東京都調布市の調布柴崎歯科クリニックでは、2026年5月にSTORES決済を導入しました。以前は対応していなかったタッチ決済を使えるようになり、1会計当たり約20秒の短縮につながっています。
現在は保険診療、保険外診療、物販のすべてでカード払いを受け付け、キャッシュレス比率は8割以上。高額な矯正治療などで負担になっていた決済手数料に加え、現金管理や毎月の売上集計にも変化がありました。
今回はStorePro編集部が、調布柴崎歯科クリニックの東郷院長に取材しました。医療機関プランを選んだ理由から、受付での会計手順、CSVを使った売上確認、ネットワークエラーで困った経験まで伺いました。
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目次
- 取材した歯科医院:調布柴崎歯科クリニック
- 以前は端末が大きく、患者さまからカードを預かっていた
- STORES決済はタッチ対応と医療機関プランで選んだ
- 医療機関プランは月額無料・決済手数料1.3%で利用
- 申し込みから1か月弱で開始し、案内に沿って機器を設定
- 診療後は電子レセプトで登録し、カード決済額を手入力
- 決済端末は患者さま側、プリンターはスタッフの手元へ
- 診療前後に充電し、昼休みも残量を確認する
- 混雑時も患者さま一人ずつに丁寧に対応する
- 受付担当者からほかのスタッフへ操作を共有できた
- 日々の売上確認と、CSVを使った月次集計に活用
- 会計は約20秒短縮し、キャッシュレス比率は8割以上に
- 保険診療・保険外診療・物販すべてをカード払いに
- ネットワークエラーで数時間使えず、問い合わせ先に迷った
- 保険外診療や物販の売上がある歯科医院に勧めたい
- 満足度は10点。以前の端末の不便さを早く見直したかった
- まとめ:STORES決済で歯科医院の会計と集計を見直す
STORES決済の編集部の確認内容(タップで開く)
STORES決済でStorePro編集部が実際に確認した内容
StorePro編集部では、STORES決済のiPadアプリとカードリーダーを実際に使い、アカウント開設、審査、開封、初期設定、接続、外観、各種キャッシュレス決済、返金手順を確認しています。端末の同梱物やカードリーダーの接続まわりも確認し、導入前に見ておきたいポイントを整理しています。また本体以外にも、STORES決済対応のレシートプリンター(スター精密 MCP31LB WT)やレシートロール紙(58mm,80mm)、ラベルプリンター(QL-800)、バーコードリーダー(SocketScan S720)も実際に操作し、STORES決済との接続方法やセットアップ、レシート発行・バーコード発行、会計の手順まで細かく写真付きで確認しています。記事内の実機写真と操作画面は、引用元の記載があるものを除き、StorePro編集部が実機を操作して撮影・取得しています。
取材した歯科医院:調布柴崎歯科クリニック
調布柴崎歯科クリニックは、東京都調布市にある歯科医院です。女性歯科医師によるインビザラインのマウスピース矯正に力を入れています。

見た目だけでなく、かみ合わせにもこだわり、ご自身の歯を長く機能させることを目指しているそうです。矯正治療のほか、ホワイトニング、審美歯科治療、虫歯などの通常診療にも対応しています。
院内に設置されている歯科ユニットは4台です。ホームページでは症例や患者さまの声、コラムも発信しています。

