愛知県豊田市でキッチンカーを運営するあぶり居酒屋うのっちは、2026年8月にPayCAS Mobileを導入しました。決め手は、Wi-Fiを用意せず、端末のSIM通信でカード決済に対応できることです。
各社のQR決済を1台で受け付け、決済結果を紙の日計表で確認できるようになった一方、会計は1人あたり約30秒長くなったといいます。混雑時には、店頭に掲示したQRコードをお客様に読み取ってもらう方法も使っています。
今回は代表の宇野喜厚様に、PayCAS Mobileを選んだ理由から導入費用、出店中の会計、締め作業、不満に感じる点まで伺いました。キッチンカーでカード決済を始めたい方は、同店の使い分けも参考にしてみましょう。
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目次
- 取材したキッチンカー:あぶり居酒屋うのっち
- 導入のきっかけは、出店先でのカード決済への要望
- PayCAS Mobileの決め手はSIM通信と決済方法の多さ
- 比較したのは、すでに使っていた店舗掲示のQRコード
- 初期費用は0円、月額1,800円で利用開始まで約2週間
- 注文から会計まで、PayCAS Mobileをどう使う?
- 端末はお客様の前、レジスターは見えない位置に置く
- 会計は約30秒長くなり、混雑時は掲示したQRコードを使う
- QRコードをまとめ、風で飛ばされる心配や掲示場所の悩みを減らす
- 営業前は充電を確認し、閉店後は日計表で金額を照合
- スタッフへの説明は約5分、注意点は金額入力
- 不満はQRコードの読み取りと、意外に感じた重さ
- 障害で決済できないときは、現金で支払ってもらう
- Wi-Fiがない小規模店やイベント出店で活用しやすい
- 満足度は8点、導入前には出店先の電波を確認したい
- まとめ:PayCAS Mobileでカード決済を広げ、混雑時は使い分ける
取材したキッチンカー:あぶり居酒屋うのっち
あぶり居酒屋うのっちは、豊田市のご当地グルメ・おいでん唐揚げを主力に、焼きそばやたこ焼きなどを販売しています。オールステンレスのキッチントレーラーが特徴です。

編集部:おいでん唐揚げには、どのようなこだわりがありますか。
宇野様:豊田市のたまり醤油を隠し味にした、自家製の出汁醤油に漬け込んでいます。柔らかくてジューシーな唐揚げで、ニンニクを使わない味付けにしているんです。
小さなお子様から大人まで、おいしく食べていただきたいと思っています。キッチンカーの会計にはレジスター1台とPayCAS Mobile1台を使っていて、1日の会計件数は10〜30件ほど、客単価は1,000円未満です。
| 店舗名 | あぶり居酒屋うのっち |
| 所在地 | 愛知県豊田市 |
| 回答者 | 代表 宇野喜厚様 |
| 業態 | キッチンカー |
| 主なメニュー | おいでん唐揚げ、焼きそば、たこ焼きなど |
| 1日の会計件数 | 10〜30件程度 |
| 客単価の目安 | 1,000円未満 |
| 会計機器 | レジスター1台、PayCAS Mobile1台 |
| 店舗SNS | あぶり居酒屋うのっちのInstagram |
導入のきっかけは、出店先でのカード決済への要望

編集部:キッチンカーでPayCAS Mobileを導入しようと思ったきっかけを伺えますか。
宇野様:私の印象では、日本を旅行している海外のお客様は、QR決済よりクレジットカードを使いたい方が多いと感じていました。そのご希望に応えたかったんです。
ただ、うちのキッチンカーにはWi-Fi環境がありません。移動して営業するので、カード決済を受け付けるにも、どうやって通信するかが課題でした。
PayCAS MobileはSIMカードが入っていて、端末だけで通信できるため、キッチンカーでもカード決済を受け付けられるようになりました。海外のお客様が多いイベントでは、カードが使えることで選んでいただけることも、少ないながらあります。
PayCAS Mobileの決め手はSIM通信と決済方法の多さ
編集部:通信以外にも、選ぶ際に魅力を感じた点はありましたか。
宇野様:1台で複数のカード決済とQR決済を受け付けられることですね。QR決済はPayPay、au PAY、メルペイ、d払いなどを使っています。サービスごとにQRコードを用意しなくて済むのは助かります。

