POSレジ

免税対応のPOSレジ6選|リファンド方式と免税処理のやり方を解説

更新日 :

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「免税に対応するレジはどれを選べばよい?」「リファンド方式になると、店頭のやり方も変わるの?」と迷っている店舗事業者もいるでしょう。

免税対応のレジは、会計だけでなく、購入記録の電子送信と購入者への返金までつながるかで選ぶことが大切です。POSレジ自体に免税機能を備えるタイプと、外部の免税サービスを組み合わせるタイプがあり、契約やスタッフの操作が異なります。

2026年11月1日からは、店頭でいったん税込価格で販売し、出国時の税関確認後に消費税相当額を返す「リファンド方式」が始まります。

リファンド方式の流れ

画像引用元:スマレジ

レジの税率を0%にしたり、消費税分を値引きしたりするだけでは、免税の手続きにはなりません。

この記事では、スマレジ、Square POSレジなど6サービスを比較し、免税レジでの手続きと導入準備を解説します。新制度で変わる作業に加え、返金が終わっていない取引や返品への対応も紹介します。

【迷ったらコレ!】免税対応のPOSレジおすすめ3選

Square POSレジ
スマレジ
POS+

4.87 4.76 4.44
初期費用・固定費が無料
最短​当日から​ご利用可能
入金は​最短​数分後&振込手数料無料
POSレジや請求書機能も無料
アクティブ店舗数56,000突破
IT導入補助金で最大75%補助
無料でPOS機能を始められる
3部門でNo.1を獲得
月間1,000店舗以上が導入
IT導入補助金申請サポート
キャッシュレスやセルフレジにも対応
電話サポートは365日対応
根拠と評価基準(タップで開く)

POSレジサービスの掲載口コミ・体験談について

  • 収集対象:日本全国の実店舗運営経験者(飲食・美容・サロン・小売 等)
  • 収集方法:インターネット調査/StorePro編集部が独自収集
  • 収集期間:2025年02月〜2026年10月の回答を基に掲載
  • 編集方針:中立性・公平性を担保し、デメリットを含む内容も掲載
  • 除外基準:重複・自社関係者・不明確な回答は不採用
  • 評点:「口コミ評価」は全口コミの総合評価の平均値(5.0点満点)

収集方法・掲載基準・回答者属性の詳細は 口コミ掲載ポリシー・回答者属性 を参照。


POSレジサービスの総合評価について

  • 評価軸:費用(初期・月額・決済・入金の最低価格)、決済ブランド数、IT補助金対応、対応業種数、機能種類数、アプリストア評点、当サイト口コミ評点 等の計15項目
  • 採点:各項目を1.0〜5.0(0.5刻み)でスコア化し重み付け
  • 集計:幾何平均により総合スコアを算出し、相対評価を小数第2位まで表示
  • 注記:本評価は目安であり、サービス品質を保証するものではない
  • 最終更新日:2026/02/14

編集・監修体制

StorePro編集部は、実店舗運営経験者や決済・POS事業での実務経験者を含むチームで構成。一次情報(アンケート・事業者ヒアリング・各種一次資料)を基に、編集ポリシーと掲載ポリシーに沿って検証・更新を行います。

免税対応のレジとは?2026年11月から変わる仕組み

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免税対応のレジとは、外国人旅行者などへの免税販売を支えるPOSレジです。商品の会計に加え、誰が何を買ったかを記録し、国税庁へ送る作業をレジ本体や連携サービスで行います。

免税販売には、店舗ごとの「輸出物品販売場」の許可が必要です。これは、旅行者が国外へ持ち出す商品を免税で販売するための許可であり、対応レジの契約だけで取得できるものではありません。

比べる項目 2026年10月31日まで 2026年11月1日から
店頭で受け取る金額 免税の条件を満たす販売では税抜価格 税込価格
消費税相当額の扱い 販売時に消費税を免除 税関の持ち出し確認後に、店舗または委託先が返金
免税対象商品の区分 一般物品と消耗品に分けて扱う 区分を廃止
消耗品の包装・購入上限 指定の包装と、税抜50万円以下の購入上限がある 特殊包装の要件と、消耗品の購入上限を廃止
レジ・免税システムで扱うデータ 購入記録を電子送信・保存 購入記録の送信・保存に加え、税関確認結果を取得・保存

