Airレジ(エアレジ)

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の導入費用【使い方や対象補助金も解説】

更新日 :

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の特徴や導入費用は?使い方や対象補助金も知りたい!

本記事ではこんな悩みを解決します。

飲食店や小売店などでPOSレジによるセルフ会計を実現するために、Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の導入を検討している方も多いでしょう。

ただ、Airレジのセルフレジ・自動釣銭機について情報収集をおろそかにすると、導入に失敗して後悔するリスクが高まります。

そこで本記事ではAirレジのセルフレジ・自動釣銭機の特徴や導入費用、使い方、対象補助金などについて解説します。

目次

根拠と評価基準(タップで開く)
編集・検証・監修:StorePro編集部(最終更新:2025年10月8日) 編集ポリシー 口コミ掲載ポリシー プライバシーポリシー

POSレジサービスの掲載口コミ・体験談について

  • 収集対象:日本全国の実店舗運営経験者(飲食・美容・サロン・小売 等)
  • 収集方法:インターネット調査/StorePro編集部が独自収集
  • 収集期間:2025年02月〜2025年10月の回答を基に掲載(継続収集中)
  • 編集方針:中立性・公平性を担保し、デメリットを含む内容も掲載
  • 除外基準:重複・自社関係者・不明確な回答は不採用
  • 評点:「口コミ評価」は全口コミの総合評価の平均値(5.0点満点)

収集方法・掲載基準・回答者属性の詳細は 口コミ掲載ポリシー・回答者属性 を参照。


POSレジサービスの総合評価について

  • 評価軸:費用(初期・月額・決済・入金の最低価格)、決済ブランド数、IT補助金対応、対応業種数、機能種類数、アプリストア評点、当サイト口コミ評点 等の計15項目
  • 採点:各項目を1.0〜5.0(0.5刻み)でスコア化し重み付け
  • 集計:幾何平均により総合スコアを算出し、相対評価を小数第2位まで表示
  • 注記:本評価は目安であり、サービス品質を保証するものではない
  • 最終更新日:2025/09/01

編集・監修体制

StorePro編集部は、実店舗運営経験者や決済・POS事業での実務経験者を含むチームで構成。一次情報(アンケート・事業者ヒアリング・各種一次資料)を基に、編集ポリシーと掲載ポリシーに沿って検証・更新を行います。

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の特徴

セルフ会計の環境を整える必要性を検討するにあたって、まずはAirレジのセルフレジ・自動釣銭機の特徴を知ることが先決です。

早速、Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の特徴について解説します。

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の特徴

  • カラーディスプレイを搭載
  • トラブル発生時も画面の説明で復旧可能
  • 自由にレイアウトを変更可能

それでは順番に解説していきます。

カラーディスプレイを搭載

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の特徴1

画像引用元:Airレジ

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の特徴の1つ目はカラーディスプレイを搭載していることです。

4.3インチのカラーディスプレイとなっており、残高確認を含むさまざまな情報をリアルタイムで分かりやすく把握できます。

たとえば、1万円札や5千円札、千円札の枚数などが青色のゲージで表示される仕組みです。

カラーをうまく活かしたディスプレイ表示によって残高が一目で分かるので、スタッフも安心してセルフ会計の運用を行えるでしょう。

>> Airレジ(エアレジ)の公式サイトを確認する

トラブル発生時も画面の説明で復旧可能

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の特徴2

画像引用元:Airレジ

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の特徴の2つ目はトラブル発生時も画面の説明で復旧可能であることです。

