
本記事ではこんな悩みを解決します。
飲食店の集客にインスタグラムが有効であることは知っていても、具体的にどのような投稿やアカウント作りをすれば成果につながるのかまで理解している人は少ないでしょう。
やみくもにインスタグラムの投稿を続けていても、集客は見込めない上に、飲食店の本来業務まで圧迫してしまいます。
そこで本記事では、飲食店がインスタグラムを使って集客につなげるための具体的な活用法やコツを解説します。
目次
なぜインスタグラムが飲食店の集客に有効なのか

まずは、なぜインスタグラムの利用が飲食店の集客に有効なのかを解説します。
そもそも集客にSNSが使えるのか疑問に感じている人は参考にしてみてください。
なぜインスタグラムが飲食店の集客に有効なのか
- 写真映えする料理が拡散されやすいプラットフォーム特性
- 若年層からファミリー層まで幅広いユーザー層へのリーチ
- 「保存→来店」につながる意思決定プロセスを可視化できる
それぞれ順番に見ていきましょう。
写真映えする料理が拡散されやすいプラットフォーム特性
インスタグラムは、画像や動画の投稿を中心としたプラットフォームであるため、見栄えの良い投稿が拡散されやすいです。
飲食店のように料理や店内の雰囲気など、視覚的に訴求できるポイントが多い事業で高い効果を発揮します。

ユーザーから多くの「いいね!」やコメントを集めたエンゲージメント率の高い投稿は、プラットフォームのアルゴリズムによって、自動的に多くのユーザーへ届けられます。

多くの人に投稿を見てもらえれば、集客につながる可能性が高まります。
このように、写真映えのする料理に強みを持つ飲食店などにおいて、インスタグラムは強力な集客ツールになります。
若年層からファミリー層まで幅広いユーザー層へのリーチ
インスタグラムは、SNSの中でも幅広い年代に男女問わず利用されています。
総務省が令和7年度に公表した調査結果によると、インスタグラムは10代から50代までの幅広い年代で高い利用率を誇っています。

画像引用元:総務省
X(旧Twitter)は、10〜30代、TikTokは10〜20代と、ユーザーが若年層中心となっており、ファミリー層にまで情報を届けるのは難しいです。
若年層からファミリー層まで幅広いユーザーにリーチできるのが、インスタグラムの強みです。
また、消費行動が活発なZ世代において、飲食店を探す際に最も利用されるのがインスタグラムであることもわかっています。

TikTokは15.3%、グルメサイト(食べログ・ホットペッパーグルメなど)は9.8%でした。
インスタグラムは幅広い世代にリーチすることができ、特に若年層において飲食店探しのツールとして利用されていることがわかります。
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Z世代、飲食店探しの主戦場はInstagram【保存はコレクション、来店は短尺動画が後押し】
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「保存→来店」につながる意思決定プロセスを可視化できる
インスタグラムには、気になった投稿を"保存"して見返すことができる機能が搭載されています。
ユーザーが投稿を見て、「次の休日に行ってみたい」などと思ってもらえたら、投稿を保存してもらうことができます。
投稿がどれくらいのユーザーに保存されているか、アカウントの管理画面から確認可能です。

集客のための取り組みであるため、効果検証は重要です。
前項で紹介した当サイトの独自調査によると、Z世代において、気になった飲食店の情報は「インスタグラムのコレクションに保存する」人が45.6%で最も多い結果となりました。

「スクリーンショットを撮る」が30.7%、「Googleマップにピンを立てる」が26.7%でした。
このように、ユーザーの意思決定プロセスを確認できることも、インスタグラムの強みです。
飲食店のインスタグラム集客アカウントの初期設定と準備の方法