リファンドは「返金」という意味です。新制度では、税関が商品を国外へ持ち出すことを確認し、店舗や委託した事業者が返金します。税関が購入者へお金を振り込む仕組みではありません。

購入者は、購入日から90日以内の出国時に確認を受けます。店舗は確認結果を取得・保存し、該当する売上を課税売上から免税売上へ振り替えるため、レジを選ぶ際は経理へ渡すデータも確認しましょう。

なお、新旧の制度を併用する移行期間はありません。11月1日からも免税販売を続ける店舗は、レジ・送受信サービス・返金サービスを含めて切り替える準備が必要です。

免税対応のPOSレジ6選を連携先と返金方法で比較

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免税対応のPOSレジを比較する際は、レジの標準機能と、別に契約する免税・返金サービスを分けて確認しましょう。次の6サービスは、免税処理を自社サービスまたは外部連携で扱えます。

免税対応のPOSレジ6選を連携先と返金方法で比較

POSレジ 免税処理のつなぎ方 新制度の返金・契約 向いている店舗
スマレジ 自社サービスで会計・購入記録の送信・免税状況を管理 ・リテールビジネスプランと免税リファンドサービスの申込
・PAYGATEの対象決済は購入時のカードへ自動返金する方式
レジから返金までの窓口をまとめたい店舗
Square POSレジ PIE VATと売上データを連携 ・PIE VATへの申込・連携設定
・PIE VATがリファンド方式に対応
使っているSquareの会計に免税手続きを追加したい店舗
POS+ retail Global Tax Free-Planetの免税アプリと会計データを連携 ・外部の免税・返金サービスを利用
・レジ側で連携実績と返金状況を確認
免税会計と小売店の売上管理をまとめたい店舗
BCPOS 標準の免税販売機能と「eあっと免税」を連携 ・返金は提携する外部サービスが担当
・案内された返金事業者との直接契約が必要
WindowsのPOSで免税処理も扱いたい店舗
Shopify POS PIE VATアプリを追加して連携 ・ShopifyとPIE VATを利用
・PIE VATがリファンド方式に対応
Shopifyのネットショップと店頭販売を運営する店舗
NECモバイルPOS J-TaxFreeと連携 ・J-TaxFree側で返金サービスを利用
・利用アプリと連携設定の確認が必要
NECモバイルPOSを使い、物販の免税対応も進めたい店舗

この6サービスでは、スマレジが、免税販売から返金までを自社サービス内でつなぐ仕組みを用意しています。

また、外部連携でも購入明細の再入力を省けるサービスがあります。自社サービスか外部連携かに加え、会計後の操作数や、返金状況をどこで確認するかも導入相談で確かめましょう。

免税対応のPOSレジおすすめ6選

免税処理に対応するPOSレジ6サービスを紹介します。利用するプラン・連携先・返金方法をそろえて比較し、自店の商品数や販売方法に合うレジを選びましょう。

免税処理に対応するPOSレジ6選

  • スマレジ|自社サービスで免税処理と返金をつなぐ
  • Square POSレジ|PIE VATと売上データを連携する
  • POS+ retail|免税アプリとの連携・返金状況を管理する
  • BCPOS|標準の免税機能と外部の返金サービスを使う
  • Shopify POS|ネットショップと店頭の販売に免税を加える
  • NECモバイルPOS|J-TaxFreeと連携して免税処理を行う

