キャッシュレス決済

楽天ペイの手数料は高い?誰が払う?【導入費用や端末料金も解説】

更新日 :

楽天ペイの手数料は高い?誰が払う?導入費用や端末料金も知りたい!

本記事ではこんな悩みを解決します。

キャッシュレス決済を導入・継続利用する上で、費用は重要な要素になるため、楽天ペイの手数料が高いかを比較してから導入しないと後悔することになるかもしれません。

しかし、決済代行サービスごとにホームページ上で記載方法が異なるため、楽天ペイの手数料が高いのか比較がしにくくて困っている人も少なくないでしょう。

そこで本記事では、楽天ペイの手数料は高いのか他のサービスと一覧で比較できるようにまとめるとともに、実際に楽天ペイを導入した人の口コミなどを解説します。

楽天ペイは手数料がかかる?誰が払う?

楽天ペイで支払いを受け付けると、決済金額に応じて手数料が発生します。

楽天ペイの手数料は決済を受け付けた事業者側が払う必要があります。

手数料はプランや決済手段などによって異なりますが、2.20〜3.24%です。

この決済手数料を顧客に商品代に上乗せして請求することは楽天ペイ加盟店規約で禁止されています。

また、決済手数料以外にも初期費用や月額利用料、端末代金、入金手数料といった費用が発生します。

金額や発生有無は決済代行サービスごとに異なりますので、後段で詳しく見ていきましょう。

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楽天ペイの手数料一覧まとめ

次に楽天ペイの手数料をプランごとに一覧にまとめて解説します。

楽天ペイには手数料や月額利用料が異なる3つのプランがあるので、本章の内容を参考に自店に合ったプランを選んで見てください。

楽天ペイの手数料一覧まとめ

プラン名スタンダードプランライトプラン標準プラン
クレジットカード
決済手数料
クレジットカード:2.20%(非課税)クレジットカード:2.48%(非課税)クレジットカード:3.24%(非課税)
電子マネー
決済手数料
電子マネー(プリペイド:楽天Edy・nanaco・WAON・交通系電子マネー):2.95%(税抜)
電子マネー(ポストペイ:QUICPay・iD):3.24%(非課税)
QRコード
決済手数料
QRコード決済(楽天ペイ):2.00%(税抜)
QRコード決済(auPAY・SmartCode・UnionPay・WeChatPay・Alipay+など)2.95%(税抜)
QRコード決済(PayPay・d払い):3.24%(税抜)
QRコード決済(楽天ペイ):2.254%(税抜)
QRコード決済(auPAY・SmartCode・UnionPay・WeChatPay・Alipay+など)2.95%(税抜)
QRコード決済(PayPay・d払い):3.24%(税抜)
QRコード決済(楽天ペイ・auPAY・SmartCode・UnionPay・WeChatPay・Alipay+など)2.95%(税抜)
QRコード決済(PayPay・d払い):3.24%(税抜)
初期費用0円
月額利用料2,200円
※キャンペーン適用で0円(2025年12月分まで)
0円0円
端末費用38,280円(税込)
※キャンペーン適用で0円
入金手数料入金先口座が楽天銀行の場合:0円
入金先口座が楽天銀行以外の場合:330円(税込)
解約手数料審査通過日から2年以内に解約した場合違約金:38,280円(税込)が発生

それぞれ順番に見ていきましょう。

スタンダードプランの手数料

プラン名スタンダードプラン
決済手数料クレジットカード:2.20%(非課税)
電子マネー(プリペイド:楽天Edy・nanaco・WAON・交通系電子マネー):2.95%(税抜)
電子マネー(ポストペイ:QUICPay・iD):3.24%(非課税)
QRコード決済(楽天ペイ):2.00%(税抜)
QRコード決済(auPAY・SmartCode・UnionPay・WeChatPay・Alipay+など)2.95%(税抜)
QRコード決済(PayPay・d払い):3.24%(税抜)
初期費用0円
月額利用料2,200円
※キャンペーン適用で0円(2025年12月分まで)
端末費用38,280円(税込)
※キャンペーン適用で0円
入金手数料入金先口座が楽天銀行の場合:0円
入金先口座が楽天銀行以外の場合:330円(税込)
解約手数料審査通過日から2年以内に解約した場合違約金:38,280円(税込)が発生