次に飲食店のインスタグラムアカウントの初期設定と、準備の方法をそれぞれ解説します。
インスタグラムを使って人気の飲食店になるには、どのようなアカウントを作成すればよいのか参考にしてみてください。
飲食店のインスタグラム集客アカウントの初期設定と準備の方法
- プロフィールの最適化(店名・場所・営業時間・リンク)
- 店舗コンセプトに合った世界観のフィードを作る
- 予約・電話・道順のアクションボタン設定
- ハイライト設計(メニュー/アクセス/予約方法/よくある質問)
- 飲食店のインスタグラム集客に効果的な投稿内容
- おすすめメニューの紹介
- 期間限定・季節メニュー・イベント情報
- 店内や調理の様子
- お客様の声・レビュー紹介
それぞれ順番に見ていきましょう。
プロフィールの最適化(店名・場所・営業時間・リンク)
ユーザーがプロフィールを一目見ただけで、どのような立場から情報発信を行うアカウントなのかわかるように最適化しましょう。
プロフィールとは、投稿を見たユーザーが店舗のアカウントページを訪れた時に表示される、アカウント名、本文、リンクを指します。
これらに店名や店舗住所、営業時間、ホームページへのリンクを記載して、ユーザーにどのような店舗のアカウントなのか一目で理解されるようにすることが大切です。
アカウント名には店舗名を記載し、業態や飲食店のジャンルがわかるようにします。
プロフィール本文は、「もっと見る」をタッチしない限り、最初の4行しか表示されないため、冒頭に店舗の場所や営業時間を記載します。
行数に余裕があれば、最寄り駅なども盛り込んでおくとよいでしょう。
リンクには自店のホームページや予約ページ、他のSNSアカウントのリンクなどを掲載します。

このように、プロフィールを最適化してユーザーに認知してもらいやすいアカウント設計を行いましょう。
店舗コンセプトに合った世界観のフィードを作る
アカウント設計がうまくできても、それだけでは来店につながりにくいです。
店舗のコンセプトや世界観に合った投稿を作り込みましょう。
画像や動画の質が高いことはもちろん、店舗の雰囲気がユーザーに伝わりやすいコンテンツを投稿する必要があります。
例えば、上品で落ち着いたカフェであれば、店内のシックな雰囲気がわかりやすい写真や動画を用意しましょう。

活気のある居酒屋であれば、利用客が多く賑やかな雰囲気が伝わる投稿をすることで、世界観を作り込めます。
投稿を通して、店舗の雰囲気や、どのような体験ができるのかをユーザーに明確に伝える必要があります。
予約・電話・道順のアクションボタン設定
インスタグラムのアカウントをプロアカウントに切り替えることで、アクションボタンを設定できるようになります。
アクションボタンとは、プロフィールでフォローしたり、DMを送ったりするボタンと並列で設置されるユーザーの行動を促すボタンです。

予約や電話、道順などの機能が利用できるため、ユーザーがインスタグラムから離脱してホームページから予約したり、地図アプリに住所を打ち込んだりする必要がなくなります。

アクションボタンは、店舗住所や電話番号、ぐるなび・TableCheck連携などを設定すれば利用可能です。
ハイライト設計(メニュー/アクセス/予約方法/よくある質問)
ハイライトを設計して、ユーザーに伝えたいことをまとめておくと、知りたい情報に効率的にアクセスできるようになります。
ハイライトとは、ストーリーズとして公開したショート動画や画像を任意のジャンルごとにまとめて、プロフィール画面に残しておける機能です。

ストーリーズは24時間で公開が終了する投稿機能です。
このハイライトを利用して、メニューや最寄り駅からのアクセス、予約方法やよくある質問といったユーザーが知りたい情報ごとにまとめておくと、投稿を見てプロフィールに訪れたユーザーへ予約に至るまでに必要な情報を届けられます。