セルフレジ・自動釣銭機でトラブルが起きたときは、エラー解除の方法が画面上にアニメーションで分かりやすく説明されます。

たとえば、「収納庫異常」「硬貨異常あり」などのエラー表示とともに、「硬貨、ごみを取り除いてください」「硬貨部を元に戻してください」などの対応が表示されます。

トラブル発生時に対応すべきことを迅速に把握できるため、エラーをスムーズに解消してスピーディにシステムを復旧しやすいです。

自由にレイアウトを変更可能

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の特徴3

画像引用元:Airレジ

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の特徴の3つ目は自由にレイアウトを変更可能であることです。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機は、硬貨釣銭機(RT-N300:260W×540D×130H)・紙幣釣銭機(RAD-N300:220W×540D×130H)で構成されています。

それぞれが独立したユニットとなっているのが特徴で左右を置き換えることも可能です。

使用環境に応じたレイアウトに調整することで、スタッフと来店者が使いやすいセルフレジを実現できるでしょう。

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Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の導入費用

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の導入にあたって気になる要素として導入費用が挙げられます。

セルフ会計の環境を実現できたとしても、導入費用が高ければ経営の負担が増えるかもしれません。

ここでは、Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の導入費用について解説します。

自動釣銭機の機器代金・設置費用

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するときの費用として、自動釣銭機の機器代金・設置費用が挙げられます。

ただ、自動釣銭機の機器代金・設置費用の具体的な金額について公式ホームページでは公開されていません。

導入の相談時に共有してもらえる流れとなっており、現状は身近に導入した方がいない限り最新価格について事前に把握しづらいです。

自動釣銭機の機器代金・設置費用の詳細についてはAirレジのオンライン導入相談でご確認ください。

>> Airレジのオンライン導入相談はこちら

Airレジの初期費用・月額費用・サポート費用

セルフレジ・自動釣銭機の導入費用に関して、Airレジの初期費用・月額費用・サポート費用は0円です。

Airレジの初期費用・月額費用・サポート料・機能利用料はすべて無料

画像引用元:Airレジ

つまり、基本的には機器代金と設置費用の支払いだけでセルフ会計の環境を実現できるということです。

なお、機器故障などのトラブルに備えて安心して利用できるようにするために、保守サポートオプションを利用する場合は、別途保守料金の支払いが必要になります。

保守サポートオプションの料金については自動釣銭機メーカーであるグローリー株式会社に問い合わせが必要です。

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Airレジ(エアレジ)の自動釣銭機は補助金の対象?

Airレジの自動釣銭機は補助金の対象であり、有力候補として中小企業省力化投資補助金と業務改善助成金などの活用を検討可能です。

中小企業省力化投資補助金は、中小企業の省力化や生産性向上に役立つ設備投資を支援する補助金であり、カタログ掲載機に限りAirレジの自動釣銭機の導入に活用できる可能性があります。

業務改善助成金は、中小企業が業務を効率化・改善するための設備投資、システム導入に対して支給される補助金であり、賃上げを前提にAirレジの自動釣銭機の導入に活用できる可能性があります。

IT導入補助金はレジ・券売機が支給対象であっても、自動釣銭機のみなど周辺機器単体については原則として対象外になりやすいようです。

活用できる補助金の詳細についてはAirレジのオンライン導入相談でご確認ください。

>> Airレジのオンライン導入相談はこちら

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するメリット

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を活用すべきか判断に迷う方もいるでしょう。

導入時の効果を検討するうえでメリットを知ることも重要です。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するメリットについて解説します。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するメリット

  • 現金の受け渡しが自動化され、違算・渡し間違いを削減できる
  • 操作履歴の記録で内部不正の抑止・セキュリティ向上につながる
  • 現金授受の接触を減らせるため、非接触で衛生的
  • つり銭機内の金種残量が分かる・不足・満杯のアラート機能あり
  • 返金・伝票削除時の現金払い出しも自動処理される
  • 新人でも運用しやすく、教育コストを抑えやすい

それでは順番に解説していきます。

現金の受け渡しが自動化され、違算・渡し間違いを削減できる

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するメリットの1つ目は、現金の受け渡しが自動化され、違算・渡し間違いを削減できることです。