免税対応のPOSレジ①スマレジ|免税販売から返金まで自社サービスで連携

POSレジ名 スマレジ
総合評価 4.76
口コミ評価
3.70 (30件)
免税処理の方式 ・POSと免税処理を一体化
・購入明細の再入力を省き、免税状況を管理
利用プラン・連携先 ・リテールビジネスプラン
・スマレジ免税リファンドサービスへの申し込み
・自動返金を利用する場合はPAYGATEと連携
新制度での返金 ・対象のPAYGATE決済:購入時のカードへ自動返金
・還付登録方式:旅行者が専用Webサイトで返金先を登録
※対象の決済方法・カードブランドに制限あり
費用・契約の確認 ・POSのプラン料金、機器代、決済手数料
・返金手数料と、その負担者
※自動還付方式は税抜価格に対する返金手数料1.5%を案内
導入前に確認したい点 10月1日以降の申し込みでは、11月1日の制度切り替えまでに手続きが完了しない場合がある
向いている店舗 レジ・免税データ・返金状況の管理をまとめたい小売店
公式サイト スマレジの公式サイトを確認する

スマレジは、リテールビジネスプランで免税販売から購入記録の送信、返金業務までつなげられるPOSレジです。売上データを免税手続きにも使うため、購入明細を別の端末へ打ち直す手間を省けます。

スマレジは、リテールビジネスプランで免税販売から購入記録の送信、返金業務までつなげられる

画像引用元:スマレジ

免税が成立した取引や否決された取引を管理画面で確認でき、返金まで含めた運用を自社サービスでまとめられます。

PAYGATE(ペイゲート)と連携すると、対象のクレジットカード・銀聯決済では、購入時に使ったカードへ自動返金する方式を利用できます。

PAYGATE(ペイゲート)と連携すると、対象のクレジットカード・銀聯決済では、購入時に使ったカードへ自動返金

画像引用元:スマレジ

PAYGATEの全決済が自動返金の対象ではないため、使いたいブランドや決済方法を事前に確認しましょう。

>> スマレジの公式サイトを確認する

免税対応のPOSレジ②Square POSレジ|PIE VATと連携して免税を追加

POSレジ名 Square POSレジ
総合評価 4.87
口コミ評価
4.30 (86件)
免税処理の方式 外部サービスPIE VATと売上データを連携し、免税手続きを行う
利用プラン・連携先 ・Squareアカウント
・PIE VATへの申し込み・連携設定
新制度での返金 PIE VATがリファンド方式に対応
※利用できる返金先と購入者の登録手順はPIE VATで確認
費用・契約の確認 ・PIE VATのSquare連携プランは初期費用・月額費用0円
・旅行者負担の免税手数料あり
※決済端末、タブレット、決済手数料などは別途
導入前に確認したい点 Square端末との連携でも、免税申請にはタブレット端末が必要
※PIE VATはiPadを推奨
向いている店舗 Squareで会計しており、明細の再入力を減らして免税販売を始めたい店舗
公式サイト Square POSレジの公式サイトを確認する

Square POSレジは、PIE VATとの連携で免税処理を追加できます。レジの売上データが連携され、タブレットのカメラでパスポートを読み取るため、購入明細や旅券番号の手入力を減らせます。

PIE VATのSquare連携プランは、初期費用と月額費用が0円です。一方で、旅行者が負担する免税手数料があるため、「店舗の月額費用0円」と「返金に関する費用0円」は分けて考えましょう。

PIE VATのSquare連携プラン

画像引用元:PIE VAT

Squareターミナルなどの決済端末を使う場合も、免税申請にはタブレット端末が必要です。今の機器を使えるか、カメラで読み取る端末をどこに置くかを確かめてから申し込むと、レジ周辺の配置も決められます。

これから導入する店舗は、Squareの無料アカウントを作成し、商品登録や通常会計を確認してみましょう。免税販売の開始には、PIE VATとの契約・連携や税務署での手続きも必要です。

