
本記事ではこんな悩みを解決します。
LINE拡張ツールを導入すると、LINE公式アカウント単体ではできない細かなセグメント配信や予約管理などが可能になり、効率的なマーケティング施策を行いやすくなります。
しかし、LINE拡張ツールはそれぞれ料金形態や使える機能が異なるため、自店にどのLINE拡張ツールを導入すればよいか迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、LINE拡張ツールのおすすめ6選を紹介した上で、選び方やメリット・デメリット、導入の流れなどを解説します。
目次
LINE拡張ツールとは

LINE拡張ツールとは、LINE公式アカウントの基本機能をAPI連携などによって拡張し、より高度な配信・顧客管理・自動応答などを可能にするシステムです。
LINE公式アカウントは、開封率の高さや幅広いユーザーにリーチできることが魅力ですが、標準機能だけでは細かな配信先の設定や、予約から決済までの一連の業務を行うのが難しいという課題もあります。
LINE拡張ツールを利用すれば、ユーザーに属性タグを付けて配信内容を分けたり、シナリオ配信で商品購入までの導線を自動化したりできます。

画像引用元:Lステップ
トーク画面内で予約から決済まで完結できる機能との連携や、CRMと顧客データを紐付けることも可能です。
LINE公式アカウントをメッセージ配信システムではなく、マーケティングツールとして1つ上のレベルで運用するために役立ちます。
LINE拡張ツールでできること

LINE拡張ツールでできることは次の通りです。
LINE拡張ツールでできること
- 顧客の属性などに応じたセグメント配信
- シナリオ配信
- LINE上での予約・決済受付
- 顧客管理機能(CRM)
- リッチメニューのカスタマイズ
それでは順番に解説していきます。
顧客の属性などに応じたセグメント配信
LINE拡張ツールを使えば、年齢や性別、購入商品、クーポンの使用履歴といった顧客属性ごとにメッセージ配信が可能です。

画像引用元:Lステップ
LINE公式アカウントで絞り込みを行うよりも詳細な条件設定が可能なため、費用対効果の高い配信を実現できます。
メッセージを受信したユーザーも、「自分事」として受け止めやすくなり、反応が良くなるでしょう。
シナリオ配信
友だち追加直後に自動で挨拶メッセージを送り、その数日後にクーポンを送信するといったシナリオ配信(ステップ配信)も自動化できます。

画像引用元:STORES予約
指定したスケジュールでメッセージ配信を自動で行うため、顧客の再来店を促しやすくなるでしょう。
LINE上での予約・決済受付
トーク画面から空き時間を確認して予約し、そのままLINE上で決済まで行うことも可能です。
予約前日には自動でリマインドメッセージを配信することもでき、無断キャンセルを防止する仕組みも用意されています。
顧客管理機能(CRM)
顧客管理機能(CRM)で顧客ごとに行動履歴の一元管理が可能です。
現在LINE公式アカウントにはCRM機能が搭載されておらず、タグやユーザー数が増えてくると管理が難しくなるというデメリットがあります。
拡張ツールでCRM機能を追加すれば、友だち登録時にユーザー情報の保存を自動化できます。
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リッチメニューのカスタマイズ
ユーザーごとにリッチメニューをカスタマイズすることができ、会員ランクで利用可能なメニューを出し分けるなどの対応が可能です。
ただし、具体的な機能は利用する拡張ツールによって異なるため、あらかじめ自店に必要な機能を整理しておきましょう。
LINE拡張ツールの費用相場

LINE拡張ツールの費用相場は次の通りです。
| 初期費用 | 0円~10万円 |
| 月額料金 | 0円~数万円 |
| LINE公式アカウント利用料 | 0円~15,000円(税抜)+追加メッセージ料 |
LINE拡張ツールを導入する際のコストは、主に初期費用・月額料金・LINE公式アカウント利用料の3つに分かれます。
初期費用と月額料金は導入するツールによって異なり、個人・中小企業向けのLステップなどは月額0円から数万円程度で導入できます。

