本記事ではこんな悩みを解決します。
簡単にキャッシュレス決済を導入できるPayCAS Mobileですが、4年未満で解約してしまうと違約金がかかります。
しかし、何らかの事情で解約しなければならないときに高額な違約金が発生するとなると、導入自体を悩んでしまう事業者の方もいるはず。
そこで、本記事ではPayCAS Mobileの違約金が発生する条件と共に、注意点や解約手順について詳しく解説します。
目次
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)では違約金が発生する
PayCAS Mobileは、解約する際に利用期間に応じてマルチ決済端末の違約金が発生します。
マルチ決済端末は、PayCAS Mobileを使ってキャッシュレス決済を行うために必要な端末で、特別セットプランを契約すると初期費用無料で導入できます。
しかし、端末保証が適用されている4年の間、途中で解約してしまうと高額な違約金が発生します。
4年以上経過していれば違約金は発生しませんが、短期間で解約する可能性がある事業者にとっては導入を悩むポイントとなるでしょう。
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)では違約金が発生する理由
PayCAS Mobileが途中解約で違約金が発生する理由は、端末を無料で提供しているからです。
中小規模の店舗でも導入しやすいようにマルチ決済端末を無償提供している特別プランは、長期契約を前提とした料金設定になっています。
ほかの決済サービスでも、端末料金を支払っている間に途中解約すると、未払分を違約金として一括請求されるケースがあります。
PayCAS Mobileを導入する際は、契約内容を十分に確認し、違約金が発生しないよう運営方針や解約時のリスクについて把握しておきましょう。
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の違約金の注意点
ここからはPayCAS Mobileの違約金について注意しておきたいポイントを3つ紹介します。
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の違約金の注意点
- PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)で違約金が発生する条件
- 解約日によって違約金の金額は変動する
- PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の違約金は不課税
一つずつ確認していきましょう。
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)で違約金が発生する条件
PayCAS Mobileで違約金が発生する条件は「PayCAS Mobileの特別セットプラン」を申し込んだ事業者が4年未満に途中解約したときです。
PayPayからではなく、PayCAS公式サイトからPayCAS Mobileを申し込んだ場合は、マルチ決済端末代がかかりますが、違約金は発生しません。
また、すでにPayCAS Mobileのマルチ決済端末を導入している加盟店は、月額費用や決済手数料がお得な特別セットプランの申込みができません。
特別セットプランでなければ、違約金は発生しないので、PayCAS Mobileを利用中の方で解約を検討されている場合は契約プランの内容を確認してみてください。
解約日によって違約金の金額は変動する
PayCAS Mobileの違約金は、利用期間に応じて変動します。
4年以内にPayCAS Mobileを解約した場合の違約金は、下記のとおりです。
解約時期 | PayCAS Mobile 1台あたりの違約金額 |
導入開始から13カ月以内 | 66,000円 |
導入開始から25カ月以内 | 49,500円 |
導入開始から37カ月以内 | 33,000円 |
導入開始から49カ月以内 | 16,500円 |
導入開始から50カ月以上 | 0円 |
PayCAS Mobileの違約金は、利用期間が1年経過するごとに下がっていきます。
違約金は1台ごとに発生するため、複数店舗で契約していた場合、解約時期によっては高額な違約金を支払う可能性が高くなるでしょう。
違約金は、無償提供された決済端末の出荷日が属する月から起算して49カ月目の末日まで発生します。
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の違約金は不課税
PayCAS Mobileの違約金は、不課税です。
消費税法、サービスの解約違約金は課税対象外のため、利用月数に応じた違約金以外に支払うものはありません。
たとえば、PayCAS Mobileを3台契約していた場合、3年(36カ月)で解約したときの違約金は99,000円です。(33,000円×3台)
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の解約手順
ここからはPayCAS Mobileを解約する手順について詳しく解説します。
すでにPayCAS Mobileを導入している加盟店で解約をする場合、下記の手順で解約申し込みが可能です。
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の解約方法
- PayPay for Businessから解約申請する
- PayCAS オーナーズデスクへ問い合わせる
PayCAS Mobileを解約する場合、PayPay for Businessにオーナー権限でアクセスし、Web上で解約申請が可能です。
PayPay for Businessログイン時に、PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)解約する)アカウントになっているか確認し、サービス設定から解約手続きを行います。
解約手続きする際、すべての店舗で解約するか、一部店舗のみか選べるので、解約理由に応じて選択しましょう。