スタンダードプランと次に紹介するライトプランはいずれも国が定める中小企業の定義に該当し、年間のキャッシュレス決済総額が3,000万円以下であることなどが適用条件です。

このプランでは、クレジットカード決済手数料が2.20%(非課税)、楽天ペイ決済手数料が2.00%(税抜)と他の決済代行サービスと比較しても安くなります。

月額利用料が2,200円発生しますが、2025年6月30日までに申し込みを行うと「スタンダードプラン月額0円キャンペーン」が適用され、2025年12月分までの利用料が無料になります。

端末利用料無料キャンペーンと併用できるため、大幅なコストダウンが可能です。

ただし、審査通過日から2年以内に解約した場合、38,280円(税込)の違約金が発生するので、注意しましょう。

解約手数料については、スタンダードプランからライトプランへ変更する場合も発生するので、プラン選びは慎重に行う必要があります。

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ライトプランの手数料

プラン名ライトプラン
決済手数料クレジットカード:2.48%(非課税)
電子マネー(プリペイド:楽天Edy・nanaco・WAON・交通系電子マネー):2.95%(税抜)
電子マネー(ポストペイ:QUICPay・iD):3.24%(非課税)
QRコード決済(楽天ペイ):2.254%(税抜)
QRコード決済(auPAY・SmartCode・UnionPay・WeChatPay・Alipay+など)2.95%(税抜)
QRコード決済(PayPay・d払い):3.24%(税抜)
初期費用0円
月額利用料0円
端末費用38,280円(税込)
※キャンペーン適用で0円
入金手数料入金先口座が楽天銀行の場合:0円
入金先口座が楽天銀行以外の場合:330円(税込)
解約手数料

ライトプランもスタンダードプランと同様に、国が定める中小企業の要件や年間キャッシュレス決済総額などの要件を満たしていないと適用されません。

このプランでは、クレジットカード決済手数料が2.48%(非課税)、楽天ペイ決済手数料が2.254%(税抜)となります。

決済手数料を他サービスと比較すると安いですが、スタンダードプランより高くなります。

反対にライトプランでは、月額利用料が発生しません

そのため、キャッシュレス決済を頻繁に利用しない店舗や、決済額の小さい店舗に適しています。

その他の条件はスタンダードプランと同様です。

標準プランの手数料

プラン名標準プラン
決済手数料クレジットカード:3.24%(非課税)
電子マネー(プリペイド:楽天Edy・nanaco・WAON・交通系電子マネー):2.95%(税抜)
電子マネー(ポストペイ:QUICPay・iD):3.24%(非課税)
QRコード決済(楽天ペイ・auPAY・SmartCode・UnionPay・WeChatPay・Alipay+など)2.95%(税抜)
QRコード決済(PayPay・d払い):3.24%(税抜)
初期費用0円
月額利用料0円
端末費用38,280円(税込)
※キャンペーン適用で0円
入金手数料入金先口座が楽天銀行の場合:0円
入金先口座が楽天銀行以外の場合:330円(税込)
解約手数料