画像引用元:PayCAS Mobile
大きさは、大きめのスマートフォンくらいです。端末にロール紙もセットできるので、持ち運びやすいサイズに収まっていると感じました。

画像引用元:PayCAS Mobile
やはり一番助かっているのは、キッチンカー用にWi-Fiを準備しなくてよいことです。私が使っていて通信速度を遅いと感じたことはありませんが、電波が悪くて使えない場所はあります。
出店先でWi-Fiを用意せずにカード決済を始めたい方は、同店が使うPayCAS Mobileの導入を検討してみましょう。利用する場所の電波と契約条件を確認したうえで、申し込みを考えるのがおすすめです。
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比較したのは、すでに使っていた店舗掲示のQRコード
編集部:ほかの決済端末との比較や、導入を迷った点を教えていただけますか。
宇野様:ほかの端末は比較していません。迷ったのは、すでに持っていた各社のQRコードで十分ではないかということでした。お客様に読み取っていただく方法なら、それだけで支払いを受け付けられますから。

端末を使うと、今度はこちらがお客様のスマホに表示されたQRコードを読み取ることになります。その手間が増えるのは気になっていましたし、会計が終わるまでの早さも、掲示したQRコードを使うほうがよいと感じていたんです。
それでも、端末を入れればクレジットカードも使えるようになります。そこで、忙しいときは店舗のQRコード、余裕があるときは端末という使い分けにしました。
初期費用は0円、月額1,800円で利用開始まで約2週間
編集部:導入した時期と、実際にかかった費用を伺えますか。
宇野様:PayCAS Mobileを使い始めたのは2026年8月です。初期費用は0円で、月額は1,800円かかっています。申し込みから使い始めるまでは、2週間くらいでした。
月額料金はかかりますが、キッチンカーにWi-Fiなどを用意する費用も考えると、安く済んでいると感じます。複数のQR決済をまとめられることや、カード決済に対応できることも、導入してよかった点です。
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注文から会計まで、PayCAS Mobileをどう使う?
あぶり居酒屋うのっちでは、商品を準備する間に、スマホやカードの用意をお願いしています。端末で金額を入力したあと、支払い方法に合わせて操作を進めます。
商品を準備する間に支払い方法を選び、金額を入力
編集部:注文を受けてから、どのような順番で会計していますか。
宇野様:まず注文を受け、商品を準備する間に、スマホのQRコードかクレジットカードを用意していただきます。その間に、端末でQR決済かカード決済を選んでおくんです。
次に、商品の合計金額をお伝えして、端末に入力します。お客様にも金額を確認していただいてから、読み取りに進む流れです。

金額は画面をタップして入力するので、入力後の確認を省かないようにしています。間違った金額で決済しないために気をつけている点ですね。
カードを差し込む・かざす、またはスマホのQRコードを読む
編集部:カード決済とQR決済では、その後の操作はどう変わりますか。
宇野様:カードの場合は、端末に差し込むか、近づけていただきます。QR決済の場合は、お客様のスマホに表示されたQRコードを、こちらの端末で読み取る方法です。

読み取ったあと、端末の決済ボタンをタップして会計を終えます。カード決済で発行するのは、お客様用と店舗用の控えです。お客様用はお渡しして、店舗用はレジの中に保管しています。
QR決済でも、お客様用の控えをお渡ししています。
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端末はお客様の前、レジスターは見えない位置に置く
編集部:車内では、PayCAS Mobileとレジスターをどこに置いていますか。
宇野様:PayCAS Mobileはお客様のスマホやカードを読み取るので、なるべくお客様の目の前に置いています。

