電子決済

PayPayを個人事業主が導入するデメリットとは?【個人情報や住所がバレる?】

多くの顧客が利用する決済手段として、PayPayの活用が広まっています。

顧客獲得の手段として、PayPayの導入を検討しているものの、個人情報や住所の取り扱いに関するデメリットに不安を抱えている個人事業主の方もいらっしゃるはず。

この記事では、PayPayを個人事業主が導入するデメリットやメリット、導入がおすすめの個人事業主などについて解説します。

PayPayを導入しない理由やPayPayを辞める店の理由、PayPayの店側のデメリットなどについて知りたい方は、ぜひ最後まで読んでください。

PayPayを個人事業主が導入するデメリット

ここでは、PayPayを個人事業主が導入するデメリットについて解説します。

PayPayを個人事業主が導入するデメリット

  • 手数料がかかる
  • 審査には店舗の内観と外観の画像が必要
  • PayPayアプリの地図に住所が載る
  • 振込サイクルが固定されている
  • 導入までに最低1週間かかる
  • カード決済や電子マネーには非対応
  • レシート印刷できない

それでは順番に解説していきます。

デメリット1. 手数料がかかる

PayPayを導入する際には、取引ごとに1.6%または1.98%の手数料が発生します。

手数料が発生することで、売上が増えると同時に純利益が減少します。

特に小規模なBusinessでは、手数料が利益に大きな影響を及ぼしてしまうでしょう。

また、手数料を考慮した価格設定が必要な点もデメリットです。

商品やサービスの価格を少し上げることで利益を確保しようとすると、価格競争力が低下するリスクが生じます。

PayPayの手数料が事業に与える影響を事前に検討し、導入前にしっかりとシミュレーションを行いましょう。

薄利多売のビジネスモデルを採用している場合は特に注意が必要です。

デメリット2. 審査には店舗の内観と外観の画像が必要

PayPayを導入するためには審査が必要であり、審査の際には店舗の内観と外観の画像を提出しなければなりません。

画像の提出は、店舗の実態を確認するために行われますが、個人事業主にとっては少し手間がかかる作業です。

内観と外観の画像を準備するためには、店舗の整頓や撮影の準備が必要です。

準備のために時間と労力を要するため、迅速な導入を希望する場合には不便に感じることがあります。

また、画像提出のためには撮影機材の準備も必要です。

撮影に不慣れな場合や機材がない場合には、撮影自体が負担となる恐れがあるでしょう

デメリット3. PayPayアプリの地図に住所が載る

PayPayを導入すると、店舗の住所が自動的にPayPayアプリの地図に表示されます

これは、ユーザーが近くの加盟店を簡単に見つけられるようにするための機能ですが、個人事業主にとってはいくつかのデメリットが考えられます。

考えられるのは、プライバシーの問題です。

特に自宅を兼ねた店舗や小規模な事業所では、個人の住所が公開されることになります。

これにより、プライバシーが侵害されるリスクが高まり、不特定多数の人に住所が知られてしまうことに不安を感じる個人事業主も多いでしょう。

また、セキュリティの懸念があります。

住所が公開されることで、犯罪のリスクが増加する可能性があります。

特に夜間や不在時のセキュリティ対策が不十分な場合、店舗や自宅の安全が脅かされることがある点がデメリットです。

デメリット4. 振込サイクルが固定されている

売上金の振込サイクルが固定されていることもデメリットの一つです。

登録している金融機関設定できる振込サイクル
PayPay銀行当月末締め 翌日振込
その他金融期間(ゆうちょ銀行以外)当月末締め 翌々営業日振込
※ゆうちょ銀行の場合、4営業日後振込