標準プランでは、決済手数料の割引などがないため、他の決済代行サービスと同等の水準です。

中小企業に限らず加入が可能なため、事業規模が大きい店舗が標準プランを選択しましょう。

また、端末代金の無料キャンペーンなどは適用可能なため、新規申し込みの人はキャンペーンを積極的に利用しましょう。

楽天ペイでは、楽天銀行を入金先の口座に設定すると、入金手数料が発生しないため、決済手数料以外のコストが発生しません。

発生する費用をシンプルにしたい人にも適しています。

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楽天ペイの決済手数料は高い?他サービスと一覧で比較

ここからは楽天ペイの決済手数料を他サービスと一覧表で比較します。

決済方法と決済ブランドそれぞれの観点から紹介するので、参考にして見てください。

楽天ペイの決済手数料を他サービスと比較【決済方法別】

まずは決済方法別の手数料を一覧表で他サービスと比較しましょう。

楽天ペイの決済手数料を他サービスと比較【決済方法別】

決済の種類端末機の画像総合評価クレジットカード電子マネーQRコード
楽天ペイ
スタンダード
楽天ペイ(4.68)2.20%2.95%〜3.24%2.00%〜3.24%
楽天ペイ
ライトプラン
楽天ペイ(4.61)2.48%2.95〜3.24%2.254%~3.24%
楽天ペイ
標準プラン
楽天ペイ(4.58)3.24%2.95〜3.24%2.95〜3.24%
SquareSquare決済(4.86)2.5%〜3.25%3.25%3.25%
stera packstera pack(4.77)■お試しプラン
13カ月目まで3.24%
※14ヵ月以降2.70%〜3.24%
■スモールビジネスプラン
1.98%〜3.24%
■スタンダードプラン
2.70%〜3.24%
3.24%3.24%
PAYGATEPAYGATE(4.46)1.98%〜3.24%3.24%2.00%〜3.24%
AirペイAirペイ(4.54)2.48%〜3.24%2.95%〜3.24%0.99%〜2.95%
PayCAS
Mobile
PayCAS-Mobile(4.17)2.80%〜3.24%2.80%〜3.24%
+月額1,020円
2.95%〜3.24%

楽天ペイの決済手数料は、クレジットカードやQRコードの楽天ペイで決済した場合に2%台となり、他サービスより安くなります。

それ以外は他と同じくらいの水準です。

楽天ペイやクレジットカード決済の利用者が多い店舗に適していると言えるでしょう。

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楽天ペイの決済手数料を他サービスと比較【決済ブランド別】

次に決済ブランド別の決済手数料を一覧で見てみましょう。

楽天ペイの決済手数料を他サービスと比較【決済ブランド別】

VisaMastercardAmerican ExpressJCBDiners ClubDiscoverUnionPay(銀聯)交通系電子マネーiDQUICPayPayPayd払いau PAY楽天ペイAlipay+WeChat PayUnionPay(銀聯)QRコードJ-Coin PaySmart Code™COIN+
楽天ペイ
スタンダード
2.20%2.20%2.20%2.20%2.20%2.20%非対応2.95%3.24%3.24%3.24%3.24%2.95%2.00%2.95%2.95%2.95%非対応2.95%非対応
楽天ペイ
ライトプラン
2.48%2.48%2.48%2.48%2.48%2.48%非対応2.95%3.24%3.24%3.24%3.24%2.95%2.254%2.95%2.95%2.95%非対応2.95%非対応
楽天ペイ
標準プラン
3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%非対応2.95%〜3.24%3.24%3.24%3.24%2.95%2.95%2.95%2.95%2.95%非対応2.95%非対応
Square決済2.5%2.5%2.5%2.5%2.5%2.5%非対応3.25%3.25%3.25%3.25%3.25%3.25%3.25%3.25%3.25%非対応非対応非対応非対応
stera pack・13ヶ月目まで 3.24%
・14ヶ月目以降 2.70%
・13ヶ月目まで 3.24%
・14ヶ月目以降 2.70%
3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%非対応非対応非対応
PAYGATE1.98〜3.24%1.98〜3.24%2.48〜3.24%2.48〜3.24%2.48〜3.24%2.48〜3.24%2.90%3.24%3.24%3.24%2.00%2.00%2.00%2.00%2.00%2.00%2.00%非対応非対応非対応
Airペイ3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%2.95%3.24%3.24%2.95%2.95%2.95%2.95%2.95%2.95%2.95%2.95%2.95%0.99%
PayCAS Mobile・3.24%
・PayPayからの申込は2.80%
・3.24%
・PayPayからの申込は2.80%
3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%2.95%2.95%3.24%・3.24%
・PayPayからの申込は2.80%
・3.24%
・PayPayからの申込は2.95%
・3.24%
・PayPayからの申込は2.95%
・3.24%
・PayPayからの申込は2.95%
3.24%3.24%3.24%・3.24%
・PayPayからの申込は2.95%
非対応非対応
STORES決済3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%3.24%非対応1.98%3.24%3.24%非対応非対応非対応非対応非対応3.24%非対応非対応非対応非対応

楽天ペイの決済手数料はクレジットカードと楽天ペイを中心に安く設定されており、幅広い決済手段に対応しています。

一方でPayPayやd払いについては手数料が3.24%(税抜)となっており、他のサービスと比較すると若干高く感じられるかもしれません。

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楽天ペイの手数料は高い?導入経験がある店舗の口コミを調査

