PayCAS Mobileの入金サイクル・入金手数料まとめ【入金明細の取得方法も解説】

PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の入金サイクルや入金手数料を知りたい！他の決済端末と入金サイクルは違うの？

本記事ではこんな悩みを解決します。

PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)は、PayPayの決済手数料を抑えられるなど、メリットの多いキャッシュレス決済サービスですが、入金サイクルはどうなっているのか気になる人も多いでしょう。

入金サイクルが長かったり、高い入金手数料がかかったりすると、現金化のスピードが遅く、手元に入る売上金も少なくなるため、PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)のメリットが薄れてしまいます。

そこで本記事では、PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の入金サイクルや入金手数料をまとめた上で、注意点や他の決済代行サービスとの比較について解説します。

根拠と評価基準（タップで開く）

編集・検証・監修：StorePro編集部(最終更新：2025年12月4日) ／ 編集ポリシー ／ 口コミ掲載ポリシー ／ プライバシーポリシー

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キャッシュレス決済サービスの掲載口コミ・体験談について

• 収集対象：日本全国の実店舗運営経験者（飲食・美容・サロン・小売 等）
• 収集方法：インターネット調査／StorePro編集部が独自収集
• 収集期間：2025年02月〜2025年12月の回答を基に掲載（継続収集中）
• 編集方針：中立性・公平性を担保し、デメリットを含む内容も掲載
• 除外基準：重複・自社関係者・不明確な回答は不採用
• 評点：「口コミ評価」は全口コミの総合評価の平均値（5.0点満点）

収集方法・掲載基準・回答者属性の詳細は 口コミ掲載ポリシー・回答者属性 を参照。

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キャッシュレス決済サービスの総合評価について

• 評価軸：費用(初期費用・月額費用・決済手数料・入金手数料・端末代金)の最低価格、入金サイクルの最短日数、申し込みから導入までの最短期間、対応決済ブランド数、当サイト口コミ評点 等の計15項目
• 採点：各項目を1.0〜5.0（0.5刻み）でスコア化し重み付け
• 集計：幾何平均により総合スコアを算出し、相対評価を小数第2位まで表示
• 注記：本評価は目安であり、サービス品質を保証するものではない
• 最終更新日：2025/03/14

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編集・監修体制

StorePro編集部は、実店舗運営経験者や決済・POS事業での実務経験者を含むチームで構成。一次情報（アンケート・事業者ヒアリング・各種一次資料）を基に、編集ポリシーと掲載ポリシーに沿って検証・更新を行います。

PayCAS Mobileの入金サイクル・入金手数料まとめ

まずはPayCAS Mobileの入金サイクルと入金手数料について、それぞれ順番に見ていきましょう。

PayCAS Mobileの入金サイクル

PayCAS Mobileの入金サイクルは月2回で、スケジュールは以下の通りです。

月末支払いと15日支払いとで、振込日に金融機関が休業していた場合の対応が異なるので注意しましょう。

PayCAS Mobileの入金サイクルは、他の決済代行サービスと比較するとやや長めです。

入金サイクルがもっと短いサービスを希望する場合、最短翌営業日入金のSquareや楽天ペイターミナル、最大で月6回入金されるAirペイなどがおすすめです。

PayCAS Mobileの入金手数料

PayCAS Mobileの入金手数料は無料です。

入金先口座の金融機関や決済手段・ブランドを問わず無料のため、普段お使いの事業用口座をそのまま利用できます。

入金手数料が無料のため、入金回数を気にせず利用可能です。

他の決済代行サービスでは、入金手数料が数百円程度発生することもあるため、PayCAS Mobileのメリットと言えます。

PayCAS Mobileの入金サイクル・入金手数料の注意点

次に、PayCAS Mobileの入金サイクルや入金手数料の注意点について解説します。

本章で解説する注意点を事前に理解した上で導入を検討してみてください。

それぞれ順番に見ていきましょう。

入金回数は増やせない

PayCAS Mobileの入金回数を増やすことはできません。

公式サイトのFAQページでも明確に入金回数を増やせないと回答されています。

他の決済代行サービスでは、入金先の金融機関を変えたり、オプションプランを利用したりすれば、入金回数を増やせるものもあります。

しかし、PayCAS Mobileでは、入金回数は入金先口座にかかわらず月2回で、オプションプランもありません。

そのため、PayCAS Mobileで月2回以上の売上金の入金を受け取ることができない点に注意が必要です。

分割払いは「決済日の締日」で一括入金

PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)では、顧客が分割払いを使えるようになっています。

2回払いなどの分割に対応しているため、顧客が望む支払方法に柔軟に対応できるのはメリットです。

ただし、顧客が分割払いを設定した場合であっても、売上金の入金は通常通り決済が行われた日を基準とした入金サイクルで全額一括入金されます。

他の決済代行サービスでは、分割払いの場合、支払いのあった金額について都度入金されるものもありますが、PayCAS Mobileでは一括入金となっています。

売上金がすぐに手元に入るといった点ではメリットになりますが、返品や途中解約が生じた場合に、先に受け取った代金についてPayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)への返金手続きが必要です。