>> Square POSレジの公式サイトを確認する

免税対応のPOSレジ③POS+ retail|返金状況も管理

POSレジ名 POS+ retail
総合評価 4.44
口コミ評価 3.75 (2件)
免税処理の方式 Global Tax Free-Planetの免税アプリへ、レジの会計データを自動連携
利用プラン・連携先 ・小売店向けのPOS+ retail
・Global Tax Free-Planetの免税アプリ
新制度での返金 ・免税手続事業者を通じて返金
・管理画面で免税アプリとの連携実績・返金状況を確認
費用・契約の確認 POS、機器、免税アプリ連携、返金サービスの契約条件をまとめて見積もり
導入前に確認したい点 2026年9月にリファンド方式への会計対応をリリース
※移行に伴う商品マスタの再登録は不要
向いている店舗 在庫管理と免税会計をまとめ、返金の進み具合も把握したい小売店
公式サイト POS+ retailの公式サイトを確認する

POS+ retailは、Global Tax Free-Planetの免税アプリと会計データを自動連携します。免税対象商品を登録して税込会計すると、会計データが免税アプリへ渡る仕組みです。

管理画面では、免税アプリとの連携実績と購入者への返金状況を確認できます。会計した取引が連携されたか、返金がどこまで進んでいるかを店舗側で追える点が特徴です。

2026年9月16日に新制度への会計対応が発表され、移行のために商品マスタを登録し直す作業も不要とされています。既存の商品登録を使いながら免税業務を切り替えたい店舗におすすめです。

申し込み時は、POS+ retailの利用料と、外部の免税・返金サービスで発生する費用を分けて見積もりましょう。複数店舗で使う場合は、本部と店舗それぞれが確認できる取引の範囲も相談しておくと安心です。

>> POS+の公式サイトを確認する

免税対応のPOSレジ④BCPOS|標準の免税機能と外部返金を連携

BCPOS

画像引用元:BCPOS

POSレジ名 BCPOS
総合評価 4.30
口コミ評価 -
免税処理の方式 ・免税販売機能を標準搭載
・同じWindows PC上で「eあっと免税」と連動し、購入記録を作成・送信
利用プラン・連携先 ・BCPOSとeあっと免税
・ビジコムが案内する返金事業者と直接契約
新制度での返金 ・ビジコム側がデータ送受信・会計処理を支援
・消費税相当額の返金は提携サービスが担当
費用・契約の確認 ・BCPOSの免税販売機能は追加料金なし
・eあっと免税は新制度に合わせて月額0円
※POSソフト・機器・返金サービスの費用は別に確認
導入前に確認したい点 免税機能を標準搭載していても、返金事業者との契約が必要
向いている店舗 WindowsのPOSレジとパスポートリーダーで免税販売を行いたい店舗

BCPOSは、標準の免税販売機能と「eあっと免税」を同じPC上で連動させるPOSレジです。商品登録やパスポートの読み取りから、免税データの作成・送信までを会計の流れで扱えます。

BCPOSは、標準の免税販売機能と「eあっと免税」を同じPC上で連動させるPOSレジ

画像引用元:BCPOS

免税販売機能には追加料金がかからず、eあっと免税も新制度に合わせて月額無料になります。ただし、POS本体やソフト、返金に関わる費用まで無料になるわけではありません。

特に押さえたいのは、返金は外部サービスが担当し、返金事業者との直接契約が必要という点です。BCPOSの相談では、販売・送受信・返金の各契約と、問い合わせ先を一緒に確認しましょう。

免税対応のPOSレジ⑤Shopify POS|ネットショップと店頭の販売に免税を加える

Shopify POS

画像引用元:Shopify POS

POSレジ名 Shopify POS
免税処理の方式 Shopify POSにPIE VATアプリを追加して免税手続きを行う
利用プラン・連携先 ・Shopifyの有料プラン
・PIE VATのアカウントとShopify POS連携アプリ
新制度での返金 PIE VATがリファンド方式に対応
※返金先の登録や承認の手順は、利用開始時に確認
費用・契約の確認 ・Shopifyのプラン利用料
・POS Proを選ぶ場合は追加の店舗別利用料
・PIE VATアプリは無料インストール
※決済・機器・返金に関する費用は別に確認
導入前に確認したい点 ShopifyだけでなくPIE VAT側のアカウント・申し込みも必要
向いている店舗 Shopifyでネットショップを運営し、店頭にも免税販売を加えたい店舗