レジでの業務は、来店者の数が多いとスタッフに焦りが生じて、ミスが生じやすくなります。

スタッフの経験が浅いと会計における過不足の発生リスクも高まりやすいです。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機でセルフ会計ができるようになれば、ヒューマンエラーを削減しやすくなり、スタッフも会計以外の業務に安心して取り組めるでしょう。

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操作履歴の記録で内部不正の抑止・セキュリティ向上につながる

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するメリットの2つ目は、操作履歴の記録で内部不正の抑止・セキュリティ向上につながることです。

セルフレジ・自動釣銭機は店舗の関係者が管理することになりますが、お金に目がくらんで悪事を働く人物が現れないとも限りません。

その点、Airレジのセルフレジ・自動釣銭機は、現金収納庫の開閉など機器の細かい操作状況の履歴を残すことが可能です。

関係者の間で操作状況の履歴を視認できるため、お金を盗まれるリスクを減らせるでしょう。

現金授受の接触を減らせるため、非接触で衛生的

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するメリットの3つ目は、現金授受の接触を減らせるため、非接触で衛生的であることです。

一般的に店舗や施設での会計処理は、スタッフと利用者の間で現金授受の接触が発生してしまいます。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入すれば、利用者だけで現金の支払いや釣銭の回収が完結し、直接的な接触は発生しません。

対面での会話も発生しないため、ウイルスの流行時期に空気感染のリスクを減らせるのも安心です。

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つり銭機内の金種残量が分かる・不足・満杯のアラート機能あり

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するメリットの4つ目は、つり銭機内の金種残量が分かる・不足・満杯のアラート機能があることです。

「注文入力」画面に表示される「つり銭準備金」の状況アイコンから自動釣銭機内の金種ごとの枚数を確認できます。

適量ではない金種の横には「不足」「まもなく不足」「まもなく満杯」「満杯」のうちいずれかのメッセージが表示される仕組みです。

「入金もしくは両替してください」といった対応についても表示されるので、会計トラブルを事前に回避できます。

返金・伝票削除時の現金払い出しも自動処理される

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するメリットの5つ目は、返金・伝票削除時の現金払い出しも自動処理されることです。

現金での返金をするときに返金額が自動釣銭機から払い出されます。

現金の伝票を削除するときも削除伝票の会計金額が自動釣銭機から払い出される仕組みです。

返品機能や伝票の削除、訂正方法についてもホームページでまとめられているので、処理に不明点がある方はご確認ください。

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新人でも運用しやすく、教育コストを抑えやすい

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するメリットの6つ目は、新人でも運用しやすく、教育コストを抑えやすいことです。

店舗や施設で新人を雇用した場合、基本的にはレジ業務の流れを教える必要があります。

一度で覚えられないケースも珍しくはなく、一人でレジ業務をミスなく行えるようになるまでは経験者のサポートが不可欠です。

その点、Airレジの自動釣銭機でセルフレジの環境を整えれば、現金の計算や受け渡しなどが自動で行われるため、レジ業務の教育コストを大幅に削減できます。

現金を数えるのに不慣れな新人でも運用しやすく業務時間も短縮しやすいです。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するデメリット

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機にはさまざまなメリットがありますが、デメリットがあることも見落としてはなりません。

メリット・デメリットを天秤にかけて導入を検討しましょう。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するデメリットについて解説します。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するデメリット

  • 初期費用(本体+設置)と保守費用が発生する
  • Airペイと併用するにはプリンターが2台必要
  • 中古・並行品はサポート対象外

それでは順番に解説していきます。

初期費用(本体+設置)と保守費用が発生する

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するデメリットの1つ目は、初期費用(本体+設置)と保守費用が発生することです。