LINE公式アカウントは3つのプランが用意されており、配信可能なメッセージ数によって最適なプランが異なります。

画像引用元:LINE
トータルの費用も踏まえて自店に合ったツールを選択するようにしましょう。
LINE拡張ツールおすすめ6選【無料プラン・予約連携あり】

ここからはLINE拡張ツールのおすすめ6選を個別に紹介します。
無料プランから始められるものも紹介するので、自社に合ったLINE拡張ツールを探してみてください。
LINE拡張ツールおすすめ6選【無料プラン・予約連携あり】
それぞれ順番に見ていきましょう。
LINE拡張ツール①スマレジ

画像引用元:スマレジ
| LINE拡張ツール名 | スマレジ |
| 総合評価 | 4.76 |
| 口コミ評価 | |
| 初期費用 | ■スマレジ:0円 ■LINEミニアプリ連携 ・スタートプラン(簡易連携の場合):30,000円 ・ベースプラン(通常連携の場合):88,000円 ・その他のプラン:要問い合わせ (全て税抜) |
| 月額料金 | ■スマレジ ・スタンダードプラン:0円 ・プレミアムプラン:5,500円 ・プレミアムプラスプラン:8,800円 ・フードビジネス:15,400円 ・リテールビジネス:15,400円 ■LINEミニアプリ連携 ・スタートプラン:6,050円 ・ベースプラン:17,600円 ・チャットボットプラン:42,900円 ・CRMプラン:56,100円 (全て税込) |
| 主な機能 | ・QRコード読み取りによる会員カード発行 ・CRM機能 ・詳細なセグメント配信機能 ・誕生月やランクアップなどの自動配信機能 ・ECとの連携機能(別途アプリが必要) |
| 導入社数 | アクティブ店舗数54,000店以上(2025年10月時点) |
| 公式サイト | スマレジの公式サイトを確認する |
スマレジは、クラウド型POSレジで、アプリの追加によってLINE上での会員カードやセグメント配信が行えます。
POSレジに蓄積される店頭での購買データと、LINEの友だち情報を紐付けて、来店履歴や購入商品などの情報を保存可能です。
なお、本機能を利用するには、スマレジのプレミアムプラスプランやフードビジネスプラン、リテールビジネスプランの契約している必要があります。

スマレジの利用料金と、アプリの料金、LINE公式アカウントの費用の3つを負担しなければならない点に注意しましょう。
既にスマレジを利用している店舗や、POSレジとLINE拡張ツールを導入したい人は検討してみてください。

顧客情報や予約履歴とスマレジ側の売上データが連動し、顧客管理が一元化できる。弥生会計、freee、マネーフォワードなどの会計ソフトとCSVやAPI連携可能。LINE連携やCRMツール(KAIROS3、HubSpotなど)と連携可能。
口コミ投稿者:北出さん / 33歳女性 / 北海道
業種:サービス業 / 職種:販売・接客・サービス・モニター / 役職:自営業・個人事業主
導入サービス:スマレジ / 2024年8月に導入開始 / 総合評価:4.5/5.0

顧客の購入履歴や来店頻度をスマレジ上で管理できるため、CRM施策に活用しやすいです。
アプリやカードによるデジタル会員証が使えるため、紙のカード管理が不要。スタンプやポイント施策で再来店を促しやすいです。独自のアプリやLINEとの連携がより柔軟になると、より幅広い顧客にアプローチできて良いなと思います。
口コミ投稿者:中西さん / 42歳女性 / 山梨県
業種:卸売・小売・飲食業 / 職種:飲食・フード / 役職:経営者・役員
導入サービス:スマレジ / 2021年8月に導入開始 / 総合評価:4.5/5.0
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LINE拡張ツール②STORES予約

画像引用元:STORES予約
| LINE拡張ツール名 | STORES予約 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | ・フリー:0円 ・スモール:12,980円(年払い:9,790円) ・チーム:22,880円(年払い:19,690円) ・ビジネス:31,790円(年払い:28,600円) ・エンタープライズ:77,000円(年払い:66,000円) ・スタンダード:3,960円(年払い:3,300円) (全て税込) |
| 主な機能 | ・LINE上での予約受付機能 ・前日リマインドの自動配信 ・スタッフごとの予約状況管理 ・事前クレジットカード決済機能 ・CRM機能 |
| 導入社数 | 累計250,000社以上 |
| 公式サイト | STORES予約の公式サイトはこちら |
STORES予約は、キャッシュレス決済や予約システムなどが利用できるLINE拡張ツールです。
LINE上で予約からクレジットカードによる事前決済まで完結させられるため、顧客の離脱を防ぎやすいのが特徴です。
予約前日にLINEからリマインドメッセージを自動配信することも可能で、無断キャンセル防止に役立ちます。