Shopify POSは、ネットショップと店頭販売をShopifyで管理しながら、PIE VATアプリで免税処理を追加できます。

連携アプリでは、POS側でQRコードや6桁のコードを発行し、購入者へ案内する流れが用意されています。PIE VAT側の管理ページで購入記録を確認・承認するため、会計担当と承認担当の作業を導入時に確かめることが大切です。

アプリのインストールが無料でも、Shopifyの契約料や、選ぶPOSプランの費用は別です。Shopify POSの無料体験や導入相談では、ネット販売との在庫管理に加え、免税アプリの利用条件と返金時の費用も確認しましょう。

免税対応のPOSレジ⑥NECモバイルPOS|J-TaxFreeと連携して免税処理

NECモバイルPOS

画像引用元:NECモバイルPOS

POSレジ名 NECモバイルPOS
総合評価 4.03
口コミ評価 -
免税処理の方式 外部のJ-TaxFreeと連携し、会計から免税手続きへつなぐ
利用プラン・連携先 ・NECモバイルPOS
・J&J Tax FreeのJ-TaxFreeシステム
新制度での返金 J&J Tax Freeの返金サービスを利用
※購入者は返金先登録用のWebサイトで登録する方式
費用・契約の確認 POS、利用端末、免税連携、返金サービスの条件に応じて見積もり
導入前に確認したい点 ・アプリ更新履歴で新制度への対応を案内
・店舗の契約・連携設定と、利用バージョンを確認
向いている店舗 既存のNECモバイルPOSに、土産品など物販の免税手続きを加えたい店舗

NECモバイルPOSは、J-TaxFreeとの連携で免税処理を行うiPad向けPOSレジです。

連携先のJ&J Tax Freeは、購入者が返金先を登録するWebサイト「J-TaxRefund」を用意しています。購入者への返金と、店舗との消費税相当額の精算を同社が扱う仕組みです。

既存のレジを継続しながら免税連携を加えたい店舗におすすめですが、アプリの更新だけで契約や連携設定まで済むわけではありません。NECモバイルPOSへの相談では、対象商品と契約条件を伝え、返金状況の調べ方まで確かめましょう。

免税レジで手続きするやり方|税込会計から返金まで

2026年11月1日以降、免税レジで手続きする流れは、購入者の確認、税込会計、購入記録の送信、税関確認後の返金です。次の表で、店舗と購入者がそれぞれ行う作業を押さえましょう。

順番・担当 行う作業 店舗で確認したい点
1. 店舗 旅券などで、購入者が免税の対象になるか確認 在留資格、入国日などを確認する
※国籍だけで判断しない
2. 店舗 商品・数量・販売価格を登録し、対象金額を判定 ・同じ購入者に同じ店舗で1日に販売する商品の税抜合計が5,000円以上か
・免税対象外の商品が混ざっていないか
3. 店舗 税込価格で会計し、出国時の手続きと返金方法を案内 ・税関確認の期限と商品提示
・手荷物を預ける前の手続き
・返金先の登録方法や手数料
4. 店舗・委託先 購入記録を国税庁へ速やかに送信 登録した明細と送信結果に誤りがないか
5. 購入者 購入日から90日以内の出国時に税関の確認を受ける 購入者へ、商品を提示できる状態で手続きするよう案内する
6. 店舗・委託先 税関確認結果を取得・保存し、消費税相当額を返金する ・返金が完了したか
・課税売上から免税売上への振り替え
・購入記録と税関確認結果の保存

金額の判定に使うのは、税込価格ではなく税抜合計5,000円以上です。10%の商品だけなら税込5,500円、8%の商品だけなら税込5,400円が相当するため、「税込5,500円以上」と一律に案内しないよう注意しましょう。

また、税込会計へ変わっても、国税庁へ送る購入記録の販売価額は税抜です。8%と10%の商品が混在する会計でも、適切な税率と販売価額が送られるかを設定時に確かめることをおすすめします。

