
本記事ではこんな悩みを解決します。
時代に併せてキャッシュレス決済を導入したいと考えSquareの導入を検討しているものの、個人事業主ではない人が個人利用として使えるのか、気になる人は少なくないでしょう。
せっかくSquareの利用申し込みをしても、個人事業主ではない個人利用の場合、問答無用で審査に落ちてしまうのであれば、手続きの手間が無駄になってしまいますよね。
そこで本記事では、Squareは個人事業主ではない人が個人利用として利用できるのか、審査期間や手続きの方法なども含めて詳しく解説します。
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目次
Squareは個人事業主じゃない人も個人利用できる?開業届なしは審査に落ちる?
結論から申し上げますと、Squareの審査申し込み時に、個人が開業届を必ず提出する必要はありません。
そのため、開業届を出していない個人事業主であることを理由に、審査に必ず落ちるというわけではないです。
申し込み後、開業届の提出を求められる場合もありますが、開業届がない人については代替書類の提出が認められています。
したがって、個人事業主ではない人の個人利用であってもSquareの審査に通る可能性は十分あります。

Squareの審査に必要な書類については、次章で具体的に解説します。
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Square(スクエア)の個人の審査に必要な書類
次にSquareの審査に必要な書類を個人事業主と、そうでない個人利用の人の場合に分けてそれぞれ解説します。
審査申し込みに必要な書類を詳しく知りたい人は参考にしてみてください。
個人事業主じゃない個人利用の場合
まだ開業届を出しておらず、個人事業主ではない個人利用の人が、Squareの審査申し込みを行う際、開業届の代わりになる書類は次の通りです。
個人事業主じゃない個人利用の場合の必要書類の例
- 広告
- メニュー表
- 名刺
- 過去の取扱品およびサービスの請求書
- 注文書
- 納品書
- 各種ライセンス証明書 など
これらの提供サービスの内容が確認できる書類の提出が必要です。
このうち、各種ライセンス証明書の例としてSquare公式サイトで次の書類が挙げられています。
業種 | 必要書類の例 |
飲食店 | 各種営業許可証 |
カウンセリング | 各種資格、各機関卒業証書 |
リサイクルショップ | 古物商許可証 |
アートメイク | 医師免許 |
まつげパーマ | 美容所届 |
なお、提出書類は1ファイルしかアップロードできない仕様になっているため、2枚以上提出する場合は、複数の書類をまとめてPDF化するなどして1つのファイルにする必要があります。
提出書類以外に必要な情報がある場合は、Squareから連絡がありますので、適宜対応しましょう。
個人事業主の場合
個人事業主の場合は開業届を提出しましょう。
既に法人化している場合は、6ヶ月以内に発行された登記簿謄本を提出する必要があります。

個人利用の場合と同様に、追加書類の提出が必要な場合はSquareから連絡が入ります。
追加書類の提出に対応しないと、審査が完了せず、クレジットカード決済の受付を開始できないため、連絡をよく確認するようにしましょう。
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Square(スクエア)の個人利用・個人事業主の審査の流れ
Squareを個人利用や個人事業主の人が申し込みする際の、クレジットカード決済を受け付けられるようになるまでの審査の流れ・やり方を解説します。
手続きは全てオンラインで完結するので、自宅から簡単に申し込みが可能です。
Square(スクエア)の個人利用・個人事業主の審査の流れ
- 公式サイト
にアクセスしアカウント作成画面へ
- メールアドレスとパスワードを入力
- 事業・店舗情報を入力
- 売上金の振込先口座情報を入力
- 必要に応じて決済端末を購入
それでは順番に解説していきます。
1. 公式サイトにアクセスしアカウント作成画面へ
まず、Squareの公式サイトトップページから「無料でアカウント作成」のボタンをクリックします。