振込サイクルが決まっていると、キャッシュフローの管理が難しくなることがあります。

売上金がすぐに手元に入らないため、日々の運転資金が不足する可能性があります。

特に、仕入れや経費が頻繁に発生する業態では、苦労しやすいでしょう。

さらに、急な出費に対応しづらくなることも考えられます。

固定された振込サイクルのため、急な設備の修理や仕入れが必要になった場合に、即座に売上金を使うことができません。

これにより、事業運営に支障をきたす恐れも考えられます。

デメリット5. 導入までに最低1週間かかる

PayPayを導入するには、申し込みから実際に使用できるようになるまで最低1週間かかります

利用開始するためには、申し込み手続きを行う必要があります。

手続きはオンラインで行いますが、事業者情報や店舗情報の入力、必要書類のアップロードなど、多くの情報が必要です。

特に、店舗の内観や外観の画像、事業証明書などの提出が求められるため、準備に時間がかかることがあります。

提供された情報をもとに審査が行われます。

審査には数日かかることがあり、場合によっては追加情報の提供や修正が求められることもあるでしょう。

審査がスムーズに進まない場合、さらに時間が延びる可能性があります。

このように、PayPayの導入には最低1週間かかることが多く、迅速にキャッシュレス決済を開始したい場合には、デメリットとなります

事前に計画を立て、必要な準備を進めておくことが重要です。

デメリット6. カード決済や電子マネーには非対応

PayPayはスマートフォンを使った決済に特化しているため、クレジットカード決済やその他の電子マネーには対応していません

そのため、顧客がほかの支払い方法を希望する場合、PayPayのみではそのニーズに応えられない点がデメリットです。

PayPayだけでは、クレジットカードや電子マネーを利用する顧客にとっては、不便を感じるかもしれません。

特に観光客や外国人客が多い店舗では、カード決済に対応していないことで機会損失が発生することがあります。

また、競争力が低下する恐れも考えられます。

周囲の店舗がさまざまな決済方法に対応している場合、PayPayのみを導入している店舗は、顧客に選ばれにくくなる可能性があるでしょう。

顧客は便利な決済手段を求めるため、他の店舗に流れてしまうリスクがあります。

あわせて、顧客満足度の低下も懸念されます。

キャッシュレス決済の選択肢が限られていると、顧客は不便さを感じ、再来店の意欲が低下しがちです。

ただし、PayCAS Mobileなら、カード決済や電子マネーにも対応可能です。

デメリット7. レシート印刷できない

PayPayには、取引ごとにレシートを印刷する機能がありません

そのため、顧客に対するサービスの面で問題が生じる可能性があります。

顧客によっては購入後にレシートを受け取ることを望んでおり、特にビジネス上の取引や経費精算のためには、レシートが必要な場合があります。

レシートが発行されないと、顧客は自身で記録を残す手間が増えるため、不便を感じることがあるでしょう。

また、返品や交換の際にも問題が発生することがあります。

レシートがない場合、購入証明が難しくなるため、顧客との間でトラブルが生じる可能性が出てきます。

特に、高額な商品を扱う場合、レシートがないことで対応が複雑になることがあります。

さらに、レシートを利用したキャンペーンや施策が制限されることもデメリットです。

レシートにクーポンや次回利用割引の案内を印刷することで、リピーターを増やす効果がありますが、PayPayのみではこのような施策が実施できません。

事業者自身の記録管理にも影響があります。

日々の売上や在庫管理を紙のレシートで行っている場合、レシートが印刷できないことで、これまでの管理方法を見直す必要が生じます。

ただし、PayCAS Mobileなら、レシート印刷にも対応可能です。

PayPayを個人事業主が導入するメリット

ここでは、PayPayを個人事業主が導入するメリットについて解説します。

PayPayを個人事業主が導入するメリット

  • 多くのユーザーのニーズを満たせる
  • 決済手数料が安い
  • 初期費用・振込手数料が無料

それでは順番に解説していきます。

メリット1. 多くのユーザーのニーズを満たせる

PayPayは日本国内で広く普及しており、多くのユーザーが日常的に利用しています。

そのため、個人事業主がPayPayを導入することで、多様な顧客のニーズに対応することができます。