税抜単価100万円以上の商品を扱う店舗では、商品を特定できる詳しい記録も必要です。時計やバッグならブランド名・モデル名・型番号など、税関で商品を見分けられる記載を登録できるか、レジ会社に相談しましょう。

返金時期や受け取り方法は契約するサービスで異なります。「出国すればその場で現金が戻る」と案内せず、返金先・手数料・所要日数を説明しましょう。

免税対応のレジは操作・料金・サポートで選ぶ

免税対応のレジは、連携できることに加え、スタッフが行う操作、店舗と購入者の負担額、困ったときの窓口を比較しましょう。自店で販売する商品を使った会計を想定して相談すると、導入後に行う作業が分かります。

免税対応のレジは操作・料金・サポートで選ぶ

  • 購入明細の再入力と、旅券を確認する操作を比べる
  • POS利用料と返金手数料を分けて見積もる
  • 返金が止まったときの担当者と購入者の窓口を決める

購入明細の再入力と、旅券を確認する操作を比べる

レジと免税サービスがつながっていても、渡されるデータや追加操作はサービスごとに異なります。品名・数量・単価・値引き・税率が連携されるかを確認すると、どこに手作業が残るかを判断できます。

パスポートを読む機器が別に必要か、POSと同じ端末で操作するかも比較しましょう。読み取り結果の修正、会計後の承認、通信エラーからの再送まで見せてもらうと、スタッフへ教える手順も具体化できます。

POS利用料と返金手数料を分けて見積もる

月額0円の免税アプリでも、POSの契約料や決済端末の購入費、返金手数料がかかる場合があります。固定費と、免税販売のたびに発生する費用を分けて考えましょう。

費用の種類 確認する金額・条件 比較するときの見方
導入・固定費 レジ、タブレット、読み取り機器、POS利用料、連携費用 既存機器を使えるかも含め、月額と初期費用を分ける
決済手数料 購入時のカード・QRコード決済などの手数料 返金手数料とは別の費用として見積もる
返金手数料 料率、計算に使う金額、最低手数料、負担者 税抜売上に対する率か、消費税相当額に対する率かを確認する
追加の作業費用 訪問設定、研修、個別開発、保守 契約に含まれる範囲と、追加費用を分ける

例えば、税抜10,000円の商品に返金手数料1.5%を掛けるなら150円です。同じ「1.5%」でも、消費税相当額を基に計算する契約では金額が変わるため、料率だけで安さを判断しないようにしましょう。

購入者が手数料を負担する契約では、戻る金額が消費税相当額より少なくなる場合があります。店頭の表示とスタッフの説明をそろえ、受け取る金額への誤解を防ぐことが大切です。

返金が止まったときの担当者と購入者の窓口を決める

免税販売後には「返金先を登録できない」「カードに返金されていない」といった問い合わせも想定されます。店舗が調べる範囲と、返金事業者へ引き継ぐ範囲を契約前に確認しましょう。

購入者へ案内する言語、対応時間、取引番号の探し方も判断材料になります。レジ会社と返金事業者が異なる場合は、最初にどちらへ連絡するかを決めておくと、対応を引き継ぐ際の行き違いを減らせます。

免税レジの送信漏れ・返金漏れ・返品に備える

免税レジの運用では、会計が終わった取引も、その後の進み具合を確認することが大切です。「送信済み」「税関確認済み」「返金済み」を分けて確認し、どの作業が残っているかを把握しましょう。

会計・税関確認・返金の記録を同じ取引で照合する

レジ上で販売済みになっていても、購入記録が未送信だったり、返金が終わっていなかったりする場合があります。日々の確認では、同じ取引の番号・金額・進捗を追う運用がおすすめです。

確認する記録 作業が残っている例 次に確認すること
レジの売上と購入記録 会計済みだが、購入記録が未送信・エラー 送信結果とエラー理由、再送の担当者
購入記録と税関確認結果 送信済みだが、税関確認結果を取得していない 出国前か、結果待ちか、免税不可か
税関確認結果と返金記録 確認結果を取得・保存したが、返金が未完了 返金先の登録、処理中・失敗の表示、返金事業者への照会
返金記録と経理の売上 返金済みだが、売上の振り替えが未処理 免税売上への振り替えと、返金事業者との精算