PayPay for Businessへのログイン方法がわからない場合は、PayCAS(ペイキャス) オーナーズデスクに問い合わせて解約方法を確認します。
解約手続きをしても、時期や解約台数など場合によって解約に数か月かかる可能性があるため、解約を決めたら早めに解約申請するのがおすすめです。
また、PayCAS Mobileを解約する前に、入金明細などの取引データはすべてダウンロードしておくとよいでしょう。
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)以外の違約金が発生しない決済サービス
ここからはPayCAS Mobile以外で違約金が発生しないおすすめの決済サービスを3つ紹介します。
「キャッシュレス決済を導入したいけど、違約金を払うのは嫌だ!」「うまく運用できるか不安なので、お試し導入できる決済サービスを知りたい」という方はぜひチェックしてみてください。
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)以外の違約金が発生しない決済サービス
それでは順番に解説していきます。
1. Square決済
サービス名 | Square決済 |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
対応決済種類 | クレジットカード 電子マネー QRコード |
入金サイクル | 最短翌営業日 |
導入の期間・審査 | 最短当日 ※決済方法によっては審査に時間がかかります |
運営企業 | Square株式会社 |
解約手数料・違約金 | 無料 |
公式サイト | Square決済の公式サイトを確認する |
Square決済は、iPhoneやタブレットを使って最短当日からキャッシュレス決済が導入できるサービスです。
初期費用と違約金がかからず、小規模店舗であれば、決済手数料のみで月額利用料もかかりません。
対面決済の決済手数料は2.5%〜と業界最低水準なので、手軽に導入したい事業主の方におすすめです。
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2. AirPAY(エアペイ)
サービス名 | Airペイ |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
対応決済種類 | クレジットカード 電子マネー QRコード |
入金サイクル | 月3回または6回 |
導入の期間・審査 | ・導入期間:2週間程度 ・審査:書類アップロード~3日ほどでメールにより通知 |
運営企業 | 株式会社リクルート |
解約手数料・違約金 | 0円 ※レンタルしたiPadやカードリーダーの返却送料を負担 |
公式サイト | Airペイの公式サイトを確認する |
AirPAY(エアペイ)は、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、74種類の決済方法に対応しているサービスです。
決済手数料は業界最安水準、月額固定費・振込手数料無料と、コストをかけずにキャッシュレス決済を導入したい事業者に向いています。
2024年12月現在「キャッシュレス導入0円キャンペーン」を実施しているため、初期コストをかけずに導入できるのもポイント。
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3. スマレジ
サービス名 | スマレジ |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | スタンダード:0円 プレミアム:5,500円 プレミアムプラス:8,800円 フードビジネス:12,100円 リテールビジネス:15,400円 |
対応決済種類 | クレジットカード 電子マネー QRコード |
入金サイクル | ・クレジットカード決済:月2回 ・電子マネー:月2回 ・QRコード決済:月1回 |
導入の期間・審査 | 加盟店審査最短で15日 |
運営企業 | 株式会社スマレジ |
解約手数料・違約金 | 無料 |
公式サイト | スマレジの公式サイトを確認する |
スマレジは、アクティブ導入店舗47,000店と非常に多くの店舗、業界で導入されているPOSレジです。
2024年12月現在は、決済手数料1.98%〜のキャンペーンに合わせて、端末代も数量限定で無償提供されています。
PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)のようにプリンターが内蔵されているので、ロール紙を購入する必要はありますが、別でレシートプリンターが不要なのもお得です。
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まとめ:PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)は違約金が高い?【解約時の注意点】
本記事ではPayCAS Mobileの違約金が発生する条件や注意点や解約手順、違約金のかからないキャッシュレス決済サービスについて詳しく解説します。
PayCAS Mobileは「PayCAS Mobileの特別セットプラン」を契約し、4年未満で途中解約すると違約金が発生します。
利用期間に応じて金額は下がるものの、複数台契約している場合は高額な違約金を支払わなくてはならないケースもあります。
解約時期 | PayCAS Mobile 1台あたりの違約金額 |
導入開始から13カ月以内 | 66,000円 |
導入開始から25カ月以内 | 49,500円 |
導入開始から37カ月以内 | 33,000円 |
導入開始から49カ月以内 | 16,500円 |
導入開始から50カ月以上 | 0円 |
違約金を支払いたくない場合は、次の3つのサービスがおすすめです。
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