特に若い世代にとっては、PayPayは便利で使いやすい決済手段です。

PayPayを利用することで、顧客は現金を持ち歩かなくても支払いができるため、手軽に決済を済ませられます。

また、簡単な操作で支払いが完了するため、レジでの待ち時間が短縮され、顧客の利便性が向上します。

これにより、顧客満足度が高まり、リピーターの増加が期待できるでしょう。

さらに、PayPayはポイント還元やキャッシュバックキャンペーンを頻繁に実施しているため、顧客が積極的に利用する動機付けとなります。

これにより、新規顧客の獲得や売上の向上が期待できます。

PayPayの利用者が多いため、キャッシュレス決済を希望する顧客のニーズに応えることで、ビジネスの競争力が強化されます。

メリット2. 決済手数料が安い

PayPayは他のキャッシュレス決済サービスに比べて、決済手数料が比較的低い点が特徴です。

一般的に、クレジットカード決済などでは3%から5%の手数料がかかることが多いですが、PayPayの手数料は1.6%または1.98%です。

これにより、売上に対する手数料負担が軽減され、個人事業主にとっては大きな経済的メリットとなります。

手数料が低いことで、利益率の向上が期待できます。

特に、利益の少ない商品を扱っている個人事業主にとって、手数料の差は経営に大きな影響を与えるでしょう。

PayPayの低手数料は、こうした個人事業主にとってコスト削減の一助となり、収益性を高める要因となります。

また、手数料が安いことは価格設定にも影響を与えます。

手数料の高い決済手段では、コストを商品価格に反映せざるを得ない場合がありますが、PayPayの低手数料であれば、競争力のある価格設定が可能になります。

これにより、価格競争力を維持しながらキャッシュレス決済を導入できるため、顧客にとっても個人事業主にとってもメリットが大きいです。

メリット3. 初期費用・振込手数料が無料

PayPayを導入する際には、初期費用や振込手数料が無料であることが大きなメリットとなります。

多くのキャッシュレス決済システムでは、導入に際して初期費用が発生することが一般的ですが、PayPayはこの点で個人事業主に優しい設計です。

初期費用が無料であることで、導入のハードルが低くなります。

新しい決済システムを導入する際に発生する初期費用は、小規模事業者にとっては大きな負担となることがあります。

しかし、PayPayは初期費用がかからないため、コストを気にせずにキャッシュレス決済を導入できるでしょう。

これにより、少ない資本でも最新の決済システムを導入し、顧客に便利な支払い方法を提供することが可能になります。

また、振込手数料が無料である点も大きなメリットです。

売上金が事業者の銀行口座に振り込まれる際に手数料がかかる場合は、手数料が積み重なって大きなコストとなることがあります。

PayPayでは振込手数料が無料であるため、売上金がそのまま事業者の利益となります

PayPayはこんな個人事業主におすすめ

ここでは、PayPayの導入がおすすめな個人事業主の特徴について解説します。

PayPayはこんな個人事業主におすすめ

  • 実店舗がある個人事業主
  • レジ作業を効率化したい個人事業主
  • レジの持ち運びが必要な個人事業主

それでは順番に解説していきます。

1. 実店舗がある個人事業主

PayPayは、実店舗を運営している個人事業主におすすめのキャッシュレス決済手段です。

PayPayを導入することで、顧客はスマートフォンを使って簡単に支払いを完了することができ、現金の取り扱いが不要になります。

これにより、現金管理の手間が大幅に軽減されると同時に、現金紛失や偽札のリスクも減少します。

また、キャッシュレス決済を提供することで、顧客の利便性が向上します。

特に、若い世代などスマートフォンを頻繁に使用する顧客にとって、PayPayは魅力的な支払手段です。

さらに、訪日外国人観光客など、現金を持ち歩かない顧客層に対しても、PayPayを導入することで利便性をアピールできます。

2. レジ作業を効率化したい個人事業主

PayPayは、レジ作業を効率化したい個人事業主にとって非常に有効なツールです。

PayPayを使った決済方法は、顧客がスマートフォンを使って支払いを完了させるため、現金の取り扱いやお釣りの計算が不要です。

これにより、レジでの作業時間が大幅に短縮され、ピーク時の混雑も緩和されます。