実際に楽天ペイを利用した事業者の方から寄せられた口コミを基に、決済手数料の高さについて解説します。

本章で紹介する口コミは、当サイトが独自で調査したオリジナルのものです。

中立な内容を記載するために、デメリットを含む内容も紹介するので、参考にしてみてください。

体験談・口コミ
楽天ペイの手数料に関する口コミ・体験談
他の端末と比較して特に高いわけでも安いわけでもないという印象ですが、楽天というブランド力から安心して導入ができました。
口コミ投稿者:かほさん / 36歳女性 / 石川県
業種:サービス業 / 職種:経営・管理・人事 / 役職:自営業・個人事業主
導入サービス:楽天ペイターミナル / 2019年2月に導入開始 / 総合評価:7/10
体験談・口コミ
楽天ペイの手数料に関する口コミ・体験談
導入費用は無料なので問題ないと思います。決済手数料はもっと安いほうがいい。振込手数料は問題なし。月額費用も無料なので問題ないです。
口コミ投稿者:kamameshiさん / 48歳男性 / 京都府
業種:サービス業 / 職種:飲食・フード / 役職:経営者・役員
導入サービス:楽天ペイターミナル / 2022年1月に導入開始 / 総合評価:8/10
体験談・口コミ
楽天ペイの手数料に関する口コミ・体験談
Airレジからの導入だったため高く感じました。でも一方で即入金対応が叶うところはメリットだと思うのでサービスの手厚さのバランスだと思っています。当初はネットバンキングを利用していなかったので、楽天銀行と紐づけていた方は満足度高いと思います。
口コミ投稿者:サンクさん / 32歳女性 / 静岡県
業種:サービス業 / 職種:美容・理容 / 役職:自営業・個人事業主
導入サービス:楽天ペイターミナル / 2022年1月に導入開始 / 総合評価:5/10
体験談・口コミ
楽天ペイの手数料に関する口コミ・体験談
コストパフォーマンスは全体的にいいと思います。
入金回数を減らせば振り込み手数料も抑えることができるので、問題ないと思います。
決済手数料に関しては契約時よりもパーセンテージが下がったなと感じています。他社競合との価格競争で下げているのかなと感じますが、ユーザーとしては手数料はできるだけ低くしてもらいたい。
口コミ投稿者:grumieさん / 33歳男性 / 神奈川県
業種:サービス業 / 職種:美容・理容 / 役職:経営者・役員
導入サービス:楽天ペイターミナル / 2024年7月に導入開始 / 総合評価:8/10
体験談・口コミ
楽天ペイの手数料に関する口コミ・体験談
楽天銀行を振込先として使用していたので、振り込み手数料は無料で利用できていた。また、月額で固定費用がかかることも一切なかったので、そういった点ではかなり運用しやすかったと思う。
決済手数料に関しては、このような決済端末を導入するとどの会社でも取られるものではあり、2.95%〜という数値も妥当だと感じる。店舗では楽天ひかり、楽天銀行を利用していたのでこのような楽天の他のサービスを使用していると優遇があれば、、と考えたこともある。
口コミ投稿者:Momoさん / 23歳女性 / 東京都
業種:サービス業 / 職種:ナイトワーク / 役職:自営業・個人事業主
導入サービス:楽天ペイターミナル / 2022年9月に導入開始 / 総合評価:9/10