実際の手続きについては、PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の説明書などで使い方を確認するか、電話またはメールで「PayCAS オーナーズデスク」へ問い合わせてみてください。

>> PayCAS Mobileの公式サイトを確認する

ボーナス払いはブランド別にスケジュールが異なる

PayCAS Mobileではボーナス払いにも対応していますが、顧客が決済を行ったブランドによって、入金サイクルが異なります。

ボーナス払いを行った場合のブランドごとの入金サイクルは次の通りです。

PayCAS Mobileは、分割払いやボーナス払いに対応しているため、高額商品などを扱う店舗にとって顧客の柔軟な支払いに対応できるメリットがありますが、入金サイクルがそれぞれ異なる点に注意しましょう。

料率・振込明細は管理画面で直接は見られない

料率や振込明細をPayCAS Mobileの管理画面から確認することはできません。

売上金から決済手数料や月額利用料を差し引いて残った金額が入金されますが、その金額を管理画面で直接確認することができないため、収納明細のダウンロードが必要です。

収納明細のダウンロード方法はPayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の説明書に記載されています。

画像引用元：PayCAS Mobile

詳しい手順は後段の「よくある質問」で解説しますので、収納明細書のダウンロード方法も知りたい人は、併せてご覧ください。

>> PayCAS Mobileの公式サイトを確認する

売上が月額費用を下回る場合は請求書が送られる

PayCAS Mobileでキャッシュレス決済を行った決済額が、PayCAS Mobileの月額利用料を下回る場合、請求書が送られてきます。

PayCAS Mobileの月額利用料は、決済を行った売上金(月末締め分)を入金する際に相殺されます。

しかし、決済額が少なく、相殺することができない場合は、PayCAS Mobileから請求書が送られてくるので、別途支払いが必要です。

PayCAS Mobileの月額利用料はPayPayとセットで申し込んだ場合、中小企業であれば基本的に3,000円(税抜：電子マネー決済も導入した場合)程度です。

開業して間もない頃や、ほとんどキャッシュレス決済が行われなかった場合など以外に、月額利用料を下回ることはあまりないでしょう。

そのため、突然PayCAS Mobileから請求書が届くと驚くかもしれませんが、前項の収納明細書を確認した上で、適切に利用料を支払いましょう。

PayCAS Mobileの入金サイクル・入金手数料を他の決済端末と比較

ここからは、PayCAS Mobileの入金サイクルや入金手数料を他の決済端末と一覧表で比較してみましょう。

PayCAS Mobileの入金サイクル・入金手数料を他の決済端末と比較

端末名	端末機の画像	総合評価	入金手数料	入金サイクル
PayCAS Mobile		4.17	0円	月2回
Square		4.86	0円	最短翌営業日
stera pack		4.77	・三井住友銀行なら0円 ・その他の銀行は220円	最短2営業日後(毎日締め)
PAYGATE		4.47	0円	月2回
STORES決済		4.43	・売上10万円以上：0円 ・売上10万円未満：200円	・手動入金の場合は1〜2営業日 ・自動入金の場合は翌月20日に入金
JMS		4.40	0円〜198円	月2回または6回
Airペイ		4.54	0円	月3回または6回
楽天ペイ ターミナル		4.61	0円〜330円	最短翌日

PayCAS Mobileは、PayPayの決済手数料を最安水準で利用できるなどのメリットがありますが、入金サイクルを比較すると他サービスより遅い部分があります。

例えば、Squareでは入金先口座の金融機関を問わず、最短翌営業日に入金されます。

Square(スクエア)の入金サイクル：三井住友銀行・みずほ銀行に振り込まれる場合

入金手数料も発生しないため、現金売上に近い感覚で利用可能です。

また、楽天ペイターミナルでは入金先口座が楽天銀行の場合、最短翌日に自動入金が行われ、こちらも入金手数料は発生しません。

楽天ペイの入金サイクル：楽天銀行の場合

入金サイクルや入金手数料を重視するのであれば、Squareや楽天ペイターミナルをおすすめします。

また、楽天ペイターミナルでは決済端末や決済手数料に関するキャンペーンも実施されています。

画像引用元：楽天ペイ

コストを抑えて導入したい人は、キャンペーンの利用も検討してみてください。

>> 楽天ペイターミナルの公式サイトはこちら

他にもコストを抑えながら、一定の入金サイクルを確保したい人はAirペイもおすすめです。

Airペイは初期費用・月額利用料が無料で利用でき、入金サイクルも月6回入金が行われます。

Airペイ(エアペイ)の入金サイクル：みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行

ただし、月6回入金が行われるのは、入金先口座がみずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の場合に限られるので、注意しましょう。