特に、忙しい時間帯やイベント時などにおいて、迅速かつスムーズな決済が可能になるため、顧客のストレスを軽減し、満足度の向上につながります。

現金のやり取りが減ることで、ミスが少なくなり、レジ精算時の手間も減少するでしょう。

また、現金の取り扱いが減ることで、現金紛失や盗難のリスクも低減します。

さらに、PayPayは売上データをデジタルで管理できるため、帳簿付けや売上管理の効率が向上します。

自動的にデータが保存されるため、手動での記録作業が不要となり、経理業務の負担も軽減されます。

3. レジの持ち運びが必要な個人事業主

PayPayは、レジの持ち運びが必要な個人事業主にとって便利な決済手段です。

イベントやフェスへの出店、キッチンカーでの移動販売など、固定店舗以外の場所でのビジネスを行う場合、持ち運びが可能なレジシステムが求められます。

PayPayは専用の機器を必要とせず、スマートフォンやタブレットがあれば決済ができるため、簡単に持ち運びができます。

そのため、移動販売やイベント出店時でも迅速かつ柔軟に決済対応が可能になります。

顧客もスマートフォンを使って簡単に支払いを完了できるため、現金を持ち歩かない顧客層に対しても利便性を提供できます。

また、PayPayを利用することで、売上金の安全性も確保できます。

現金を持ち運ぶ必要がないため、盗難や紛失のリスクを大幅に減らすことができます。

売上金はデジタルで管理され、必要に応じて銀行口座に振り込まれるため、現金の管理が不要になり、経理作業の負担も軽減されます。

個人事業主がPayPayを導入する際によくある質問

ここでは、個人事業主がPayPayを導入する際によくある質問に回答します。

PayPayの審査は開業届なしでも通過できる?

PayPayの審査は、開業届がなくても通過できます。

個人事業主としてPayPayを導入する際、必ずしも開業届を提出する必要はありません

ただし、施術所に該当(鍼灸院、治療院、接骨院・整骨院)する場合は、開設届出済証明書の提出を求められます。

PayPayの審査に確定申告の控えは必要?

PayPayの審査において、確定申告の控えは必要ではありません

個人事業主が事業に関する手続きを行う場合は、事業の実態や収益状況を証明するための書類として、確定申告の控えを求められることがあります。

しかし、PayPayの導入にあたっては、確定申告の控えの提出は求められていません。

PayPayの審査は店舗なしでも通過できる?

PayPayの審査は、実店舗がなくても通過できます。

オンラインショップや移動販売、フリーランスなど、固定の店舗を持たない個人事業主でもPayPayを導入可能です。

PayPayに登録すると個人情報や住所や電話番号がバレる?

PayPayに登録すると、提供した個人情報や住所、電話番号が外部に漏れるのではないかと心配する方もいるかもしれません。

しかし、PayPayは厳格なセキュリティ対策を講じており、ユーザーのプライバシーを保護するために万全を期しています

PayPayに登録する際、個人情報や連絡先情報を提供する必要がありますが、これらの情報はPayPayのサービス提供や本人確認のために使用されます。

PayPayはこれらのデータを暗号化し、不正アクセスや情報漏洩を防ぐための高度なセキュリティ対策を実施しています。

そのため、登録した個人情報が外部に漏れるリスクは極めて低いです。

PayPayに登録することで個人情報や住所、電話番号が外部にバレる心配はほとんどありません

まとめ:PayPayを個人事業主が導入するデメリットとは?【個人情報や住所がバレる?】

PayPayの導入は、個人事業主にとっても多くのメリットがあります。

多くのユーザーのニーズを満たすことで、顧客満足度を向上させられるでしょう。

それだけではなく、コスト削減や業務効率化など、さまざまな面でビジネスをサポートしてくれます

ぜひPayPayを導入し、キャッシュレス決済の利便性を活用してみてはいかがでしょうか。
  • この記事を書いた人
StorePro編集部

StorePro編集部

StoreProは実店舗経営に役立つ情報メディアです。編集部には実店舗経営の経験者もおり、決済端末等の導入から運用までの体験談や経験者ならではの着眼点、初心者に向けたアドバイスもご紹介。実店舗経営に向けて決済端末やPOSレジ等の導入でお困りの方は必見です。

-電子決済

Copyright © StorePro All Rights Reserved.