画像引用元:STORES予約
また、日程変更や予約キャンセルもLINEから行えるため、顧客が気軽に手続きを行える点もポイントです。
予約を受け付ける際に担当者の設定も行っておくと、予約情報をスタッフごとに管理できます。美容サロンなど、各スタッフのスケジュールをタイムテーブルにして把握したい場合などに役立つでしょう。
料金プランは、月額無料のフリープランと各種有料プラン、POSレジなどの機能と一括導入できるスタンダードプランがあります。

画像引用元:STORES予約
各種有料プランは年払いか月払いを選択できますが、月払いでは最低3ヶ月以上の契約が必要です。
LINE上で予約手続きから決済まで完了させられる仕組みを導入したい人は、STORES予約をおすすめします。

月額料金が比較的導入しやすく、サイト設定の自由度も高いため、小規模サロンや個人事業主には使いやすいサービスだと感じています。予約表の見やすさもお客様から好評です。一方で、オプション料金はやや高めに感じる部分もあるため、必要な機能を整理したうえで導入を検討すると良いと思います。またLINE連携の手続きが大変だったので本当に必要か事前にしっかり検討することをおすすめします。
口コミ投稿者:うめざわさん / 31歳女性 / 神奈川県
業種:サービス業 / 職種:美容・理容・サロン / 役職:自営業・個人事業主
店舗数:1店舗 / 従業員数:1人 / 平均客単価:10,000円以上 / 1日のキャッシュレス決済件数:1〜4件 / 年間売上:500万〜1,000万円 / 年間キャッシュレス決済額:300万〜500万円
導入サービス:STORES予約 / 2024年12月に導入開始 / 総合評価:4.0/5.0
LINE拡張ツール③Lステップ

画像引用元:Lステップ
| LINE拡張ツール名 | Lステップ |
| 初期費用 | ・通常プラン:0円 ・エンタープライズプラン:要問い合わせ |
| 月額料金 | ■通常プラン ・フリープラン:0円 ・スタートプラン:5,000円 ・スタンダードプラン:21,780円 ・プロプラン:32,780円 ■エンタープライズプラン:要問い合わせ (全て税込) |
| 主な機能 | ・詳細なセグメント配信機能 ・予約受付・管理機能 ・リッチメニュー出し分け機能 ・顧客管理機能 ・CSVエクスポート機能 |
| 導入社数 | 46,000社以上 |
Lステップは、テレビCMなども行われている、有料アカウント数No.1のLINE拡張ツールです。
顧客ごとにリッチメニューの出し分けを行ったり、LINE公式アカウントではできない詳細なセグメントメッセージを配信したりするなど、豊富な機能を利用できます。

画像引用元:Lステップ
予約機能では、美容サロンや飲食店などで役立つカレンダー予約と、単発・不定期で開催されるイベント予約の両方が使えます。
カレンダー予約は24時間365日の受付と、Googleカレンダーとの連携が可能です。
セグメント配信ではユーザーの属性やタグ、行動履歴といった情報を複数組み合わせて配信対象を絞り込めるため、無駄打ちを減らし費用対効果の高い施策を行えます。

画像引用元:Lステップ
料金プランには、初期費用・月額料金無料で使えるフリープランの他、月額5,000円(税込)のスタートプランから大規模導入できるエンタープライズプランまで幅広くそろっています。

画像引用元:Lステップ
無料プランではリッチメニュー出し分け機能が使えないなど、機能が制限されているため、必要に応じて有料プランへの移行も検討しましょう。
LINEでマーケティングを本格的に行いたい個人・企業にとって、Lステップは有力な候補となるでしょう。
LINE拡張ツール④L Message