Airペイでもカードリーダー型決済端末の無料導入キャンペーンや決済手数料のディスカウントプログラムが実施されています。

画像引用元：Airペイ(エアペイ)

キャンペーンの終了時期は未定のため、導入を検討している人はお早めにお申し込みください。

>> Airペイの公式サイトはこちら

PayCAS Mobileの入金サイクル・入金手数料に関するよくある質問

最後にPayCAS Mobileの入金サイクルや入金手数料に関するよくある質問とその回答を4つ紹介します。

同様の疑問をお持ちの場合、参考にしてみてください。

PayCAS Mobileでの入金明細や収納明細書の確認方法は？

PayCAS Mobileで入金明細や収納明細書を確認する具体的な手順は次の通りです。

まずはPayCAS Mobileの管理画面へログインしましょう。

ログインID(ユーザーアカウント)とパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

連続で3回ログインに失敗すると、アカウントロック状態となり、ロックを解除するにはサポートへの連絡が必要です。

アカウントにログインできたら、サイドメニューから「端末決済サービス 収納明細書参照」をクリックします。

画像引用元：PayCAS Mobile

明細書の検索画面で店舗名や集計期間を入力すると、検索条件に応じた明細書が表示されます。

画像引用元：PayCAS Mobile

なお、集計期間は過去13ヶ月分が対象です。

収納明細書の検索結果から明細書または明細データのCSVファイルがダウンロード可能です。

収納明細書やCSVファイルで手数料や入金金額を確認することができます。

>> PayCAS Mobileの公式サイトを確認する

PayCAS Mobileの入金手数料以外にかかる費用は？

PayCAS Mobileの入金手数料以外にかかる費用は、初期費用、月額利用料、決済端末代金、決済手数料、解約手数料です。

具体的な費用は次の通りです。

画像引用元：PayCAS Mobile

解約手数料・違約金については、端末を無償で提供しているため、4年以内に解約する場合、最大66,000円の支払いが必要です。

また、PayCAS Mobileは入金手数料無料で利用できます。

入金手数料以外の費用も参考に、導入する決済代行サービスを選んでみてください。

>> PayCAS Mobileの公式サイトを確認する

PayCAS Mobileの売上は1円でも入金できる？

PayCAS Mobileの売上は、1円の場合入金できるか説明書などに明記されていませんが、基本的に売上金と月額利用料を相殺して入金されます。

そのため、売上金が月額利用料未満の場合、PayCAS Mobileから利用料などの支払い請求書が届きます。加盟店は、請求書が届いたら利用料などを速やかに支払わないといけません。

利用料などと相殺されるため、1円での入金はされないと考えられます。

一方でSquareであれば1円の売上でも入金が可能です。少額の売上でも振り込みをご希望の方はSquareの導入を検討してみましょう。

PayCAS Mobileの入金サイクル・入金手数料は全プラン共通？

PayCAS Mobileの入金サイクル・入金手数料は、利用するプランを問わず無料です。

月2回の入金がいずれも無料なのは助かりますよね。

入金先口座の金融機関や決済手段も問わないため、売上金から月額利用料や決済手数料を差し引いた金額が入金されます。

入金回数が多くても、入金手数料が毎回発生すると、売上金が目減りしてしまいます。

入金手数料が無料なのはPayCAS Mobileの大きなメリットと言えるでしょう。

まとめ：PayCAS Mobileの入金サイクル・入金手数料まとめ【入金明細の取得方法も解説】

今回はPayCAS Mobileの入金サイクルや入金手数料について詳しく解説した上で、他サービスと比較して紹介しました。

PayCAS Mobileは、PayPayの決済手数料を安く利用でき、高機能なポータブル型決済端末を無料で導入できるため、メリットもありますが、Squareや楽天ペイターミナルなどと比較すると、入金サイクルが遅いというデメリットもあります。

メリット・デメリットを踏まえた上で、PayCAS Mobileの導入を検討してみてください。

また、Squareや楽天ペイターミナルが自店に合っているかもと思った人は、公式サイトから加盟店審査の申込を行うか、当サイトの別記事で詳しく解説していますので、そちらも併せてご覧ください。