山梨県富士吉田市のキッチンカー「FUJI CRAFT BEERS」では、2025年7月からSquareターミナルを使っています。地元のクラフトビールやフィッシュ&チップスを提供し、窓口での会計に加えて、屋外のテーブルでも支払いを受け付けているお店です。
通常は代表の齋藤様が一人で営業し、キャッシュレス比率は約8割。端末を持ち運びながら、商品の入力から決済、レシート発行まで1台で対応しています。

今回は齋藤様に、開業時にSquareターミナルを選んだ理由、導入費用、窓口や客席での使い方を伺いました。5分以内で終わる締め作業の手順や、イベント出店時に通信が不安定になった経験も紹介します。
目次
- 取材した店舗:地元のクラフトビールを提供する「FUJI CRAFT BEERS」
- 開業時に重視したのは、小さくて持ち運べる決済端末
- Squareターミナルを選んだ決め手は、月額費用と1台でのレシート発行
- 初期費用は約4万円、端末の発注から約1週間で利用開始
- 商品登録では味やサイズを設定し、お気に入りにカテゴリーを表示
- 窓口で注文を受けて先に会計し、端末を持ち上げて金額を提示
- 屋外のテーブルへ持ち運び、お代わりの会計もその場で対応
- キャッシュレス比率は約8割、普段の会計ミスはほとんどない
- 締め作業は5分以内、自宅で売上総額と現金を確認
- 取引履歴で会計を見直し、レポートで売上と手数料を確認
- 操作に慣れる目安は約1日、味・サイズ違いの入力には説明が必要
- イベント時の通信切れと決済不承認の見落としには注意
- 満足度は9点、今後はスタッフが増えたときに伝票機能も活用したい
- まとめ:窓口と客席を行き来するキッチンカーに、持ち運べるSquareターミナル
Squareの編集部の確認内容(タップで開く)
SquareでStorePro編集部が実際に確認した内容
StorePro編集部では、Square POSレジアプリ、Squareリーダー、Squareターミナル、Squareスタンド、Squareレジスター、磁気ストライプ専用Squareリーダーを実際に操作し、開封、初期設定、接続、会計・決済、返金、商品登録、売上分析、顧客管理、在庫管理、従業員管理、複数店舗管理、会計ソフト連携を確認しています。Square請求書、Squareリンク決済、Squareメール決済、Squareオンラインショップ、Squareロイヤリティなどのオンライン決済機能もあわせて確認しています。また本体以外にも、Square対応のレシートプリンター(スター精密 MCP31LB WT)やレシートロール紙(58mm,80mm)、キャッシュドロア(CB-72IV-3-6)、ラベルプリンター(QL-800)、バーコードリーダー(SocketScan S720)も実際に操作し、Squareとの接続方法やセットアップ、レシート発行・バーコード発行、会計の手順まで細かく写真付きで確認しています。記事内の実機写真と操作画面は、引用元の記載があるものを除き、StorePro編集部が実機を操作して撮影・取得しています。実際の使い方・操作手順を見る
取材した店舗:地元のクラフトビールを提供する「FUJI CRAFT BEERS」
編集部:お店の特徴を教えていただけますか。
齋藤様:地元・富士吉田で造られたクラフトビールや、山梨県産のものを使ったノンアルコールドリンク、オリジナルのフィッシュ&チップスなどを提供しています。海外からの観光客にもご利用いただくキッチンカーです。
持ち帰りだけでなく、その場で食事をしていただけるよう、広い出店場所を生かしてテーブルを4台置いています。富士山観光の途中に、のんびり休憩していただけるお店ですね。
編集部:普段は何名で営業しているのでしょうか。
齋藤様:通常は私一人で営業し、レジも1台です。1日の会計は10件未満で、客単価の目安は3,000〜4,999円ほどになります。
| 店舗名 | FUJI CRAFT BEERS |
| 所在地 | 山梨県富士吉田市 |
| 回答者 | 代表 齋藤様 |
| 業態・規模 | キッチンカー、屋外にテーブル4台、通常は代表1名で営業 |
| 1日の会計件数 | 10件未満 |
| 客単価の目安 | 3,000〜4,999円 |
| POSレジ | Square POSレジ |
| 決済端末 | Squareターミナル |
| 導入時期 | 2025年7月、開業時から使用 |
| 店舗SNS | FUJI CRAFT BEERSのInstagram |
開業時に重視したのは、小さくて持ち運べる決済端末
編集部:レジや決済端末は、どのような条件で探しましたか。
齋藤様:キッチンカーなので、小さくて持ち運べること、屋外でも使えることを重視しました。コードにつないだままでなくても使えて、反応が速く、決済に関わる操作を1台で済ませられるものがよかったんです。
独立前に働いていた職場で使った端末も参考にしながら、Airレジ、スマレジ、STORESなどを比較しました。当店では開業時からSquareを使っているので、途中で別のレジから乗り換えたわけではありません。
Squareターミナルを選んだ決め手は、月額費用と1台でのレシート発行
編集部:比較した中で、Squareターミナルに決めた理由は何でしょうか。
齋藤様:端末を購入すれば月額料金がかからず、小さな端末1台でレシート発行や売上管理までできることが大きかったですね。当時は端末代金の割引もあり、初期費用を抑えられたことも決め手でした。