画像引用元:L Message
| LINE拡張ツール名 | L Message |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | ・フリープラン:0円 ・スタンダード:10,780円 ・プロプラン:33,000円 (全て税込) |
| 主な機能 | ・リッチメニュー出し分け機能 ・アンケートフォーム作成 ・友だち流入経路分析 ・予約受付・事前決済機能 ・単品販売・サブスク決済機能 |
| 導入社数 | 導入実績10万件以上(2025年2月時点) |
L Messageは、月額無料のフリープランが用意されているLINE拡張ツールです。
フリープランでも月1,000通までのメッセージ配信やリッチメニューの出し分け、予約管理といった主要機能が利用できる点が大きな魅力です。

画像引用元:L Message
ただし、LINE公式アカウントにおけるプランごとのメッセージ配信数が増えるわけではないため、送信可能な数を管理しておきましょう。
他にも、アンケートなどに使えるフォーム作成や、クレジットカード決済サービスとの連携などもフリープランで行えます。

画像引用元:L Message
フォームで、Googleスプレッドシートへアンケートの集計結果を連携したり、各種申込みを受け付けたりすることもできます。
既に10万件以上の導入実績があり、運用開始から2ヶ月で問い合わせ件数が3倍になった事例もあるようです。
なお、L Messageは有料プランからフリープランへのダウングレードはできません。フリープランに移行したい場合は、アカウントを一度解約して再度アカウントを作り直す必要があるため、アップグレードする際はよく検討しましょう。
月額無料のプランでも利用できる機能が豊富な拡張ツールを探している人は、L Messageの導入を検討してみてください。
LINE拡張ツール⑤MAAC

画像引用元:MAAC
| LINE拡張ツール名 | MAAC |
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 月額料金 | 要問い合わせ |
| 主な機能 | ・AIによる商品レコメンド機能 ・顧客データのAI分析機能 ・AIによるシナリオ配信自動化 ・顧客への一次対応をAIで自動返信 ・AIによるコンテンツ生成 |
| 導入社数 | 800社以上 |
MAACは、AIを搭載したLINE拡張ツールです。
AIがユーザーごとの購買確率などを分析した上で最適なセグメントを提案してくれるなど、MAツールとしての側面も強いです。
パーソナライズされたコンテンツ生成やシナリオ配信などをAIが設計してくれるため、友だちごとに適したタイミングで、購買行動に結びつくメッセージを自動送信できます。

画像引用元:MAAC
顧客にとってノイズにならず、自店の存在を忘れられない程度のタイミングをAIが判断の上、メッセージを送ることでエンゲージメントの最大化が可能です。
また、ユーザーを飽きさせないための取り組みとして、ルーレットやガチャポンといった抽選ゲームも実施できます。

画像引用元:MAAC
LINE上でブロックされるのを防ぎ、継続的にメッセージを受け取ってもらいやすくなるでしょう。
そして、LINEだけでなくメールやSMSによる配信も可能です。LINEの未読が続く顧客にSMSを送ったり、より深く自店のファンになってもらうための長文コンテンツをメールで配信したりといった切り替えも行えます。
精度の高いマーケティング施策をAIツールによって自動化したい人は、MAACの導入を検討してみてください。
LINE拡張ツール⑥KUZEN-LINK

画像引用元:KUZEN-LINK
| LINE拡張ツール名 | KUZEN-LINK |
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 月額料金 | 要問い合わせ |
| 主な機能 | ・外部ツールとのAPI連携機能 ・顧客とのメッセージ対応のAIによる半自動化 ・カスタムデータベース作成機能 ・友だち登録されていないユーザーに対する通知機能 ・シナリオ構築やLINEミニアプリ開発などの運用代行 |
| 導入社数 | 700社以上(2026年3月時点) |
KUZEN-LINKは、LINE拡張ツールだけでなく、運用代行サービスも提供しています。
AIを搭載した高機能なツールに加えて、シナリオ構築やデータ連携、LINEミニアプリ開発などの代行サービスを利用できる点が他の拡張ツールとの大きな違いです。

画像引用元:KUZEN-LINK
自社にLINEマーケティングの専門人材がいない場合でも、成果を出すために必要な機能と運用方法の提案が受けられます。メッセージの文面やバナー、リッチメニューといったクリエイティブ制作も請け負ってもらえるので、運用担当者の負担も軽減できるでしょう。
機能面においては、独自のデータベースを作成したり、友だち登録されていないユーザーに対してメッセージ送信時に通知を表示させたりすることができます。

