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【キャッシュレス決済非対応店舗は“時代遅れ”と見られる?】店舗に対する印象と消費者の購買行動の実態が明らかに!

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【キャッシュレス決済非対応店舗は“時代遅れ”と見られる?】店舗に対する印象と消費者の購買行動の実態が明らかに!

StoreProは、20代〜60代で日常的にキャッシュレス決済を利用している1,000人を対象に、キャッシュレス決済非対応店舗による機会損失について調査を実施しました。本調査は「決済環境」が消費者心理や購買行動、さらには店舗イメージにどれほど影響を及ぼすのかを多角的に明らかにしています。

調査概要

【調査期間】2025年8月13日(水)〜2025年8月15日(金)
【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】1,000人
【調査対象】20代〜60代で日常的にキャッシュレス決済を利用している男女
【調査元】StorePro(https://store.cloudil.jp/
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

消費者がよく使う決済手段はQRコードとクレジットカードが双璧

【キャッシュレス決済非対応店舗は“時代遅れ”と見られる?】店舗に対する印象と消費者の購買行動の実態が明らかに!

「普段よく使う決済方法」を聞くと、『QRコード決済(76.4%)』と『クレジットカード(74.5%)』がほぼ同じ割合でトップ。『交通系ICカード(30.4%)』も根強く利用されています。これらの数字は、消費者が「どれだけ早く支払いができるか」「どれだけお得か」という二つの基準で判断していることを端的に示しています。

理由としては「ポイントが貯まってお得(71.5%)」「会計がスムーズ(68.7%)」「財布を持ち歩かなくていい(32.4%)」が上位であることが分かりました。

消費者がよく使う決済手段はQRコードとクレジットカードが双璧

また若い世代にとってはスマホ1つで即時に支払いが完了することが当たり前になり、そこに「便利さ」と「生活スタイルの一致」を見出しています。一方で60代では、長年利用してきたクレジットカードへの安心感が根強く、信頼できる支払い手段として重視されています。世代ごとに求める価値は異なりますが、共通点は「楽であること」「得をすること」。つまり、キャッシュレス決済は単なる支払いではなく、日常生活における"快適さ"の象徴となっていることが分かります。

半分近くがキャッシュレス非対応で買い物を断念——でも導入すれば9割が戻ってくる

半分近くが非対応で買い物を断念——でも導入すれば9割が戻ってくる

「キャッシュレス決済が使えず買い物をやめたことがあるか」という質問には、45.9%が「ある」と回答しました。買う気があっても支払いができないだけで購入をやめてしまう現実は、店舗にとって直接的な売上損失にほかなりません。興味深いのは、「導入されたらまた利用したいか」という問いに93.9%が「はい」と答えている点です。つまり「対応さえしていれば、客足は戻る」。非対応による機会損失は、"失われた売上"ではなく"取り戻せる売上"でもあるのです。

ここから分かるのは、キャッシュレス導入は単なるサービス改善ではなく、売上回復と顧客定着の即効薬だということです。逆に言えば、対応の遅れは顧客を失うだけでなく、競合に顧客を奪われるリスクを大きく高めています

キャッシュレス非対応店舗の印象——「不便」だけでなく「時代遅れ」

キャッシュレス非対応店舗の印象——「不便」だけでなく「時代遅れ」

「キャッシュレスが使えないと分かったときの印象」は、『不便・面倒(49.6%)』が最多。続いて「特に気にしない(30.8%)」「対応が遅れている(28.7%)」という結果でした。単に「不便」という印象を持たれるだけでなく、「時代遅れ」「進化に取り残されている」というイメージを持たれるのは大きなリスクです。支払い体験は店舗の第一印象に直結し、その印象が「また来たいかどうか」に大きく影響します。

特に「小規模飲食店(41.2%)」「医療機関(39.2%)」「個人経営の小売店(23.5%)」では非対応率が高い状況です。導入コストや運用の負担が理由と考えられますが、その代償は「現代的でない」というレッテルです。長期的に見れば、キャッシュレス非対応はコスト削減ではなく顧客減少という形で損失を拡大させる可能性が高いのです。

新しいお店選びでは「キャッシュレス対応」が当たり前——お得感がリピートのカギ

新しいお店選びでは「キャッシュレス対応」が当たり前——お得感がリピートのカギ

新しい店舗を選ぶとき、キャッシュレス対応を「とても重視」「やや重視」と答えた人は65.5%。7割近くの消費者が「対応しているかどうか」で行くかどうかを判断しています。キャッシュレスはもはや「特別な付加価値」ではなく、「最低限の条件」になっているのです。

さらに「ポイント還元やキャッシュバックがあれば利用頻度は上がるか」という質問では、83.2%が「上がる」と回答しました。支払いが便利になるだけでなく「得をする」ことでお客は何度も足を運ぶようになります。つまりキャッシュレス対応は「入口」を広げるだけでなく「リピーターを作る仕組み」にもなっているのです。これは、キャッシュレスを単なる効率化ツールではなく、売上を伸ばすマーケティング施策と捉える視点が欠かせないことを示しています。

消費者が感じる便利さは「ポイント」「速さ」「安心感」

消費者が感じる便利さは「ポイント」「速さ」「安心感」

キャッシュレスを「便利だ」と思う瞬間として、「ポイントが貯まったとき(75.9%)」「支払いがスムーズに終わったとき(49.8%)」「現金がなくても支払えたとき(38.1%)」が上位に挙がりました。ここには「得をする」「待たされない」「安心できる」という日常の満足感が表れています。この小さな積み重ねが「現金には戻れない」という感覚を作り出しています。

こうした結果は、キャッシュレス決済が生活のインフラとして根づいていることを物語ります。単に便利というだけでなく、消費者は日々「安心感」と「快適さ」を享受しており、それが生活スタイル全体の基盤になりつつあります

【まとめ】キャッシュレス対応は「売上」と「お店の信頼」を守る条件

今回の調査から分かるのは、キャッシュレスは単なる支払い方法ではなく「お店を選ぶ基準」そのものになっているということです。非対応だと約半数が購入をやめますが、導入すれば9割が戻ってくる。この数字は「キャッシュレス対応=顧客を逃さない条件」であることを明確に示しています。

さらに、ポイント還元などの付加価値は「また来たい」と思わせる強力な要素であり、キャッシュレスは顧客満足・売上確保・ブランド評価の全てに直結しています。対応が遅れれば「不便」「時代遅れ」という印象を持たれ、長期的に顧客基盤を削ってしまいます。だからこそ、キャッシュレス導入は単なる経営判断ではなく、未来の競争力を決める投資です。お店の信頼や成長を守るために、今こそ最優先で取り組むべき課題といえるでしょう。

<当調査の利用に関して>
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「どのサービスを選べばいいか迷う…」という方でも、比較表やシミュレーションを使えば自分のお店にぴったりの答えが見つかります。カフェや美容室、小売店など、業種を問わず安心してキャッシュレスを始められるようサポートしています。

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  • この記事の著者/監修者
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