デザインや操作がシンプルで、直感的に使えると感じた点も気に入っています。売上を分析するためのアプリがあることや、入金サイクルが早いことも、使っていて助かるところです。
会計用の機器を少なくしたいキッチンカーには、Squareターミナルがおすすめです。商品入力からレシート発行までを1台にまとめる使い方が自店に合うか確かめ、導入を検討してみましょう。
初期費用は約4万円、端末の発注から約1週間で利用開始
編集部:導入費用と、使い始めるまでの期間を伺えますか。
齋藤様:初期費用は4万円程度でした。端末を発注してから使い始めるまでは、1週間ほどだったと思います。
キャッシュレス決済の審査も、当店では1週間ほどでひととおり終わりました。導入はスムーズだったと感じています。
編集部:月額料金や、カード決済の手数料はどのくらいですか。
齋藤様:当店では月額無料で使っていて、カード決済の手数料は2〜3%と把握しています。端末を購入したあとに月額料金がかからないことは、選ぶ際にも重視しました。
| 項目 | FUJI CRAFT BEERSでの導入・利用状況 |
| 初期費用の目安 | 約4万円 |
| 発注から利用開始まで | 約1週間 |
| キャッシュレス決済の審査期間 | 約1週間 |
| 月額料金 | 無料 |
| カード決済手数料の把握状況 | 2〜3%(齋藤様の回答時点での認識) |
商品登録では味やサイズを設定し、お気に入りにカテゴリーを表示
編集部:初期設定で手間がかかった作業はありますか。
齋藤様:商品のオプションや、味・サイズなどのバリエーションを登録できるので、自分たちが入力しやすい商品登録にするまで少し手間取りました。ただ、慣れてからは大丈夫でしたね。

味違いやサイズ違いの注文もあるため、それぞれを選んで入力できるようにしています。価格も事前に登録しておけば、会計時は商品を選ぶと合計金額が出ます。
編集部:商品を探しやすくするために、工夫していることは何でしょうか。
齋藤様:「BEER」「FOOD」などに商品を分け、お気に入り画面にカテゴリーを表示しています。カテゴリーから商品を選べるようにして、入力をわかりやすくしているんです。

日々の営業では、会計やキャッシュレス決済だけでなく、商品登録、売上管理、在庫管理にも使っています。中でも、お気に入り画面は注文を入力するときによく使いますね。
窓口で注文を受けて先に会計し、端末を持ち上げて金額を提示
FUJI CRAFT BEERSは、注文と商品受け渡しに同じ窓口を使うキッチンカーです。窓口内に置いたSquareターミナルを、会計の流れに合わせてお客様へ向けています。
注文商品を選び、合計金額をお客様に見せる
編集部:普段の注文から会計までの流れを教えていただけますか。
齋藤様:開店時に端末を窓口付近へ置き、口頭で伺った注文を入力します。当店は注文時に先にお支払いいただく使い方です。