画像引用元:KUZEN-LINK
友だち以外のユーザーに対する通知は、同社がLINEヤフーの認定パートナーであるため提供できる機能です。
また、独自データベースでは、商品や求人といった情報を蓄積して、シナリオ配信などに利用可能です。
ツール導入と並行して運用支援も受けたい人は、KUZEN-LINKの利用を考えてみてください。
LINE拡張ツールを導入する際の選び方

本章ではLINE拡張ツールを導入する際の選び方を4つの観点で解説します。
自店に合ったLINE拡張ツールを選ぶ際の参考にしてみてください。
LINE拡張ツールを導入する際の選び方
- PCだけでなくスマホからも手軽に管理・運用できるか
- 顧客の属性や来店・購買履歴に合わせた細かなセグメント配信が可能か
- LINEのチャット画面内で予約完結や決済までスムーズに行えるか
- 既存のPOSレジや顧客管理システムと会員データを正確に紐付けできるか
それぞれ順番に見ていきましょう。
PCだけでなくスマホからも手軽に管理・運用できるか
選び方の1つ目は、PCだけでなくスマホからもLINE拡張ツールを管理・運用できることです。
店舗運営を行いながらPC作業の時間を確保するのは難しく、移動中や接客の合間に配信内容の設定や問い合わせ対応をしたいと考える人も多いでしょう。
そのような場合、スマホアプリの管理画面などでLINE拡張ツールを操作できれば、隙間時間を有効活用できます。
例えばLステップやL Messageは、一部機能についてはスマホアプリから管理可能です。

画像引用元:L Message
また、個別チャットに関しては、LINE公式アカウントのアプリを使用すれば、外出先からの返信も行えるでしょう。
円滑に運用を行うために、あらかじめ管理画面のUIやスマホアプリの対応可否を公式サイトなどで確認しておくことをおすすめします。
顧客の属性や来店・購買履歴に合わせた細かなセグメント配信が可能か
選び方の2つ目は、顧客属性や来店頻度、購買履歴に合わせた細かなセグメント配信が可能であることです。
LINE公式アカウントの絞り込み配信は、性別・年齢・地域といった基本属性と友だち期間の限られた条件でしか配信先を絞れません。
LINE拡張ツールを利用すれば、独自に設定したタグや、友だち情報欄に蓄積されたデータ、行動履歴などを組み合わせた詳細なセグメントが可能です。

画像引用元:Lステップ
例えば「過去90日以内に購入があり、かつ特定カテゴリの商品閲覧履歴がある顧客」に絞ってリピート促進クーポンを送るなどの施策も行えます。
セグメントが細かいほど、メッセージ配信数を抑えながら反応率を高められるため、費用対効果が向上します。
販促効果をアップさせるためにも、ターゲットを詳細に絞れるツールを導入しましょう。
LINEのチャット画面内で予約完結や決済までスムーズに行えるか
選び方の3つ目は、LINEのチャット画面内で予約完結や決済までスムーズに行えることです。
予約や決済までの流れが複雑だとユーザーが面倒に感じたり、他のサイトに目移りしたりして、取りこぼしが発生してしまいます。
LINEミニアプリや拡張ツール内のフォーム機能を活用して、トーク画面を極力離れずに予約・決済まで完結できる仕組みを構築すれば、離脱率を抑えられるでしょう。

画像引用元:L Message
決済までLINE内で完結させたい場合は、L Message(エルメ)やSTORES予約を利用するか、Stripeなどの決済サービスと連携できるツールを選ぶといった対応が必要です。
予約時に事前決済を行うことで、無断キャンセル対策が可能です。
一方で、事前決済など無断キャンセル対策を追求しすぎると、顧客が予約に対して高い心理的ハードルを感じる可能性があるため、利便性とのバランスも考えましょう。
既存のPOSレジや顧客管理システムと会員データを正確に紐付けできるか
選び方の4つ目は、既存のPOSレジや顧客管理システムと、会員データを正確に紐付けできることです。
LINEの友だち情報とPOSレジなどに蓄積される販売データが分断されていると、せっかくのデータを販促に活用しきれません。
LINE拡張ツールがPOSレジやCRMとAPI連携できれば、顧客の来店履歴や購入商品などを基にしたメッセージ配信が可能です。