飲食店のインスタグラム集客に効果的な投稿内容

本章では、飲食店がインスタグラムを運用する上で、効果的な投稿内容を解説します。
必要な設定や施策はわかったけれど、何を投稿すればよいかわからない人は参考にしてみてください。
飲食店のインスタグラム集客に効果的な投稿内容
- おすすめメニューの紹介
- 期間限定・季節メニュー・イベント情報
- 店内や調理の様子
- お客様の声・レビュー紹介
それぞれ順番に見ていきましょう。
おすすめメニューの紹介
まずはおすすめメニューの紹介です。
ユーザーの目を惹くメニューを投稿して、来店につなげましょう。
メニューを撮影する際には、できたてを使用し、料理のアップや様々な角度から撮ることでユーザーが実際に提供された時の様子をイメージできるようにするとよいです。

また、投稿には料理のこだわりポイントや、実際に食べている様子も盛り込んでおくと、より臨場感のある投稿になります。
期間限定・季節メニュー・イベント情報
期間・季節限定のメニューや新商品、イベントなどの情報を発信するのもおすすめです。
インスタグラムは、ユーザーに知らせたいことを画像や動画、キャプションを使って効果的に伝えられるため、情報発信に適しています。
発信した瞬間にフォロワーへ情報を届けられるため、当日限定のお得情報などを発信するのもよいでしょう。

店内や調理の様子
店内のおしゃれな雰囲気や、スタッフが調理する様子を撮影して、投稿に利用するのもおすすめです。
どんな人が調理しているのか、キッチンの様子はどうなっているのかといった裏側を見せることで、ユーザーから安心感を得られるでしょう。


また、キッチンが清潔であったり、調理スタッフの技術が高かったりすれば、それらもアピールポイントになります。
店内の雰囲気がおしゃれであれば、投稿に載せることで、ユーザーにお店へ行ってみたいと思ってもらいやすくなるでしょう。
お客様の声・レビュー紹介
店舗に来てくれたお客様の声やレビューを投稿に利用するのもおすすめです。
レビューをフォロワーに見てもらうことで、お客様目線から見た、自店の良かった点やいまひとつだった点を紹介できます。
店舗目線でアピールポイントを伝えるよりも、フォロワーに伝わりやすいです。

レビューを投稿で紹介する際は、事前にお客様に承諾を得ておくと、後で問題になる可能性を下げられます。
飲食店のインスタグラムのフォロワーを増やして集客につなげるためのコツ

ここからは、飲食店がインスタグラムのアカウントを運用する中で、フォロワーを増やすためのコツを7つ紹介します。
フォロワーが増えれば、多くの人に投稿を見てもらえるようになるため、本章で紹介するコツを積極的に試してみてください。
飲食店のインスタグラムのフォロワーを増やして集客につなげるためのコツ
- 適切なハッシュタグ選定と地域タグの活用
- 地元インフルエンサーとのコラボ
- カルーセル(手順・こだわり・メニュー比較)で滞在時間を伸ばす
- リールの基本構成を徹底(冒頭2秒のフック・字幕・BGM・CTA)
- プロフィール最適化で「訪問→フォロー」率を高める
- フォロー獲得キャンペーンの設計
- 店内QR・レシート・卓上POPにフォロー導線を設置
それぞれ順番に見ていきましょう。
適切なハッシュタグ選定と地域タグの活用
投稿に適切なハッシュタグや地域タグを付けることで、特定のジャンルや地域の情報に興味・関心の強いユーザーに見てもらいやすくなります。
1つの投稿に設定できるハッシュタグの数は30個までであるため、上手に活用して多くのユーザーにリーチできるようにしましょう。
ハッシュタグを設定する際は、やみくもに付けるのではなく、店舗のアカウントやハッシュタグを付ける投稿と近いジャンルのものを探し、使用されているハッシュタグをチェックします。
誰も使用していないハッシュタグを付けても、流入にはつながりません。


また、ハッシュタグを付けるときには、テーマの大きさごとに大・中・小と分けてそれぞれからハッシュタグを選定するようにするとよいです。
大テーマは、多くの人に見てもらえる一方で、大量の投稿の中に埋もれてしまう可能性があります。
反対に、小テーマは興味・関心の高いユーザーに見つけてもらえる一方で、多くのユーザーに届きにくいです。
これに加えて、実店舗を構えている場合、地域や都道府県名などを含むハッシュタグを織り交ぜると、その地域に住むユーザーに投稿を見てもらいやすくなります。