楽天ペイは、手数料水準だけでなく導入しやすさや振込条件まで含めて、実用的な選択肢として高く評価されています。

特に初期費用と月額固定費が無料である点は、コストを抑えたい個人事業主や小規模店舗にとって安心材料です。

他サービスから移行したユーザーにはやや割高に感じる意見も見られましたが、即時入金や楽天銀行との連携によりキャッシュフロー面での強みが目立ちます。

振込手数料が無料になることで、売上規模が小さい事業者でもランニングコストを抑えやすくなっています。

さらに、決済手数料が時期によって見直されているという声もあり、運用次第ではコスト最適化も期待できます。

楽天関連サービスを併用しているユーザーからは、連携面でのさらなる優遇があればより良いとの声もあり、今後の改善に注目が集まります。

楽天ペイ(実店舗決済)の評判・口コミ(75件)【導入方法やデメリットも解説】

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楽天ペイで手数料以外に必要な費用・コスト

楽天ペイを導入する際に必要なコストは、決済手数料以外に端末料金・初期費用、月額利用料、入金手数料、違約金が挙げられます。

選択するプランによって金額が異なるので、詳しく知りたい人は下記の表をご覧ください。

楽天ペイで手数料以外に必要な費用・コスト

プラン名スタンダードプランライトプラン標準プラン
初期費用0円
月額利用料2,200円
※キャンペーン適用で0円(2025年12月分まで)
0円0円
端末費用38,280円(税込)
※キャンペーン適用で0円
入金手数料入金先口座が楽天銀行の場合:0円
入金先口座が楽天銀行以外の場合:330円(税込)
違約金審査通過日から2年以内に解約した場合違約金:38,280円(税込)が発生
特にスタンダードプランでは、審査通過日から2年以内に解約した場合、38,280円(税込)の違約金が発生します。

短期間で解約する可能性がある場合は、他のプランを選択するようにしましょう。

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楽天ペイの手数料・導入費用の計算方法

楽天ペイを導入する際の手数料や導入費用の計算方法は次の通りです。

まずは、年間の売上金額を仮定します。

次に売上金額のうち、キャッシュレス決済で支払われる割合、その中でもクレジットカード決済・電子マネー決済・QRコード決済の内訳を仮定します。

各決済手段における売上金額に、所定の決済手数料率を乗じて手数料を算出し、そこに月額利用料と初期費用・端末料金を加えれば算出完了です。

それでは中小事業者向けのスタンダードプランで、実際にシミュレーションしてみましょう。

楽天ペイの手数料・導入費用の総額をシミュレーション

楽天ペイの手数料・導入費用の総額をシミュレーションしてみましょう。

ここでは年間の売上金額500~2,000万円までの事業者における1~3年目の費用の総額を計算します。

算出にあたって、売上金額に占めるキャッシュレス決済の割合などは、経済産業省の2024年におけるキャッシュレス決済比率に関する調査を基にしています。

また、楽天ペイのスタンダードプランを利用し、月額利用料・端末代金はキャンペーン適用によって無料、入金先口座は楽天銀行を設定しているという前提です。

年間売上金額1年目2年目以降3年間の合計
500万円108,878円108,878円326,634円
1,000万円217,756円217,756円653,268円
2,000万円435,512円435,512円1,306,536円

契約プランや決済金額によって、手数料は変動するため、導入を検討する上での判断材料として参考にしてみてください。

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楽天ペイの新規加盟店向けに導入0円キャンペーンを開催中!

楽天ペイターミナル_導入0円キャンペーン

画像引用元:楽天ペイ

楽天ペイでは、新規加盟店向けに決済端末の楽天ペイターミナルが無料になる「導入0円キャンペーン」と、カードリーダーが無料になる「カードリーダー0円導入キャンペーン」が実施されています。

決済端末の無料キャンペーンは2024年5月1日から実施されており、税込38,280円の決済端末が無料になります。

キャンペーン参加方法は次の通りです。

導入0円キャンペーンの参加方法

  1. 楽天ペイ(実店舗決済)の導入を申し込み、手続きの中で「キャンペーン参加確認」の項目について端末の色を赤・黒・白から選択して申し込みます。
  2. 加盟店審査へ進み、審査が完了すれば順次端末が店舗住所へ発送されます。
  3. 同時に楽天ペイの加盟店管理画面で利用可能な決済ブランドが表示されるようになるので、併せて確認してみてください。
  4. 端末に同梱されているスタートガイドに従いセットアップを行ってから、1円以上の決済を利用すれば完了です。

「カードリーダー0円導入キャンペーン」では、POSレジとの連携対応が可能な2万円相当のカードリーダーが無料になります。

こちらも申し込み方法は同様なので、POSレジを主に使用している人は、こちらのキャンペーンを利用しましょう。

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楽天ペイの手数料に関するよくある質問

最後に楽天ペイの手数料に関するよくある質問とその回答を5つ紹介します。

当サイトにもよくいただく質問を中心に紹介するので、気になる人は参考にしてみてください。

楽天ペイで手数料がかかる理由は?