Airレジのセルフレジは初期費用(本体+設置)と保守費用が発生する

画像引用元:Airレジ

まとまった金額として機器代金と設置費用を確保しておかなければなりません。

加えて保守費用を支払わなければ機器故障などのトラブルに対応できないという実情もあります。

資金に余裕がない店舗、施設が安易に導入すると、一時的に経営の負担が増える恐れがあります。

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Airペイと併用するにはプリンターが2台必要

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するデメリットの2つ目は、Airペイと併用するにはレシートプリンターが2台必要であることです。

Airペイとは、クレジット決済や電子マネー決済、QR決済などをiPadあるいはiPhoneとカードリーダー1台で行える決済サービスとして知られています。

AirレジとAirペイを連携して利用する場合、レシートプリンター「CT-S257 L(Airペイ非対応)」を有線で接続して、別途Airペイ対応のレシートプリンターをBluetooth接続して利用しなければなりません。

レシートプリンター

画像引用元:Airレジ

Airレジのレシートプリンター

画像引用元:Airレジ

レシートプリンターの数が多いと配線・運用が複雑化しやすくなり、完全に無線だけで導入できない点に不便を感じる方もいるでしょう。

中古・並行品はサポート対象外

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するデメリットの3つ目は、中古・並行品はサポート対象外であることです。

基本的にAirレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入するには、リクルート経由で機器を購入する必要があります。

公式サイトによるとリクルート経由以外で機器を購入した場合はサポートを受けられません

一般的に中古品や並行品は安価で入手しやすい傾向にありますが、サポートを受けられなければ不便な思いをしたりストレスを感じたりする恐れがあります。

中古品や並行品によるコスト削減を検討しづらい点は、資金に余裕がない店舗や施設において導入の足枷となるでしょう。

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Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機を導入する際の注意点

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入して後悔しないようにするには注意点も把握しておく必要があります。

デメリットに加えて1つでも多くの注意点を把握することで、導入の失敗リスクを大幅に減らせるでしょう。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入する際の注意点について解説します。

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機を導入する際の注意点

  • 起動直後は接続準備に時間がかかるためエラーの可能性あり
  • 自動釣銭機はiPad/iPhoneと無線接続できない
  • モバイルオーダー(セルフオーダー)は“注文のセルフ化”であり精算は別

それでは順番に解説していきます。

起動直後は接続準備に時間がかかるためエラーの可能性あり

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入する際の注意点の1つ目は、起動直後は接続準備に時間がかかるためエラーの可能性があることです。

Airレジアプリを起動直後、あるいはレシートプリンターの電源を入れた直後は、機器の接続準備に1分程度の時間を要します。

接続準備中に会計や入出金などの操作をするとエラーが発生する恐れがあるとのことです。

接続準備に時間を要するといっても長時間待たなければならないわけではありません。

短時間の待機にストレスを感じる方はいるかもしれませんが、過度な不満につながることはないでしょう。

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自動釣銭機はiPad/iPhoneと無線接続できない

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入する際の注意点の2つ目は、自動釣銭機はiPad/iPhoneと無線接続できないことです。

自動釣銭機を利用するには、iPadあるいはiPhoneをプリンターを介して有線接続しなければなりません。

配線を可能な限り少なくしたい方にとってはストレスが生じる恐れもあります。

なお、有線接続を前提とする関係で自動釣銭機と卓上QRコードリーダーを同時に利用することは不可能です。

変換ケーブルなどで機器を併用して利用することもできません。

QRコード決済で卓上QRコードリーダーの利用を検討している方は注意が必要です。

モバイルオーダー(セルフオーダー)は“注文のセルフ化”であり精算は別

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機を導入する際の注意点の3つ目は、モバイルオーダー(セルフオーダー)は注文のセルフ化であり、精算は別であることです。

セルフ会計と似た仕組みにモバイルオーダー、セルフオーダーという仕組みがあります。

モバイルオーダーは来店者が席からいつでもスマートフォンで簡単に注文できる機能です。

来店者は画面からおすすめのメニュー、写真、説明文、売り切れ表示などを確認できます。来店者は注文の際にスタッフが来るのを待たなくて済み、スタッフもホールとキッチンを往復する必要がありません。