登録済みの商品を選ぶと合計が自動で出るので、端末を持ち上げてお客様に金額を見ていただきます。そのあとに支払い方法を伺い、スタッフ側で選択して決済に進む流れですね。
カードやQRコードで支払い、必要な方にレシートを発行
編集部:支払い方法ごとに、どのような操作をしていますか。
齋藤様:カードの場合は、タッチ、差し込み、スワイプでお支払いいただいています。QRコード決済では端末にコードを表示し、お客様に読み取っていただく使い方です。

タッチや読み取りが必要なときも、端末をお客様へ差し出しています。現金払いなら端末で現金の登録を行い、お金を受け取る流れです。レシートが必要な方には、その場で発行しています。
屋外のテーブルへ持ち運び、お代わりの会計もその場で対応
編集部:端末を持ち運べることは、どのような場面で役立っていますか。
齋藤様:キッチンカーの外にテーブルを置いていて、お代わりしてくださるお客様もいらっしゃいます。そんなときは、端末をテーブルまで持っていき、その場で会計することもありますね。

窓口以外でも会計を済ませられるので、お代わりの注文を取りこぼさずに対応できるのは安心です。小さくて持ち運びやすい端末を選んでよかったと感じています。
窓口と屋外の客席、両方で会計したい方は、Squareターミナルを検討してみましょう。申し込み前には、端末を使う場所とWi-Fiの接続状況を確認しておくのがおすすめです。
キャッシュレス比率は約8割、普段の会計ミスはほとんどない
編集部:キャッシュレス決済は、どのくらい利用されていますか。
齋藤様:全体の8割程度がキャッシュレスです。普段の会計ミスや入力ミスは、ほとんどありません。