取材時に伺った診療規模と使用サービスは、次のとおりです。
| 医院名 | 調布柴崎歯科クリニック |
| 所在地 | 東京都調布市 |
| 回答者 | 院長 東郷様 |
| 診療規模 | 歯科ユニット4台 |
| 1日の会計件数 | 31〜50件程度 |
| 会計単価の目安 | 10,000円以上 |
| 使用しているPOSレジ | STORESレジ |
| 使用している決済サービス | STORES決済 |
| 導入時期 | 2026年5月 |
| 公式サイト | 調布柴崎歯科クリニック |
同院が使っているのは、STORESレジとSTORES決済です。会計、売上管理、レシート発行、キャッシュレス決済に活用し、受付には決済端末とレシートプリンターを置いています。
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以前は端末が大きく、患者さまからカードを預かっていた
編集部:STORES決済を導入する前は、どのような点に困っていましたか。
東郷院長:以前の決済端末は有線で大きく、受付の台に置けなかったため、患者さまからカードをお預かりして会計していました。
タッチ決済にも対応していなかったので、患者さまにタッチで払いたいと言われるたびに、対応していないことをお伝えするやり取りがありましたね。
私自身、カードを何度も差し込むうちにICチップが使えなくなった経験があり、タッチ決済に対応したいと感じていました。
会計のたびにカードを預かる手順と、タッチ決済を希望する患者さまへの対応。その両方が、端末を見直すきっかけになっています。
STORES決済はタッチ対応と医療機関プランで選んだ
編集部:STORES決済を選んだ決め手を教えてください。
東郷院長:タッチ決済ができることと、医療機関プランの決済手数料が安かったことです。この2点から、ほぼ即決でした。
端末のデザインもすっきりしていて軽く、Bluetoothで接続するので使いやすそうだと感じました。
また、充電は基本的に毎日行うようにという案内もありました。使い始めてから気をつける点まで細かく書かれていたことにも、好印象を持ちましたね。
東郷院長が注目したのは、患者さまが希望する支払い方法への対応と、医院側が負担する手数料でした。端末の軽さや設置のしやすさも、導入を後押ししています。
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医療機関プランは月額無料・決済手数料1.3%で利用
編集部:現在の費用と、手数料への評価を伺えますか。
東郷院長:当院では医療機関プランを利用しており、月額無料、決済手数料は1.3%です。以前と比べて手数料負担がかなり軽くなりました。
歯科医院の保険外診療には、矯正治療など高額になるものがあります。そうした会計では、決済手数料の負担も小さくありません。
当院の契約ではカードの種類による手数料率の差もないため、カードごとに別々の料率で計算しなくてよいのも助かっています。
ここで紹介した月額費用と手数料率は、2026年9月の取材で同院から伺った契約条件です。高額な保険外診療の決済手数料を見直したい歯科医院は、医療機関プランの適用条件を確認したうえで、STORES決済への申し込みを検討してみましょう。
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申し込みから1か月弱で開始し、案内に沿って機器を設定
編集部:導入までにかかった期間と、準備で気になった点を教えてください。
東郷院長:申し込みから使い始めるまでは、1か月弱でした。端末やレシートプリンターは、案内された候補から自分で購入して用意するプランでしたね。
以前は機器をすべて用意してもらっていたので、自分で準備したものがきちんと動くか、最初は不安がありました。
ただ、丁寧な案内に沿って進めると、つまずかずに設定できました。導入準備で大きく困ることはなかったです。
機器を自分で選んで用意する点には戸惑いがあったものの、設定の案内があったことで使い始められたそうです。
診療後は電子レセプトで登録し、カード決済額を手入力
同院では、診療・物販の登録とカード決済額の入力を分けて行っています。電子レセプトシステムから決済端末へ金額が自動で送られる運用ではありません。
診療と物販を登録した後、現金かカードかを確認
編集部:診療が終わってから、会計までの流れを教えてください。
東郷院長:診療終了後、電子レセプトシステムで診療と物販の明細を入力します。続いて受付スタッフが会計登録を行い、現金とカードのどちらで支払うかを患者さまに伺います。
当院の電子レセプトソフトはクラウド型ですが、カード端末と連携できないものです。そのため、決済金額の手入力が必要になることは、導入時から受け入れていました。
少額はタッチか差し込み、15,000円以上は差し込みで対応
編集部:カード払いの場合は、どのように操作していますか。
東郷院長:端末に決済金額を入力し、少額ならタッチか差し込み、15,000円以上なら差し込みでカードを読み取っています。

差し込みの場合は、患者さまに暗証番号を入力していただく流れです。カードの読み取りや暗証番号入力は、受付の台の上で行っていただきます。
決済後は領収書とカード決済レシートを渡す
編集部:支払いが終わった後は、何をお渡ししていますか。
東郷院長:決済が終わったら、領収書とカード決済レシートを印刷してお渡しします。レシートプリンターの置き場所は、受付スタッフの手元です。