ただ、セルフレジ・自動釣銭機はオーダーのセルフ化ではなく会計のセルフ化を実現する機器です。

セルフレジ・自動釣銭機を導入しただけでは、モバイルオーダーの環境まで整備できるわけではありません

精算だけでなく注文の効率を高めたい方は、モバイルオーダーの導入についてもAirレジの運営元に問い合わせが必要です。

>> Airレジ(エアレジ)の公式サイトを確認する

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の使い方

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機をうまく運用できるか不安な方もいるでしょう。

運用に失敗して後悔しないようにするためには、導入検討段階で使い方を把握しておくことも重要です。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の使い方として、初期設定や注文・会計方法、入出金方法について解説します。

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の使い方

  • 初期設定
  • 注文・会計方法
  • 入出金方法

それでは順番に解説していきます。

初期設定

Airレジの自動釣銭機を利用するには、前述した通りiPadあるいはiPhoneをプリンターを介して有線接続する必要があります。

初期設定については、自動釣銭機およびプリンターを店舗に納品する際にグローリー株式会社に行ってもらう流れです。

なお、自動釣銭機とAirペイを併用する場合は、前述した通り自動釣銭機の利用に必要となる「CT-S257 LT」を有線接続したうえで、Airペイ対応のレシートプリンターをBluetooth接続する必要もあります。

参考にAirペイ対応のセイコーインスツル製レシートプリンター「RP-F10シリーズ」とキャッシュドロア「DRW-A01」を接続する場合の初期設定は下記の通りです。

初期設定の方法

  1. 付属のケーブルでプリンターとドロアを接続する
  2. iPadとプリンターを接続する
  3. プリンターの電源ボタンを7秒以上長押してペアリングモードにする
  4. LEDが点滅するのを確認する
  5. LEDが点滅中にiPadの「設定」アプリを開いてBluetoothをオンにする
  6. デバイス欄から「RP-F10」を選択する
  7. 右端に「接続済み」と表示されることを確認する
  8. Airレジアプリを起動して「設定」、「レジ・プリンター」の順に押す
  9. 「プリンター利用」を有効にして「プリンター」から「セイコーインスツルRP-F10」を選択する
  10. 使用する「レシート紙幅」を選択する
  11. 画面右下の「保存する」を押して設定を保存する

プリンターと正しく接続されていない場合はホーム画面左上のアイコンに赤いマークが表示されます。

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注文・会計方法

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の注文・会計方法は下記の通りです。

注文・会計方法

  1. 「注文入力」画面で注文を入力する
  2. 「支払いへ進む」ボタンを押す
  3. 「お支払い」が表示されるのを確認する
  4. 預かり金額を自動釣銭機に投入する
  5. 投入額と未精算額、おつりが自動で反映されるのを確認する
  6. 金額を確認して「会計する」ボタンを押す
  7. 会計が完了しておつりが自動釣銭機から排出されるのを確認する

支払いを中止したい場合は画面左上の「キャンセル」あるいは「キャンセルして払い出す」を押すことで、自動釣銭機に投入した現金が払い出される仕組みです。

「キャンセルして払い出す」のボタンは自動釣銭機に現金を投入した場合のみ押せる仕様となっています。

自動釣銭機内のお札や硬貨が不足あるいは満杯となっている場合、自動釣銭機での会計が行えません。

自動釣銭機内の金種ごとの枚数はこまめに確認しておき、入出金あるいは自動釣銭機の両替・逆両替機能も活用して調整する必要もあります。

入出金方法

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の入金方法は下記の通りです。

入金方法

  1. 現金を自動釣銭機に投入する
  2. 「入金金額」欄に投入額が自動で反映されるので金額を確認する
  3. 「入金する」ボタンをタッチする
  4. 「入金完了」の表示を確認する

