落ちた人必見】
実際にSTORES決済を利用したことのある人から寄せられた、加盟店審査や審査期間に関する口コミ・体験談を紹介します。
実際に経験した人の口コミをご覧いただき、具体的に加盟店審査の流れなどをイメージしてみてください。
なお、本章で紹介する口コミは全て当サイトが独自に調査を行ったオリジナルのものです。

審査は、申し込みフォームもシンプルで見やすく、使いやすかった印象です。審査は、私の場合はクレジットで2週間程度、その他交通系等でさらに2週間程度かかったかと思いますが、一般的な期間だと思うので特に不満はないです。
口コミ投稿者:なぎさんさん / 26歳女性 / 東京都
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:飲食・フード / 役職:経営者・役員
導入サービス:STORES決済 / 2025年1月に導入開始 / 総合評価:4.0/5.0

私ではなく、会社のスタッフが申し込んでくれて、私も見守りましたが、とてもスムーズに進んでおりました。審査の期間も思っていたより短く感じました。元々余裕を持って申し込んでいるので全く困りませんでした。
口コミ投稿者:aokoeomoioさん / 47歳女性 / 東京都
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:美容・理容 / 役職:会社員
導入サービス:STORES決済 / 2022年5月に導入開始 / 総合評価:5.0/5.0

申込みから審査結果までの連絡が早く、全体的にスムーズでした。私の場合は特に追加書類もなく、負担感はほぼありませんでした。
口コミ投稿者:semimaruさん / 51歳男性 / 東京都
業種:サービス業 / 職種:経営・管理・人事 / 役職:自営業・個人事業主
導入サービス:STORES決済 / 2022年2月に導入開始 / 総合評価:4.0/5.0

申し込みから利用開始までは開業に合わせての導入でしたので特に不満もなく、スムーズに導入することができましので特に問題なしの評価とします。
口コミ投稿者:てりーーさん / 37歳男性 / 東京都
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:経営・管理・人事 / 役職:自営業・個人事業主
店舗数:1店舗 / 従業員数:2〜4人 / 平均客単価:5,000〜9,999円 / 1日のキャッシュレス決済件数:5〜9件 / 年間売上:1,000万〜2,000万円 / 年間キャッシュレス決済額:500万〜1,000万円
導入サービス:STORES決済 / 2022年4月に導入開始 / 総合評価:1.5/5.0

審査は、とても速いと思います。審査が難しいと聞いた事がありません。これからお店を開業、会社を起業する方でも、使いやすいと思います。
口コミ投稿者:suzukinmanさん / 40歳女性 / 東京都
業種:サービス業 / 職種:美容・理容 / 役職:経営者・役員
導入サービス:STORES決済 / 2021年10月に導入開始 / 総合評価:5.0/5.0

審査のプロセスはわかりませんが、速度は早かったです。提出書類も必要であるだろうものばかりでしたので、特段大変ではありませんでした。
口コミ投稿者:タナカさん / 36歳女性 / 大阪府
業種:サービス業 / 職種:販売・接客・サービス・モニター / 役職:自営業・個人事業主
導入サービス:STORES決済 / 2021年6月に導入開始 / 総合評価:4.0/5.0

クレジットカードの種類や、決済の種類ごとの項目でそれぞれ審査がありました。私の場合2週間以上審査にかかった項目もありましたが、私の店舗でお客様が使用する決済方法に関しては何も問題ありませんでした。
口コミ投稿者:asamiyさん / 38歳女性 / 山形県
業種:サービス業 / 職種:美容・理容 / 役職:自営業・個人事業主
導入サービス:STORES決済 / 2020年3月に導入開始 / 総合評価:5.0/5.0

導入したのが6年前なので、あまり覚えていません。審査のプロセスや対応速度に関しては、気にならない程度のことだったと思いますので、悪くなかったかと。
口コミ投稿者:Katuさん / 59歳男性 / 東京都
業種:サービス業 / 職種:医療・看護 / 役職:自営業・個人事業主
導入サービス:STORES決済 / 2019年8月に導入開始 / 総合評価:3.5/5.0

私1人のサロンですが、審査も問題なく通り、対応速度も問題ないと思います。ですが、今のご時世だと審査が難しくなってきていると聞いたので、通ったら便利に使えると思います。
口コミ投稿者:Makiさん / 43歳女性 / 東京都
業種:サービス業 / 職種:美容・理容 / 役職:自営業・個人事業主
導入サービス:STORESレジ / 2017年12月に導入開始 / 総合評価:4.0/5.0
今回調査を行った中で、STORES決済の審査期間が長いという口コミや、審査が厳しいといった声はありませんでした。
「申し込みフォームはシンプルで見やすく、審査期間はクレジットカードで2週間、交通系電子マネーなどでさらに2週間程度かかったが、一般的な期間だと思う」という意見をいただきました。
他にも「申し込みから審査結果までの連絡が速く、全体的にスムーズだった」といった声も寄せられています。

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STORES決済の評判・口コミ(117件)【特徴や決済方法ごとの手数料も解説】
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STORES決済の審査に落ちた人におすすめのキャッシュレス決済サービス
最後にSTORES決済の審査に落ちた人におすすめのキャッシュレス決済サービスを3つ紹介します。
STORES決済の審査に落ちた人におすすめのキャッシュレス決済サービス
それでは順番に解説していきます。
Square
1つ目は、Squareです。
Squareは初期費用・月額利用料・入金手数料が無料で使えて、最短当日に加盟店審査が完了します。
加盟店審査も他サービスと比較して比較的通りやすいとされているため、STORES決済の審査に落ちてしまった人でも、利用できる可能性があります。
PAYGATE
2つ目は、PAYGATEです。
PAYGATEではポータブル型の決済端末が利用できるため、キッチンカーやイベントへの出店時に重宝するでしょう。
決済端末が無料で手に入るキャンペーンも実施されているので、コストを抑えて導入したい人はお早めにお申し込みください。
Airペイ
3つ目は、Airペイです。
Airペイも初期費用・月額利用料・入金手数料が無料で利用できるサービスで、カードリーダー型決済端末が無料で導入できるキャンペーンも行われています。

画像引用元:Airペイ(エアペイ)
利用にはiPadまたはiPhoneが必要ですが、固定費も導入費用も抑えてキャッシュレス決済に対応したい人におすすめです。
まとめ:STORES決済の加盟店審査に落ちた理由まとめ【クレジットカードで落ちる?】
今回はSTORES決済の加盟店審査に落ちてしまう理由と、加盟店審査の流れを解説した上で、他におすすめできる決済代行サービスを紹介しました。
STORES決済は公式サイトに2025年10月時点で導入者数が80,000社を超え、関連サービスにPOSレジシステムもあることから、業界でも存在感が高まっています。
また、多くの決済ブランドに対応しており、審査期間も比較的短いですが、書類不備や規約に違反する商品を取り扱っていると、審査に落ちてしまう可能性があります。

これから審査申し込みを行う人は、本記事で解説したことを踏まえて準備を行い、公式サイトから加盟店審査へ進んでみてください。
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