楽天ペイで決済を受け付けた際に決済手数料が発生する理由は、ユーザーと店舗の間に入る決済代行会社へ手数料を支払うためです。

決済代行会社の仕組み

クレジットカードや電子マネーなど様々な決済方法を一括で受け付けられる決済代行サービスを利用する料金として決済手数料を支払います。

各決済サービスやクレジットカード支払いの受付を、一つずつ自分で管理するのは大きな負担になります。

各決済手段をまとめて管理できるようになるため、決済手数料はキャッシュレス決済の導入において必要な費用であると言えるでしょう。

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楽天ペイを店舗に導入するメリットは?

楽天ペイを店舗に導入するメリットは、次の通りです。

楽天ペイを店舗に導入するメリット

  • 中小企業にとってお得なプランが充実している
  • 楽天ユーザーの顧客にとって利便性が高い

楽天ペイにはスタンダードプラン・ライトプランといった中小企業向けに決済手数料が安く設定されたプランがあります。

これらのプランを上手に活用することで、コストを抑えてキャッシュレス決済が利用できるようになるでしょう。

また、楽天ユーザーの顧客にとって、楽天ペイで支払えることはポイント還元率が高まるため、大きなメリットになります。

顧客が楽天ペイで支払う際、楽天キャッシュをチャージしてから支払いを行うと、支払金額に対して1.5%のポイントが還元されます。

通常のクレジットカードのポイント還元率が1%前後なので、顧客にとってお得な支払方法と言えるでしょう。

また、顧客が楽天ペイで支払う際、楽天キャッシュをチャージする手数料は無料です。

そのため、楽天ペイの導入には、楽天ユーザーの顧客を集客しやすいメリットがあります。

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楽天ペイを店舗に導入するデメリットは?

楽天ペイを導入するデメリットは次の通りです。

楽天ペイを店舗に導入するデメリット

  • 楽天銀行を入金先口座にしていないと入金手数料が都度発生する
  • PayPay・d払いの決済手数料が高い

楽天銀行を入金先口座にしていない場合、入金するたびに330円(税込)の手数料が発生します。

入金回数が多いと大きなコストになってしまいます。

また、楽天ペイではPayPay・d払いといった利用者の多いQRコード決済に対して3.24%(税抜)の手数料が必要です。

他サービスと比較すると若干高いため、決済手数料だけを見るとデメリットと言えます。

楽天ペイが手数料の引き下げをしたって本当?

日経新聞の記事によると、楽天ペイの手数料は2024年にスタンダードプランとライトプランができたことによって、引き下げが行われました。

楽天ペイ、新規の中小加盟店は決済手数料率下げ 2.2%に

画像引用元:日本経済新聞

それまでは標準プランのみでクレジットカード決済手数料は3.24%でしたが、スタンダードプランでは2.20%まで引き下げられました。

楽天ペイの手数料無料キャンペーンはいつまで実施していた?

楽天ペイは2021年10月から2022年12月まで決済手数料無料キャンペーンを実施していたという情報があります。

現在楽天ペイの決済手数料は有料であり、今後手数料無料キャンペーンが再開されるかどうかは未定です。

楽天ペイの加盟店手数料に消費税はかかる?

加盟店手数料(決済手数料)には消費税がかかるものと、かからないものがあります。

クレジットカード手数料のような後払いのものは、基本的に消費税非課税です。

反対にQRコード決済のように事前にチャージを行うプリペイド式のものは。消費税の課税対象となります。

具体的には前段の表や、決済代行サービス会社との契約書をよく確認するようにしましょう。

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まとめ:楽天ペイの手数料は高い?誰が払う?【導入費用や端末料金も解説】

今回は楽天ペイの決済手数料について、他サービスと比較して高いのかどうかを解説しました。

楽天ペイは契約プランによって決済手数料や月額手数料が異なるため、自店に合ったプランを選択することが大切です。

適切なプランを選ぶことができれば、決済手数料は2.00%と業界最安水準で利用できます。

本記事を読んで楽天ペイの利用を導入しようと考えている人は、公式サイトから申し込みを行ってみてください。

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■キャッシュレス決済サービスの掲載口コミ・体験談について
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