診療後にはロール紙の残りも確認しています。少なくなっていたら、交換用を近くに準備しておくようにしています。
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決済端末は患者さま側、プリンターはスタッフの手元へ
編集部:受付での端末の置き方は、以前とどう変わりましたか。
東郷院長:今は、患者さまから見える受付の台の上に決済端末を置いています。スタッフが操作した後、その場で患者さまにタッチやカードの差し込み、暗証番号入力を行っていただきます。

レシートプリンターは受付スタッフの手元です。患者さまが操作する端末と、スタッフが印刷物を受け取るプリンターで、置く場所を分けています。
以前は大きな有線端末を台に置けず、カードを預かっていました。導入後は患者さま自身がカードを読み取らせる会計に変わっています。
診療前後に充電し、昼休みも残量を確認する
編集部:診療前から診療後まで、機器をどのように管理していますか。
東郷院長:開院準備中は、基本的に決済端末を充電しています。診療開始時は、充電コードを外し、電源を入れて受付の台に置く流れです。
午前の診療が終わったら、充電残量を確認し、必要に応じて昼休みに充電します。午後も同じように使っていますね。
診療後は、その日のカード決済の売上を突き合わせます。確認を終えたら端末の電源を切り、翌日まで充電しておきます。
プリンターのロール紙も診療後に確認するので、売上の照合、端末の充電、ロール紙の確認が、1日の終わりに行う作業です。
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混雑時も患者さま一人ずつに丁寧に対応する
編集部:会計が重なったときの使い勝手はいかがですか。
東郷院長:日頃から予約時間を守り、患者さまをお待たせしないようにしています。そのため、会計で少しお待ちいただいても、問題になることはほとんどありません。
受付スタッフには、混雑しているときも一人ずつ丁寧に対応するよう伝えています。これまでのところ、操作ミスや機器のおかしな動きも起きていません。
同院では、予約時間を守る診療と、会計時の丁寧な対応を大切にしています。
受付担当者からほかのスタッフへ操作を共有できた
編集部:スタッフの皆さまは、どのように操作を覚えましたか。
東郷院長:はじめに、メインの受付スタッフに操作を覚えてもらいました。そのスタッフから、ほかのスタッフ数人へ使い方を伝えてもらっています。

ほかのスタッフも問題なく操作できています。特にマニュアルがなくても、難しくはないようですね。
最初に覚えたスタッフだけが端末を扱うのではなく、受付スタッフ同士で使い方を伝えられた点も、同院での使いやすさにつながっています。
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日々の売上確認と、CSVを使った月次集計に活用
編集部:普段よく使う画面や機能を教えてください。
東郷院長:一番使っているのは、日々の売上にずれがないかを確認する画面です。月ごとの決済リストや、入金時の手数料を確認するときにも使っています。
決済リストはCSVですぐにダウンロードでき、カードの種類も見やすく表示されます。以前のように、印刷したものを手作業で集計する必要がなくなりました。