確認画面での名称はサービスによって異なります。「税関確認済み」と表示された取引を、そのまま「返金済み」と受け取らず、購入者への返金がどこまで進んだかを別に確かめましょう。

通信障害などで購入記録を送れないときは、復旧後の送信と原因の記録が必要です。購入者が税関確認を受けるまでにデータが届かなければ、免税の適用を受けられないため、未送信の取引を閉店時だけに確認する運用で足りるかも見直しましょう。

返品時はレジの返金と購入記録の取消をそろえる

税関の確認前に返品を受けて販売額を返す場合は、レジで返金するだけでなく、送信済みの購入記録も取り消す必要があります。一部返品では、元の購入記録を取り消したうえで、訂正した購入記録を改めて送信します。

税関確認後に不良品などの理由で返金する場合は扱いが異なり、元の購入記録を取り消す必要はありません。操作する前に税関確認の状態を確かめ、POSと免税サービスのどちらで処理するかを利用マニュアルに沿って確認しましょう。

返品練習では、商品代金の返金と、免税による消費税相当額の返金を混同しないことも大切です。二重に返してしまわないよう、返品額・免税の返金額・返金済みの有無を照合する手順をスタッフ間でそろえましょう。

免税対応のレジを導入する手順と11月までの準備

免税対応のレジを導入する際は、税務署での許可・届出と、レジ会社や返金事業者との契約を並行して進めましょう。

免税レジを使い始めるまでの6ステップ

  1. 扱う商品、免税販売の件数、既存レジ・決済端末を整理する
  2. POS会社と免税・返金サービスへ、連携方法・費用・利用開始日を相談する
  3. 所轄税務署へ相談し、店舗の許可と必要な届出・識別符号の手続きを進める
  4. レジ・免税サービスを契約し、店舗・商品・データ送受信を設定する
  5. 提供会社が案内するテスト方法で、会計・送信・取消・返金確認を練習する
  6. 購入者への説明文と問い合わせ先を用意し、開始日から新しい手順で運用する

すでに免税店の許可があり、購入記録の提供方法等の届出を済ませた店舗などは、経過措置によって新制度の許可を受けたものとみなされます。

11月以降の許可に向けた事前申請は、2026年10月1日から受け付けています。11月1日の開始を目指す店舗は、所轄税務署への相談とサービス会社への手続きを早めに進めることが大切です。

輸出物品販売場許可申請書の記入例

画像引用元:国税庁

利用中のシステムを変更する店舗では、過去の購入記録を参照・出力する方法も確認しておきましょう。以前の取引番号から明細と処理履歴をたどれる状態にしておくと、切り替え後の返品や問い合わせにも対応できます。

免税対応のレジに関するよくある質問

免税対応のレジを選ぶ際や、初めて免税手続きを担当する際に迷いやすい疑問に答えます。特に、購入者の対象条件と、国外へ持ち出す商品の扱いを押さえておきましょう。

免税レジの操作は初心者には難しい?

明細の連携や旅券の読み取り機能を使うと、手入力を減らせます。ただし、対象者の確認と購入者への説明には、スタッフの研修が必要です。

通常の免税会計に加え、読み取り失敗、一部返品、未送信の3パターンを練習しておくと、会計中に困ったときの対応を決められます。操作の分かりやすさは画面数だけで判断せず、提供会社のデモで確かめましょう。

日本人も免税レジで買い物できる?

日本国籍でも、非居住者で、国外に引き続き2年以上住所または居所があることを所定の書類で確認できる人は対象になります。国内で暮らす人が海外旅行へ行くという理由だけでは、対象になりません。

新制度では、条件に合うマイナンバーカード、在留証明、戸籍の附票の写しなどで確認します。日本のパスポートやマイナンバーカードを持っているだけでは判断できないため、書類の記載と入国日などを確認する手順が必要です。

飲食店の食事代も免税レジで免税にできる?