ユーザーに興味・関心を持ってもらっても、遠方に住んでいて来店できなければ、集客効果は低くなってしまうため、地域タグも併せて設定しておきましょう。
地元インフルエンサーとのコラボ
店舗のある地域で活躍しているインフルエンサーとコラボするのも有効です。
SNSでは、広告感の強い投稿はユーザーから敬遠されやすいため、店舗アカウントからの発信よりもユーザー視点で作られた投稿の方が視聴してもらいやすいです。
中でもインフルエンサーは、ユーザー視点の情報発信で多くのフォロワーを集めているため、広告感の少ない魅力的な投稿を行ってくれます。
地元で活躍しているインフルエンサーとタイアップすることで、店舗の魅力を存分に発信してもらえるでしょう。


直接DMで連絡を取る場合、自分でインフルエンサーを選ぶ必要があり、適切な人に依頼できるかなどの課題があります。
PR会社を通じて依頼すれば、費用がかかるものの、目的に応じて最適なインフルエンサーを選定してもらえるため、成功確率は高いです。
インフルエンサーの投稿を通じて多くのユーザーに自店のアカウントへ流入してもらい、フォロワーを増やしていきましょう。
カルーセル(手順・こだわり・メニュー比較)で滞在時間を伸ばす
カルーセル投稿とは、1つの投稿に複数枚の写真や動画をまとめて投稿することです。
1つの投稿の情報量が多くなるため、ユーザーに長時間滞在してもらうのに役立ちます。
インスタグラムでは最大20枚の写真や動画が投稿可能です。
しかし、20枚の写真や動画のテーマにまとまりがないと、途中で離脱されてしまいます。

他にも、各メニューの比較やスタッフ紹介などもおすすめです。
また、1枚目の写真は発見欄やプロフィールページに紹介される表紙になる画像のため、ユーザーの目を惹く写真・タイトルを付けましょう。
カルーセル投稿によって、ユーザーの滞在時間が長くなれば、関係性構築につながり、フォローに結びつきやすくなります。
リールの基本構成を徹底(冒頭2秒のフック・字幕・BGM・CTA)
リール動画をアップロードする際は、離脱されないための基本構成をしっかり守りましょう。
特に冒頭2秒間は重要です。
ユーザーは冒頭の約2秒間で続きを視聴するか、離脱するかを判断しています。

これ以外にも、視覚だけで内容を理解できるよう読みやすい字幕を入れることも大切です。

文字数は1~2行にまとめ、読みやすい大きさで表示しましょう。
そして、BGMには著作権的に問題のない曲の中から、流行りの曲を選びます。

投稿内容と曲のテンポを合わせると相乗効果が期待できます。
また、投稿の最後にはCTAを設置しておくことで、具体的な行動を促すことが可能です。
プロフィールページからの予約申し込みや、フォロー、コメントなど、視聴するユーザー層に合わせて変化させると、効果を高められます。
リールはインスタグラムのメインコンテンツになっているため、多くのユーザーにリーチするのにおすすめの施策です。
リール動画を見て、他の投稿も見てみたいと感じてもらうことで、フォロワー数増加につなげられるでしょう。
プロフィール最適化で「訪問→フォロー」率を高める
前章で紹介したように、プロフィールページを最適化することで、効率良くフォロワー数を増やせます。
ここまで紹介してきたリール動画やカルーセル投稿などで、興味を持ってくれたユーザーがプロフィールページを訪れても、プロフィールがしっかり書かれていなければフォローにはつながりません。
発見欄やハッシュタグ検索などで投稿を見つけ、プロフィールページへ訪れてくれたユーザーがアカウントをフォローする確率を高めるために、最適化は必要です。
まず、アカウント名は店舗名と店舗のジャンル、地域がわかるようにしておくことをおすすめします。
次に、本文でどのような投稿を行っているかと、「予約はリンクから」のように具体的な動線を示す文を盛り込みましょう。