画像引用元:Square
2. メールアドレスとパスワードを入力
遷移先でメールアドレスとパスワード、国(言語)を入力してください。

画像引用元:Square決済
「国(言語)」は基本的に「日本(日本語)」を選択することになりますが、必要に応じてEnglishなどを選びます。
この画面で入力したメールアドレスとパスワードは、管理画面へのログインや決済アプリを利用する際に必要となりますので、忘れないようにメモなどに残しておきましょう。
3. 事業・店舗情報を入力
「続行」をクリックすると、事業情報の入力を求められますので個人利用・個人事業主の人は「個人事業主」を選択します。

画像引用元:Square
次に業種や店舗名などの事業情報の入力と、事業代表者についての情報の入力画面に遷移するので、それぞれ入力を行ってください。

画像引用元:Square決済
その後の画面で、お客様に渡すレシートに印字するための店舗名などの情報を求められますので、屋号や業種などの情報を入力しましょう。
4. 売上金の振込先口座情報を入力
最後に売上金の振込先口座情報を入力する画面に移りますので、金融機関名や支店名、口座番号などをそれぞれ入力すれば、本人確認が行われます。

画像引用元:Square決済
カードリーダーの画面が表示されれば、本人確認は完了です。
5. 必要に応じて決済端末を購入
続けて決済端末を購入する場合は、Squareリーダー(税込4,980円)やSquareターミナル(税込39,980円)などを購入しておきましょう。

画像引用元:Square
スマートフォンアプリで決済を受け付ける場合は、端末は不要なので費用は発生しません。
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Square(スクエア)の個人利用・個人事業主の審査期間・時間
Squareの審査は最短当日で完了します。

この時点で決済を受け付けられるのはVISA・Mastercard・American Expressの3つのみです。
JCBやDiners Club、Discoverの決済を利用するには、別途株式会社ジェーシービーによる審査を受ける必要があります。
JCBなどを利用する場合は、別途審査申し込みを行えば最短3~4日、長ければ3週間程度で審査が完了します。
電子マネーやQRコードもそれぞれ審査申し込みを行う必要があり、速ければ1週間程度で審査完了する場合もありますが、30日程度かかることもあるようです。
なお、実際にお客様からの決済を受け付けるには、Square POSレジアプリを利用するため、アプリをダウンロードし、テスト決済を実際に行っておくとよいでしょう。
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Square(スクエア)の個人利用・個人事業主の審査の注意点
ここからはSquareの審査を受ける際の注意点について詳しく解説します。
本章の内容は個人利用の人に限らず、個人事業主の人にも当てはまる内容ですので、参考にしてみてください。
Square(スクエア)の個人利用・個人事業主の審査の注意点
- JCB・QUICPayの審査で落ちたら再審査できない
- 継続的役務の提供業種は審査に通りにくい
それぞれ順番に見ていきましょう。
JCB・QUICPayの審査で落ちたら再審査できない
同一店舗においてJCBやQUICPayの再審査はできません。
審査結果を覆したり、再審査を受けることは不可能です。

これはSquare決済でJCBを利用する審査は、Squareではなく、株式会社ジェーシービーで行われていることによるものです。
Diners ClubやDiscoverについても同様に、一度審査に落ちてしまうと同一店舗での再審査ができないので注意が必要です。
継続的役務の提供業種は審査に通りにくい
回数券やコースなどを消費者に申し込んでもらうことで、継続的にサービスを提供する「継続的役務」を提供する場合、Squareの審査に通りにくくなる可能性があります。
このうち、エステサロンや語学教室、結婚相談所などの事業を行う場合、特定継続的役務提供に該当し、利用できる決済手段が絞られたり、審査が厳しくなったりすることがあります。
特定継続的役務提供とは、次に挙げる7つの役務のうち、一定期間・金額を超えて提供される役務のことです。
継続的役務の提供業種の例
- エステティック
- 美容医療
- 語学教室
- 家庭教師
- 学習塾
- 結婚相手紹介サービス
- パソコン教室