入金を中止する場合は「キャンセル」を押します。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の出金方法は下記の通りです。

出金方法

  1. 「出金」を選択する
  2. 出金したい金額を入力する
  3. 「出金する」ボタンを押す
  4. 「出金完了」の表示を確認する
  5. 自動釣銭機から指定金額が払い出されることを確認する

入出金レシートを印刷したい場合は「入出金レシート印刷」のボタンを押します。

なお、「記録のみ行う」を「オン」にして入出金の操作をすると、自動釣銭機から入出金せず、記録のみをAirレジに残すことも可能です。

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Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機に関するよくある質問

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機について疑問を残したままだと、導入に踏み切るのが難しいでしょう。

少しでも納得して導入できるように不明点を解消しておくことも大切です。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機に関するよくある質問について回答します。

Airレジ(エアレジ)の中古の自動釣銭機を導入しても問題ない?

Airレジの自動釣銭機を導入するデメリットでお伝えした通り、基本的にはリクルート経由で購入した機器を利用する必要があります。

公式ホームページによるとAirレジで自動釣銭機を利用するには、型番等が同一だとしても中古の機器は導入できないことが明記されています。

ただ、Airレジの自動釣銭機は「グローリー300」という製品であり、通販サイトで中古で販売されているのが実情です。

ヤフオクのグローリー300

画像引用元:ヤフオク

通販サイトではAirレジに対応していることが明記されずに販売されていることもあり、自己判断で環境整備に向けて購入するのはリスクがあるといえるでしょう。

なお、プリンターに関しても同様であり、必ずリクルートが指定するプリンターを利用しなければなりません。

自動釣銭機とプリンターを導入する際には、ひとまずAirレジの運営元に相談するのが無難です。

>> Airレジ(エアレジ)の公式サイトを確認する

Airレジ(エアレジ)のセルフレジとセルフオーダーは別サービス?

Airレジのセルフレジとセルフオーダーはまったく別のサービスというわけではありません。

Airレジの自動釣銭機を導入するときの注意点でお伝えした通り、Airレジのセルフレジは会計処理をセルフ自動化するサービスであり、セルフオーダーは注文処理をセルフ自動化するサービスです。

ただ、いずれもリクルート社が運営するサービスであり、Airレジに関連するサービスであることは共通しています。

したがって運営元が同じであることから、完全に別のサービスというわけではありません。

ただ、自動釣銭機については公式ホームページからオンライン相談に対応していますが、セルフオーダーサービスについては対応していません。

セルフオーダーサービスに関しては無料の資料請求、問い合わせに対応しています。

約1分程度で入力するだけで申し込めるので、自動釣銭機だけでなくセルフオーダーまで気になっている方は、専用フォームにアクセスしてみてください。

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Airレジ(エアレジ)の初期費用・月額費用・サポート費用はなぜ無料?

Airレジの初期費用・月額費用・サポート費用が無料な理由は、サービス提供元やメーカーがほかに収益を得る仕組みを構築していることが想定されるからです。

まず、自動釣銭機を導入する費用として機器代金や設置費用が挙げられ、一部が利益になっている可能性があります。

さらにAirレジは、レジ機能を含むすべての機能を0円で利用できる一方で、実はAirレジオーダーのオーダーシステムの機能は有料です。

Airレジオーダー

画像引用元:Airレジオーダー

たとえば、「モバイルオーダー店内版+キッチンプリンター」のプランは、初期導入サポート費用が110,000円(税込)、月額料金(ハンディ1台まで)が17,600円(税込)となっています。

レジ機能でAirレジのサービスを普及させて、有料のオーダーシステムの利用につなげることで、収益を高めているのかもしれません。

Airレジの収益構造、ビジネスモデルについて詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。

Airレジ(エアレジ)はなぜ無料?収益構造は?【ビジネスモデルも解説】
Airレジ(エアレジ)はなぜ無料?収益構造は?【ビジネスモデルも解説】

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Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の導入の流れ