レジスターは、お客様から見えない位置に置いています。トイレなどでその場を離れたときに、持っていかれたり、いたずらされたりするのを防ぐためです。
同店では、カードやスマホを読み取る場所と、現金を保管する場所を分けています。PayCAS Mobileをお客様の近くに置き、レジスターは車内の奥で管理する配置です。
会計は約30秒長くなり、混雑時は掲示したQRコードを使う
編集部:PayCAS Mobileを導入して、会計時間は変わりましたか。
宇野様:1人あたり、30秒くらいは長くなっていると感じます。こちらで金額を入力し、お客様に確認していただき、それから決済するという手順があるためです。
QRコードを読み取るときも、お客様がよそを見ながらスマホを出されることがあります。持っている手が動くと、こちらも読み取りにくいんです。忙しいときは、その作業を負担に感じますね。
2〜3人なら気にならない手間でも、30〜40人の列になると差が出てきます。混雑する現場では、会計ごとに金額を入力し、確認してもらう時間も負担ですね。
編集部:列ができるような場面では、どのように対応していますか。
宇野様:忙しいときのQR決済は、店舗に置いたQRコードをお客様に読み取ってもらう方法にしています。余裕があるときには端末を使いますが、どの会計でも同じ方法にするわけではありません。
QRコードをまとめ、風で飛ばされる心配や掲示場所の悩みを減らす
編集部:PayCAS Mobileを使って、よかったと感じる点を教えていただけますか。
宇野様:まず、決済会社ごとのQRコードがかさばらなくなったことです。以前は1社ずつ違うQRコードを使っていたので、いくつも用意していました。
キッチンカーは半分屋外のような環境で、風の影響もよく受けます。QRコードをいくつも並べると飛ばされることがありますし、メニューのPOPを貼る場所がなくなってしまうこともあったんです。
端末で読み取る方法なら、利用できる決済サービスを表示しておくだけで済みます。複数のQR決済を1台で受け付けられるのは、そういう点でも助かっていますね。
同店のようにQRコードの置き場所で困っているキッチンカーには、PayCAS Mobileで決済をまとめる方法もおすすめです。混雑時の読み取り作業まで考え、自店の会計に合うと感じたら申し込みを検討してみましょう。
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営業前は充電を確認し、閉店後は日計表で金額を照合
同店では、PayCAS Mobileで決済した金額を、営業の終わりに紙の日計表に出力しています。営業前の準備と、閉店後の確認方法も伺いました。
充電を済ませ、支払いを受け付けるときに端末を起動
編集部:営業を始める前に、どのような準備をしていますか。
宇野様:決済端末なので、特別な準備はほとんどありません。ただ、充電はきちんと済ませておくようにしています。

営業中は、お客様がQR決済やカード決済を希望されたときに端末を起動して、読み取りと決済を行います。
レジスターのZ伝票と端末の日計表を見比べる
編集部:1日の営業が終わったあとの締め作業を教えていただけますか。
宇野様:端末から日計表を出し、レジスターのZ伝票に載っている信計金額と照合します。金額が合っているかを見比べるのが、締め作業ですね。
現金は別に管理しているので、その金額を日計表に書き込んで終わりです。カードやQR決済は銀行に振り込まれるため、現金とは分けて確認しています。
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締め作業が短くなったという実感はありませんが、その日の決済結果を紙で残せるのは便利です。あとから見直すときにも、確認しやすくなりました。
編集部:日計表が出ることで、以前と比べて変わった点はありますか。
宇野様:以前のQR決済は、それぞれのサービスに管理ページがあり、決済会社ごとに売上を確認する必要がありました。
PayCAS Mobileで受け付けた決済は、端末からまとめて日計表を出せます。

各社のページを見に行く手間が減ったのは助かりますね。
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スタッフへの説明は約5分、注意点は金額入力
編集部:スタッフの方には、操作を教えやすかったでしょうか。
宇野様:画面も機能もシンプルなので、5分くらい教えれば使えるようになります。決済するための操作を覚えるだけなので、難しくは感じていません。
気になるのは、金額を入力するときです。ボタンを押すのではなく画面をタップするので、押した感覚がなく、今も少し違和感があります。反応が悪いと感じることもありますね。