画像引用元:STORES予約
拡張ツールが連携できる外部サービスはそれぞれ異なるため、自社で利用中のPOSレジやCRMが対応しているか、導入前に必ず確認しておきましょう。
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LINE拡張ツールを導入するメリット・デメリット

本章ではLINE拡張ツールを導入するメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
両者を踏まえた上で、LINE拡張ツールの導入を検討してみてください。
LINE拡張ツールを導入するメリット
LINE拡張ツールを導入するメリットは次の通りです。
LINE拡張ツールを導入するメリット
- 詳細なセグメント配信で反応率と費用対効果が向上する
- シナリオ配信や予約管理など業務の自動化が可能
- 友だちの流入経路や配信効果を分析できる
拡張ツールを導入することで、LINE公式アカウントの機能では行えない細かなセグメント配信が可能です。
セグメント配信によって、顧客が「自分に向けて送られたメッセージだ」と感じてもらいやすくなり、反応率を高められるでしょう。

画像引用元:Lステップ
的を絞って送れるので、LINE公式アカウントで設定されたメッセージ通数の節約にもつながります。
また、シナリオ配信や予約リマインドの自動化により、スタッフが手動で行っていたメッセージ送信や事前連絡といった業務負担の削減が可能になります。

画像引用元:STORES予約
そして、流入経路の分析機能では、どのチャネルからユーザーが友だち登録を行ったかを把握できるため、見込み顧客の獲得に役立つ施策が明確になります。
友だち獲得に効果的な施策にさらに注力することで、効率良く見込み顧客を増やせるでしょう。
LINE拡張ツールを導入するデメリット
反対に、LINE拡張ツールを導入するデメリットは次の通りです。
LINE拡張ツールを導入するデメリット
- LINE公式アカウントとは別に費用が発生する
- 機能が多く使いこなすまで学習コストがかかる
- プランのダウングレードに制限があるツールが多い
LINE公式アカウントの月額費用や追加メッセージ料金に加えて、LINE拡張ツールのコストが発生します。特に利益率の低い個人店や低単価商材を扱う店舗では、利益を圧迫する可能性があるため、事前のシミュレーションが必要です。
また、LINE拡張ツールは多機能であるため、シナリオ構築やリッチメニューの表示分けなど、使いこなせるようになるまで時間がかかる点もデメリットと言えます。

画像引用元:Lステップ
LINE拡張ツールの機能が学べる無料のオンラインセミナーを受講したり、サポート体制が整っているツールを選んだりして、学習コストを軽減しましょう。
そして、ツール解約時に蓄積した友だち情報やシナリオデータが乗り換え先へ移行できない場合があります。
他にも最低契約期間が設けられていたり、有料プランから無料プランへのダウングレードに制限があったりするツールも存在します。
導入後に想定外の事態が発生することを防ぐためにも、契約前に規約をよく確認しておきましょう。
LINE拡張ツールを導入する手順・流れ

LINE拡張ツールを導入する手順は次の通りです。
LINE拡張ツールを導入する手順・流れ
- 導入目的や課題の整理
- ツール選定・申し込み
- LINE公式アカウントとの連携
- シナリオなどの配信設定
- 運用開始
まずはLINE拡張ツールの導入目的を整理しましょう。「リピート率を上げたい」や「客単価をアップさせたい」など、目的を明確にすることで必要な機能を絞り込めます。
次に導入するツールを選び、公式サイトから資料請求や見積依頼を行います。
どのツールを選べばよいか迷っている人は、前段で紹介したおすすめサービスも参考にしてみてください。
LINE拡張ツールおすすめ6選
導入するツールと契約プランを決めたら、公式サイトから申し込みを行います。
申し込み後、LINE公式アカウントの管理画面でMessaging APIを有効化し、LINE拡張ツールと連携させます。

画像引用元:Messaging API
連携が完了したら、シナリオ配信やユーザーごとのリッチメニュー切り替え、予約フォームなどを設定しましょう。
最後にテスト配信を行って動作を確認したら、運用を開始できます。
LINE拡張ツールに関するよくある質問