独立前に使っていた機器と比べると、タブレットとカードリーダーの連携を気にせず、端末一つで済むことが便利ですね。複数の機器を扱わずに会計できる点は、気に入っています。
締め作業は5分以内、自宅で売上総額と現金を確認
編集部:営業を終えたあとの締め作業は、どのように行っていますか。
齋藤様:閉店後は端末を自宅へ持ち帰り、その日の売上総額と現金売上をチェックします。現金で売れた分を1日ごとにレジのお金から抜き、残しておく金額をそろえる流れです。
Squareは操作がシンプルなので、自分の店で決めた手順で締め作業を行いやすいと感じています。以前の職場で使っていたレジと比べても、扱いやすいですね。
編集部:締め作業には、どのくらい時間がかかりますか。
齋藤様:当店では5分以内で完了しています。開業当初からこの使い方なので、日々の営業に合わせた手順で続けています。
取引履歴で会計を見直し、レポートで売上と手数料を確認
編集部:会計以外では、どの画面をよく使っていますか。
齋藤様:「お取引」と「レポート」の画面をよく使います。「お取引」では履歴が一覧で見られるので、会計が合わないときに、どんな取引があったのかを確認するのに便利です。
「レポート」では、日ごとの売上だけでなく、期間を指定した売上も見られます。その期間にかかった手数料も確認できるので、助かっていますね。
編集部:入金や売上管理で、特に便利だと感じる点はありますか。
齋藤様:売上や手数料をいつでも確認でき、入金される日と金額がはっきりわかることに安心感があります。入金サイクルも早いと感じていますね。
アプリでデータを管理できるので、売上分析もスムーズです。導入前には想像していませんでしたが、データ管理画面でAIを使った分析ができることや、スタッフ管理ができることも便利だと思いました。
操作に慣れる目安は約1日、味・サイズ違いの入力には説明が必要
編集部:ほかのスタッフに操作を教えるとき、難しさはありますか。
齋藤様:覚えの早いスタッフなら、1日ほどで操作に慣れると思います。マニュアルがなくても、直感的に使える端末ですね。
少しわかりにくいのは、同じ商品で味やサイズが違う注文を受けたときです。当店の設定では、まず一つの味やサイズで入力してから、別の味やサイズを再度入力しています。設定の仕方も関係しているかもしれませんが、そこは説明が必要だと感じました。
編集部:入力時に、ほかに気をつけている操作はありますか。
齋藤様:割引の入力を間違えることが、ときどきあります。操作に慣れているかどうかも関係すると思うので、覚えてもらいたいところですね。
イベント時の通信切れと決済不承認の見落としには注意
持ち運びやすさを評価する一方で、齋藤様はイベント会場での通信や、決済結果の見落としで困った経験も挙げています。日々の使い勝手とあわせて、トラブルが起きたときの状況を伺いました。
Wi-Fiがつながらず、テザリングでも決済が止まった
編集部:混雑するイベントでも、端末はスムーズに使えていますか。
齋藤様:普段は通信速度に問題がないことが多く、端末の反応が遅いとも感じていません。ただ、Wi-Fiの接続が切れてしまうことはあります。
数千人が集まるイベントでは、Wi-Fi自体につながらず、テザリングに切り替えた経験がありました。それでも接続が不安定で決済が進まず、お客様をお待たせしたり、現金でのお支払いに変更したりしたことがあります。
カード決済の不承認に気づかず、代金を受け取り損ねた
編集部:決済の操作で、ヒヤッとしたことは何でしょうか。
齋藤様:一度、カード決済が承認されていないことを見落とし、代金を受け取り損ねたことがありました。慣れていないスタッフには、そこを気にしてもらうようにしています。
ほかには、使い始めて1年ほどで充電器の接触が悪くなったこともありました。なお、これまでサポートを利用したことはありません。
満足度は9点、今後はスタッフが増えたときに伝票機能も活用したい
編集部:総合的な満足度と、今後使ってみたい機能を伺えますか。
齋藤様:満足度は10点満点で9点です。開業前に想像していた使い方と大きなずれもなく、快適に使えています。新しい機能が追加され、改善されていく点も好ましいですね。
今は基本的に一人で営業しているため、「注文」画面の伝票機能は使っていません。今後スタッフが増えたり、イベントで混雑したりするときに、活用できれば便利だと考えています。
編集部:これからキッチンカーの決済端末を選ぶ方へ、伝えたいことはありますか。
齋藤様:よく見かけるサービスだけで決めず、資料を比較して、自分の使い方や今後の店舗展開に合うものを選ぶことが大切だと思います。当店では、持ち運びやすさ、1台でのレシート印刷、データ分析が決め手でした。
Squareターミナルは、キッチンカーに向いていると感じています。自分の選択には満足していますが、まだ使い切れていない機能もあるので、もっと早く活用してもよかったですね。Wi-Fiのつなぎ方は少しわかりにくいと感じたところです。
まとめ:窓口と客席を行き来するキッチンカーに、持ち運べるSquareターミナル

FUJI CRAFT BEERSでは、1台で商品入力・決済・レシート発行を済ませ、屋外の客席でも会計しています。通常は代表一人で営業し、キャッシュレス比率は約8割。閉店後は端末を自宅へ持ち帰り、売上と現金を確認する締め作業を5分以内で終えています。

一方、イベントでは通信が不安定になり、現金払いに切り替えた経験もありました。持ち運びやすさとあわせて、出店場所での通信や、スタッフが決済完了を確認する手順も考えておきたい事例です。
キッチンカーの開業や決済端末の導入を考えている方は、Squareターミナルを検討してみましょう。窓口での注文受付から客席での追加会計まで、自店で使う場面を整理し、申し込み時の端末代金や手数料を確認してから導入するのがおすすめです。
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