エステなどは消費者トラブルについてニュースで扱われることが多く、スクエア決済などの決済サービス側でも問題回避をしているのかもしれません。
しかし、他の決済サービスでは審査に通らないものもある中で、Squareは審査に通る場合もあるため、特定継続的役務提供に該当する場合でも、申込みは行ってみるとよいでしょう。
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Square(スクエア)の個人利用・個人事業主の導入に関するよくある質問
最後にSquareを個人事業主や開業届をまだ出していない個人利用の人が導入する際のよくある質問とその回答を5つ紹介します。
よく寄せられる質問を取り扱いますので、同様の疑問を持っている人は参考にしてみてください。
Square(スクエア)は開業届なしの個人利用でも審査に通る?
Squareは開業届をまだ税務署に提出していない個人利用の人でも、審査に通る場合があります。

また、開業届については代替書類の提出がSquareについては認められていますので、開業届の代わりになる営業実態を示す書類を用意しておきましょう。
代替書類については、本記事の前段で紹介していますので、参考にしてみてください。
Square(スクエア)の審査に落ちたときの対処法は?
Squareのアカウント審査に落ちたときは、他の決済サービスの審査を申し込むようにしましょう。
Squareと同じようにコンパクトな端末のPAYGATEや、審査が通常3日程度で完了するAirペイ
などをおすすめします。
これらの決済サービスについて、当サイトで機能や費用などの比較記事を掲載していますので、併せてご覧ください。
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キャッシュレス決済端末おすすめ8選を徹底比較【ランキング形式でご紹介】
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Square(スクエア)には禁止業種がある?
Squareには利用規約で禁止されている業種があります。
加盟店が取り扱いを禁止されている商品・サービスは次の通りです。
Square(スクエア)には禁止業種がある?
- 違法性のあるもの
- 公序良俗に反するもの
- ギフトカード、商品券、クーポン、収入印紙、切手、プリペイドカードなど換金性の高い商品

特定継続的役務提供については、前段で解説しているので、そちらも併せてご覧ください。
Square(スクエア)の現金決済に手数料はかかる?
Squareでは、取引記録を一元管理するために現金での支払いを記録することが可能です。

また、自分の店で取り扱いをしていない決済手段による支払いも記録を残せるため、審査に通らなかったり、Squareで申し込みをしていなかったりする決済手段による支払いも記録可能です。
これによって取引記録が複数のデータに分散しないため、管理が容易になります。
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スクエアターミナルは現金決済できる?レシート発行できる?【手数料不要】
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Square(スクエア)で個人の本人確認できないときの対処法は?
Squareで本人確認がうまくいかないときは、ヘルプセンターに問い合わせてみるか、本人確認書類が正しくアップロードできているか、入力した情報に誤りがないか確認してみましょう。
2023年9月以降、Squareのアカウント作成時に本人確認書類の提出が必要になりました。
本人確認書類として認められるのは次の書類です。
Square(スクエア)で本人確認できないときの対処法は?
- 運転免許証
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- 特別永住者証明書 など
Squareアカウントの作成手順を進めていくと、本人確認書類の画像アップロードを求められます。

この場合、後日Square本部による電話連絡などの方法で、確認があるようです。
Squareで本人確認がうまくできない場合、書類のアップロードがうまくいっているかの確認や、Square本部へ連絡してみるとよいでしょう。
問い合わせを行う場合は、ヘルプセンターへ問い合わせフォームから連絡する方法があります。
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Square(スクエア)の導入経験がある個人利用・個人事業主の口コミ・体験談
続いてはSquare(スクエア)の導入経験がある個人利用・個人事業主の口コミ・体験談をいくつかご紹介します。
すでにSquare(スクエア)の導入経験がある個人利用・個人事業主のリアルな声を知りたい方は必見です。

対応の幅が広かったことも導入のきっかけとなったくらい申し分ない範囲での対応となっているかと思います。
口コミ投稿者:かほさん / 36歳女性 / 石川県
業種:サービス業 / 職種:経営・管理・人事 / 役職:自営業・個人事業主
使用サービス:Squareリーダー / 2020年10月に導入開始 / 総合評価:10.0/10.0