操作ミスはほとんどないものの、気をつけたいのは入力した金額です。金額入力後の確認を省かないことは、シンプルな端末でも大事だと思います。
同店では、会計ミスや入力ミスの増減はなく、レジ締め差額にも変化はありませんでした。操作を覚えやすいと評価しながらも、金額確認は続けています。
不満はQRコードの読み取りと、意外に感じた重さ
編集部:使い続けるなかで、不満に感じる点も伺えますか。
宇野様:忙しいときに、お客様のQRコードをこちらで読み取る作業が負担になります。お客様の手が動いて読み取れないと、その間は決済を進められません。

それから、意外と重いとも感じました。大きさは持ち運びやすいのですが、重さには少し不満がありますね。
障害で決済できないときは、現金で支払ってもらう
編集部:決済ができずに困った経験はありますか。
宇野様:システム障害などで、端末から決済できなくなったことがたまにあります。お客様側の事情ではなく、こちらの端末で受け付けられないという場面ですね。
うちのキッチンカーは高額な会計がほとんどないので、そのときは現金で払ってくださる方がほとんどでした。そこは助かっています。
障害などで使えないときには、メールでお知らせが届いています。操作そのものに困ることはなく、今のところサポートへ連絡して対応してもらうようなことは起きていません。
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Wi-Fiがない小規模店やイベント出店で活用しやすい
宇野様は、Wi-Fiがない場所でカード決済を受け付けたい方に、PayCAS Mobileをおすすめしています。同時に、会計が集中する出店先では、操作にかかる時間も見ておきたいと話します。
通信環境を用意していない個人店や、夏祭りのテント出店
編集部:ご自身の経験から、どのような店舗におすすめしたいですか。
宇野様:Wi-Fiなどを用意していない小さな個人店には、導入を考えてもよいのではないかと思います。本体のSIMで通信するので、別にWi-Fiを整えなくて済むのがよいところです。
普段は店舗で営業していて、地域の夏祭りなどにテントで出店する方にもおすすめしたいですね。月額料金はかかりますが、通信環境を整える費用も含めて考えると、うちでは安く済んでいると感じます。
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会計が集中する店舗は、金額入力や読み取りの手間を考える
編集部:反対に、慎重に考えたほうがよいのはどのような店舗でしょうか。
宇野様:1日のなかで会計が混み合う時間が多い店舗です。こちらで金額を入力して、お客様に確認していただいてから決済するので、列が長くなるほど手間を感じると思います。
Wi-FiもPOSレジもすでに整っている店舗なら、今の設備で足りているかも考えたいですね。私がPayCAS Mobileを便利だと感じるのは、通信環境がないキッチンカーで使っているからでもあります。
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満足度は8点、導入前には出店先の電波を確認したい
宇野様によるPayCAS Mobileの総合的な満足度は、10点満点で8点でした。カード決済への対応やQRコードをまとめられる点、紙で残る日計表を評価しています。
編集部:導入前のご自身にアドバイスするなら、何を伝えたいですか。
宇野様:端末はシンプルで使いやすいので、Wi-Fiがないキッチンカーでも導入してよいと思います。ただ、出店先で電波がどこまで届くかは確認しておきたいですね。

電波が悪い場所では使えないこともあります。Wi-Fiを用意しなくてよいのは助かりますが、使う場所で通信できるかは見ておくのがおすすめです。
同店では、端末のSIM通信と、混雑時のQRコードの使い分けによって出店中の支払いに対応しています。端末を選ぶ際には、出店先の電波に加え、普段の列の長さや会計方法も照らし合わせてみましょう。
まとめ:PayCAS Mobileでカード決済を広げ、混雑時は使い分ける
あぶり居酒屋うのっちのキッチンカーでは、PayCAS MobileのSIM通信によって、Wi-Fiを用意せずにカード決済を受け付けられるようになりました。複数のQR決済を1台でまとめ、決済結果を紙の日計表で確認できることも、宇野様が評価する点です。
一方、会計は1人あたり約30秒長くなったと感じており、混雑時の読み取りや端末の重さには不満もあります。同店は、忙しいときのQR決済には、店舗に掲示したQRコードを使うことで対応しています。
キッチンカーやイベント出店でカード決済を始めたい方は、PayCAS Mobileの利用条件を確認してみましょう。出店先での通信、月々の費用、混雑時の会計手順を確かめ、自店に合うと感じたら申し込みを検討するのがおすすめです。
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