この制度は、購入者が国外へ持ち出す物品を対象とするため、店内で食べる食事代は対象になりません。飲食店が土産品などの商品を免税販売したい場合は、店舗の許可と対象商品の条件を確認しましょう。

一部の商品を持ち出せなかった場合はどうなる?

新制度では、税関の確認は購入記録ごとに行われます。同じ購入記録に含まれる商品を一つでも所持していない場合、その記録に含まれるすべての商品が免税の対象外になります。

例えば、同じ購入記録にバッグと食品を登録し、出国時に食品を食べ終えていた場合、バッグだけの免税を受けることもできません。購入者には、免税対象の商品を持ち出す前提で購入することと、出国時の手続きを案内しましょう。

まとめ:免税対応のレジは販売から返金まで比較しよう

免税対応のレジは、購入記録の電子送信・税関確認結果の管理・購入者への返金まで見据えて選びましょう。2026年11月1日からのリファンド方式では、税込会計後にも店舗や委託先が行う作業が続きます。

自社サービス内で免税処理と返金をつなぎたい店舗にはスマレジ、既存の会計に外部サービスを加えたい店舗にはSquare POSレジなどがおすすめです。外部連携でも明細の再入力を省けるため、今のレジを使い続けられるかも含めて比較しましょう。

資料請求や導入相談では、利用する端末、商品数、免税店の許可状況、希望する開始日を伝えると、必要な契約や費用を確認できます。申し込む前に、返金先の登録、返品時の処理、問い合わせ窓口まで確かめ、自店で運用できるレジを選ぶことが大切です。

【迷ったらコレ!】¥0から始められるクラウドPOSレジ

■POSレジサービスの掲載口コミ・体験談について
StoreProに掲載されているPOSレジサービスの掲載口コミ・体験談は、インターネットでのアンケート調査にて、日本全国の飲食店・美容室・サロン・小売店などの実店舗経営の経験者を対象にStorePro編集部が独自に収集したものです。調査実施期間は2025年02月〜2026年10月です。中立性・公平性を担保するため、デメリットを含む内容の口コミも掲載しております。口コミ内に掲載されている業種・職種・役職・都道府県はサービス利用中の情報です。口コミ投稿者名はニックネームや仮名を含みます。記事内で「口コミ評価」として掲載している評点は全口コミの総合評価の平均スコア(5.0点満点)です。詳しくはランキング根拠・掲載基準をご覧ください。また口コミ・体験談の収集方法や掲載基準、回答者属性については口コミ掲載ポリシー・回答者属性をご覧ください。
■POSレジサービスの総合評価について
各POSレジサービスの総合評価は費用(初期費用・月額費用・決済手数料・入金手数料)の最低価格、対応決済ブランド数、IT補助金対応の有無、対応業種数、機能種類数、アプリストア上の評点、当サイトに寄せられた口コミの評点などの15個の評価項目・判断軸をそれぞれ1.0~5.0点(0.5点間隔)で採点し、それらの幾何平均のスコアを相対評価で100分の1の位まで算出しております。※最終更新日:2025/09/01 本サイトの評価は目安のひとつであり、サービスの品質を保証するものではありません。詳しくはランキング根拠・掲載基準をご覧ください。
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StorePro編集部は、株式会社Textradeが運営する実店舗向けDX情報メディアの編集チームです。キャッシュレス決済端末、POSレジ、セルフレジ、モバイルオーダーなどの導入を検討する店舗オーナーや個人事業主に向けて、料金・手数料・機能・審査・入金サイクル・導入時の注意点を分かりやすく整理しています。 記事制作では、公式情報、事業者への確認、実店舗運営経験者の口コミ、StorePro編集部による独自調査を参照しています。編集部には、実店舗運営の経験者や決済・POS領域の実務経験者が在籍し、現場で確認されやすい疑問をもとに、比較表・図解・口コミを交えて情報を更新しています。 運営会社である株式会社Textradeの事業内容は事業内容ページ、実店舗向けの支援領域は実店舗DX支援事業をご確認ください。

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