クレジットカード、QRコード決済などの決済方法は十分過ぎるほど豊富と思う。この決済ありますか?と聞かれ、なかったことはない。
口コミ投稿者:サトライトさん / 39歳男性 / 熊本県
業種:サービス業 / 職種:美容・理容 / 役職:自営業・個人事業主
使用サービス:Squareリーダー / 2022年3月に導入開始 / 総合評価:9.0/10.0

スクエアはクレジットカードのみの利用ですが、タッチ決済が可能になったり、暗証番号入力でサインが不要になったりと、常にアップデートされて便利さが増しており、とても満足しています。
口コミ投稿者:ms685さん / 47歳女性 / 東京都
業種:サービス業 / 職種:美容・理容 / 役職:自営業・個人事業主
使用サービス:Squareリーダー / 2014年に導入開始 / 総合評価:10/10

手数料が2.5%から3.25%とリーズナブルな点は魅力的でした。また登録手数料や振込手数料もなしとクリアな料金設定でわかりやすかったです。
口コミ投稿者:サンズさん / 26歳女性 / 広島県
業種:サービス業 / 職種:飲食・フード / 役職:自営業・個人事業主
使用サービス:Square Tap to Pay / 2024年7月に導入開始 / 総合評価:4/10

初期導入費用は不要であった。私はキャンペーン実施期間であったためリーダーも無償提供であった。決済手数料も高くなく、月額費用と振込み手数料は不要であるためコストパフォーマスに優れている。
口コミ投稿者:マツモトミツグさん / 52歳歳男性 / 愛知県
業種:サービス業 / 職種:飲食・フード / 役職:自営業・個人事業主
使用サービス:Squareリーダー / 2017年3月に導入開始 / 総合評価:6.0/10.0

審査の対応速度は早かったと思います。実店舗があってホームページとGoogleマップ等に掲載がしてあれば、問題なく審査は通ると思います。
口コミ投稿者:神谷健志さん / 32歳男性 / 愛知県
業種:サービス業 / 職種:美容・理容 / 役職:経営者・役員
使用サービス:Squareリーダー / 2021年9月に導入開始 / 総合評価:9.0/10.0

square自体は1週間もかからず導入できたので他の決済端末よりはとても早いと思います。ですがその後に、クレジット各種、電子マネー、QRコードそれぞれ申請しないと決済出来ないため、数日くらいから4週間ほどかかりました。
口コミ投稿者:なりさん / 27歳男性 / 東京都
業種:サービス業 / 職種:医療・看護 / 役職:自営業・個人事業主
使用サービス:Squareターミナル / 2022年2月に導入開始 / 総合評価:8.0/10.0

私の場合、申し込みから1週間ほどで決済端末は手元に届き、その次の日には利用開始していたのでとてもスムーズでした。
口コミ投稿者:さやちゃむさん / 36歳女性 / 長野県
業種:サービス業 / 職種:美容・理容 / 役職:自営業・個人事業主
使用サービス:Squareリーダー / 2018年10月に導入開始 / 総合評価:10/10

約一週間程度で導入できたと記憶しています。カスタマーの対応も良く、すぐに店舗で利用出来ました。改善ポイントはございません。
口コミ投稿者:tmysk76さん / 36歳男性 / 沖縄県
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:飲食・フード / 役職:自営業・個人事業主
使用サービス:Squareターミナル / 2024年1月頃に導入開始 / 総合評価:9/10
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まとめ:Squareは個人事業主じゃない人も個人利用できる?【開業届なしは審査に落ちる?】
今回はSquareをこれから開業届を提出する個人事業主ではない人が、個人利用として導入する際の申し込み可否や必要書類などを解説しました。
Squareは決済手数料が安く、最短当日から導入できる便利な決済サービスです。

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