最後にLINE拡張ツールに関するよくある質問と回答を5つ紹介します。
同様の疑問を持つ人は参考にしてみてください。
LINE公式アカウントの無料機能だけでは不足する具体的なケースは?
LINE公式アカウントの無料機能だけでは不足する具体的なケースは、メッセージ数の上限である200通を超過する場合などです。
月額無料のコミュニケーションプランでは、200通までのメッセージを配信できます。

画像引用元:LINE
例えば、週1回(月に4回)メッセージを配信する場合、友だち全員にメッセージを送るなら、50人を超えた段階で有料プランへの移行が必要です。
また、LINE公式アカウントの絞り込み機能は、性別や年齢、友だち期間などの基本属性でしか分けられず、購買履歴や行動履歴に基づくセグメント配信はできません。
予約管理や決済機能、リッチメニュー出し分けといった機能も無料では搭載されていないため、これらが必要になったら、LINE拡張ツールの導入も検討してみましょう。
拡張ツール導入後に規約違反でアカウントがBANされるリスクはある?
LINE拡張ツールの利用によって、規約違反でアカウントがBANされるリスクは基本的に低いです。
拡張ツールの導入は直接的に規約違反とはならないため、突然アカウントBANされることはないでしょう。
ただし、スパム的な大量送信や規約で禁止されているコンテンツ配信、ユーザーの同意がない状態での個人情報収集といった行為をすると、アカウントが停止される場合があります。
導入前に公式ガイドラインや拡張ツールの利用規約を必ず確認し、適切な運用を心がけましょう。
LINE拡張ツールの導入費用は?無料ツールとの違いは?
LINE拡張ツールの導入費用は、月額0〜10万円程度です。導入するツールによって料金形態が大きく異なるため、あらかじめ確認しましょう。
また、無料ツールは配信できるメッセージ数や一部機能に制限が設けられていることが多いです。
なるべくコストをかけずにツールを導入したい人は、まずは無料プランから始めて、必要に応じて有料プランへ切り替えていくことをおすすめします。
拡張ツールを使って効果的なLINEキャンペーンを行う方法は?
拡張ツールを使って効果的なLINEキャンペーンを行う方法は、ターゲットセグメントを明確にし、シナリオ配信と分析機能を組み合わせて運用することです。
まずは、キャンペーンの目的が新規顧客の獲得やリピート率向上、休眠客の掘り起こしなどのいずれであるか整理し、対象となる顧客セグメントを決めます。
次に、ターゲットに刺さるキャンペーン内容を決め、拡張ツールによって抜け漏れなく顧客セグメントにシナリオ配信できるよう設定します。
キャンペーン開始後は、開封率やコンバージョン率を随時分析し、目的をどれだけ達成できたかチェックしましょう。改善点が見つかれば、次回以降のキャンペーンに活かし、PDCAサイクルを回します。
LINE拡張ツールを自作で開発するのは簡単?
LINE拡張ツールを自作するのは、簡単ではありません。一定の開発リソースとMessaging APIの知識が必要です。
LINEヤフーが提供するMessaging APIを利用すれば、メッセージ配信やリッチメニュー設定などを独自に組み合わせることは、技術的に不可能ではありません。

画像引用元:LINE Developers
しかし、シナリオ配信やセグメント管理、流入経路分析といったLINE拡張ツールの主要機能をゼロから開発するには、多くの手間とコストを必要とします。
さらに、LINE側に仕様変更があった場合、メンテナンスも必要となるため、開発が終わってからも費用がかかります。
特別な事情がない限り、既存のLINE拡張ツールを利用する方がコストパフォーマンスは高いと考えてよいでしょう。
まとめ:LINE拡張ツールおすすめ6選【無料導入・予約連携に強いツールあり】

今回はLINE拡張ツールのおすすめ6選を紹介した上で、費用相場やメリット・デメリット、導入手順などを解説しました。
LINE拡張ツールはサービスごとに料金形態や利用できる機能が異なるため、自店のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。
本記事で紹介したLINE拡張ツールの中で気になるものがあれば、公式サイトから資料請求や導入相談を行ってみてください。
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