月の売上と突き合わせる作業も、かなりやりやすくなりましたね。入金は基本的に月1回、締め日の後に申し込んでいます。
手数料も分かりやすく表示されますし、入金を申し込んでからの対応も早いので助かっています。
紙の明細を手作業で集計している医院は、月ごとの決済リストをどのように確認できるかも比べてみましょう。CSVによる売上照合を取り入れたい場合は、STORES決済の導入を検討するのがおすすめです。
会計は約20秒短縮し、キャッシュレス比率は8割以上に
編集部:導入後、会計時間や支払い方法にどのような変化がありましたか。
東郷院長:1会計当たり20秒ほど短くなりました。現在は、キャッシュレスが全体の8割以上です。
現金を扱う割合が減り、現金管理や両替の手間も楽になりました。会計ミス、入力ミス、レジ締めの差額には変化はありません。
同院で変わったのは、会計にかかる時間と、現金を管理する手間です。東郷院長は、現金比率が下がったことで受付業務の負担が軽くなったと感じています。
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保険診療・保険外診療・物販すべてをカード払いに
編集部:カード払いを受け付ける範囲も変更したのでしょうか。
東郷院長:導入と同時に、保険診療、保険外診療、物販のすべてでカードを使えるようにしました。患者さまと受付スタッフ、どちらの満足度も上がったと感じています。
患者さまがカードで払えることに加え、スタッフ側も現金を扱う手間が減りました。会計方法を変えたことで、日々の業務が楽になったと思います。
高額な保険外診療の手数料を見直すだけでなく、日常の診療や物販でもカードを使えるようにしたのが同院の運用です。支払いの受け付け方と受付業務の両方を変えています。
ネットワークエラーで数時間使えず、問い合わせ先に迷った
編集部:使っていて困ったことや、不満に感じたことはありますか。
東郷院長:一度だけ、ネットワークエラーで数時間使えなくなったことがありました。そのときは問い合わせ先がよく分からず、パソコンで探し回ることになったのが困りごとでした。
その後、STORESからエラーが起きているという通知が届き、当院側のネットワークの問題ではないと分かりました。
不満というほどではありませんが、使えない原因が分からず、問い合わせ先も見つけにくかったときだけは困りましたね。
利用を始める前に、障害の案内と問い合わせ先を確認しておきましょう。通常の会計手順だけでなく、端末を使えないときの連絡先も受付スタッフと共有しておくとよいでしょう。
保険外診療や物販の売上がある歯科医院に勧めたい
東郷院長は、保険外診療や物販の売上と、決済手数料の負担を踏まえて導入を考えることを勧めています。保険診療が大半を占める医院には、別の見方もあるそうです。
保険外診療や物販があれば、現金を扱う手間を減らせる
編集部:どのような歯科医院に向いていると思いますか。
東郷院長:歯科医院で、保険外診療や物販の売上がある程度あるなら、カード決済の導入を勧めたいです。
患者さまの満足度だけでなく、現金を扱う手間や両替の手間を減らせます。スタッフの満足度向上にもつながると感じています。
保険診療が大半なら、手数料負担も考えたい
編集部:反対に、導入を慎重に考えた方がよい医院はありますか。
東郷院長:保険診療がほとんどの場合は、手数料の負担を考える必要があると思います。料率が低くても、負担そのものは発生しますから。
保険診療は利益として残る分が少ないと感じています。そこからさらに決済手数料がかかることに、抵抗のある先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
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満足度は10点。以前の端末の不便さを早く見直したかった
編集部:総合的な満足度と、これから導入する医院へのアドバイスをお願いします。
東郷院長:満足度は10点満点で10点です。決済端末は今回で3台目ですが、これまでで一番使いやすいですね。
カード決済が増えると、スタッフの業務効率も上がると感じています。キャッシュレスで払えるかどうかも含めて医院を選ぶ患者さまは、今後増えていくのではないかと思います。
導入前の自分に伝えるなら、不便さを感じた時点で、もっと早く調べておけばよかったということですね。頻繁に変えるものではありませんが、早く知っていれば、改善も早かったはずです。
同院では、タッチ決済への対応だけでなく、手数料の見直しや売上集計にも変化がありました。東郷院長は、会計からスマートな印象を伝えられることも評価しています。
まとめ:STORES決済で歯科医院の会計と集計を見直す

調布柴崎歯科クリニックは、2026年5月にSTORES決済を導入しました。医療機関プランの手数料とタッチ決済への対応を決め手に選び、会計は約20秒短縮、キャッシュレス比率は8割以上になっています。
保険診療、保険外診療、物販のすべてでカード払いを受け付け、現金管理や両替の手間も軽くなりました。月次集計では、CSVの決済リストを使うことで、紙の明細を手作業で集計する必要がなくなったそうです。
一方、同院の電子レセプトシステムから決済端末への金額入力は手作業です。ネットワークエラーで数時間使えなかった経験もあるため、現在の会計システムとの連携可否や、障害時の連絡先も導入前に確認しておきましょう。
タッチ決済への対応や、受付での現金管理・売上集計を見直したい歯科医院は、STORES決済を検討してみましょう。自院に適用されるプランと機器の準備費用を確認したうえで、申し込みを検討するのがおすすめです。
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