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の導入の流れは下記の通りです。

Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の導入の流れ

  1. 導入の相談日時を予約する
  2. 導入の相談をする
  3. 納品と設置、設定を完了してもらう

それぞれのステップを解説します。

ステップ1. 導入の相談日時を予約する

まずはAirレジのセルフレジ・自動釣銭機の導入の相談方法を選択して、日時を予約画面から予約します。

相談方法については、実際に見て試しながら相談できる「Airレジサービスカウンター」あるいは自宅や自店舗などその場から相談できる「オンライン導入相談」の2パターンから選択可能です。

Airレジ導入の相談方法

画像引用元:Airレジ

ただし、補助金を利用する場合は必ずオンライン導入相談から相談する必要があります。

>> Airレジのオンライン導入相談はこちら

ステップ2. 導入の相談をする

相談日当日には、自動釣銭機の導入に関する不安や疑問を担当者にヒアリングしてもらい、購入方法について案内を受けます。

Airレジのオンライン導入相談

画像引用元:Airレジ

オンライン相談では導入相談が60分となっており、相談時間に制限があります。

聞きたいことを聞き漏らさないように、あらかじめ質問事項をリストアップしておくと安心です。

Airレジサービスカウンターは全国で50店舗以上あり、北海道・東北・北陸・甲信越・関東・中部・関西・中国・四国・九州・沖縄のエリアから相談場所を探せます。

公式ホームページでマップから対応店舗を探せるので、最寄りの店舗を見つけてみてください。

ステップ3. 納品と設置、設定を完了してもらう

相談をして導入、購入の意思が固まれば納品、設置、設定のフェーズに進みます。

機器の設置や設定は担当者が現地に赴いて対応してくれる流れです。

Airレジとの接続設定も含めてその場で対応してもらえるため、接続に不安がある方でも安心して導入できます。

接続が完了したらAirレジのセルフレジ・自動釣銭機を利用できるようになります。

>> Airレジ(エアレジ)の公式サイトを確認する

まとめ:Airレジ(エアレジ)のセルフレジ・自動釣銭機の導入費用【使い方や対象補助金も解説】

本記事では、Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の特徴やメリット、デメリット、注意点などを解説しました。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機は、カラーディスプレイを搭載していてお札や硬貨の残量を青色のゲージで一目で確認できるほか、トラブル時にエラー解除の方法を分かりやすくアニメーションで表示します。

現金受け渡しの自動化によってスタッフの会計ミスを減らしたり、操作履歴の記録によって内部不正を抑止したりすることも可能です。

ただ、保守費用を支払わなければ機器故障のトラブルに対応できないというデメリットや、自動釣銭機はiPad/iPhoneと無線接続できないという注意点などもありました。

導入するにあたって、実際に見て試しながら相談できる「Airレジサービスカウンター」、自宅や自店舗などその場から相談できる「オンライン導入相談」などで疑問点や不明点を解消できます。

Airレジのセルフレジ・自動釣銭機の導入に迷っている方はひとまず気軽に相談してみてはいかがでしょう。

>> Airレジのオンライン導入相談はこちら

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■POSレジサービスの掲載口コミ・体験談について
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■POSレジサービスの総合評価について
各POSレジサービスの総合評価は費用(初期費用・月額費用・決済手数料・入金手数料)の最低価格、対応決済ブランド数、IT補助金対応の有無、対応業種数、機能種類数、アプリストア上の評点、当サイトに寄せられた口コミの評点などの15個の評価項目・判断軸をそれぞれ1.0~5.0点(0.5点間隔)で採点し、それらの幾何平均のスコアを相対評価で100分の1の位まで算出しております。※最終更新日:2025/09/01 本サイトの評価は目安のひとつであり、サービスの品質を保証するものではありません。
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StorePro編集部

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