フォロー獲得キャンペーンの設計
フォロワー数を増やすというところに着目すれば、フォロー獲得キャンペーンなどの実施も選択肢に入ります。
例えば、アカウントのフォローを条件としてお会計10%オフクーポンや、トッピング無料券配布を行うキャンペーンなどです。

短期的にフォロワー数を増やせますし、ユーザーによる拡散効果も期待できますが、プレゼント目当てでフォローするユーザーや、プレゼントを複数獲得するために多数のアカウントを作成してフォローするユーザーなどが出てくる可能性もあります。

また、このようなキャンペーンを実施する際は、インスタグラムのコミュニティガイドラインやプロモーションガイドラインに違反しないようにしましょう。キャンペーン内容や頻度によっては、アカウントを停止されてしまう可能性があります。
他にも、誇大広告など消費者を誤認させるようなプロモーションを行うと景品表示法などの法令違反に該当する場合があります。
プロモーション施策を行う場合は、これらの点にも注意しましょう。
店内QR・レシート・卓上POPにフォロー導線を設置
インスタグラムの中だけではなく、実店舗においてもフォロワー獲得に向けた取り組みを行うことで、効果的にフォロワーを集められます。
特に店舗を訪れているお客様のため、フォローへのハードルも低くなっている状態です。
まだフォロワーでないお客様にフォローしてもらい、店舗との結びつきを深めたり、お得情報を受け取ったりしてもらうことで、リピート率の向上につなげられます。

以前から店舗を利用しているお客様の中には、インスタグラムのアカウントを持っていることも知らない人もいるため、「インスタ始めました!」などと書いておくだけでも効果があります。
また、フォロー画面を提示すればトッピング無料などのキャンペーンを店内で行うことも、フォロワー獲得につなげられます。
飲食店のインスタグラムのエンゲージメントを高めて集客につなげるコツ

続いて、飲食店がインスタグラムアカウントを運営する上で、ユーザーからのエンゲージメント率を高めるコツを3つ紹介します。
フォロワーを獲得するだけでなく、ユーザーと交流したり、投稿への反応をもらったりすることで関係性を深めていくことが、集客には大切です。
飲食店のインスタグラムのエンゲージメントを高めて集客につなげるコツ
- コメントへの返信やDM対応でファンと関係を構築
- アンケート・質問スタンプでUGCのきっかけを作る
- 投稿動画・画像やキャプションで保存・共有を訴求する
それぞれ順番に見ていきましょう。
コメントへの返信やDM対応でファンと関係を構築
投稿に対してユーザーからもらったコメントやDMに対して返信を行い、やり取りを重ねることで関係構築を行いましょう。
特にアカウントを開設して間もない頃は、コメントやDMの数も多くないので、可能な限り全てに返信することをおすすめします。
ユーザーとの交流を行うことによって、店舗とお客様といった関係性からファン化や対等な人間関係が築けるようになり、常連のような存在になるお客様がフォロワーから現れる可能性もあります。

アンケート・質問スタンプでUGCのきっかけを作る
ストーリーズの中でアンケートや質問スタンプを利用して、フォロワーとコミュニケーションを取るのも有効です。
投稿にコメントが付くことや、DMが送られてくるのを待つのではなく、積極的にフォロワーに質問をすることで、多くのエンゲージメントを得られます。
また、自分からコメントをするつもりはなかったけれど、アンケートに答えるだけなら対応してくれるフォロワーもいるため、潜在的なエンゲージメントを掘り起こすことも可能です。
回答してもらった内容を基に店舗の改善や新メニュー考案に活かすこともできます。

例えば、自店の料理の感想をストーリーズで募集して、回答内容を後日ストーリーズや投稿で紹介すれば、お客様のリアルな口コミとしてユーザーに見てもらうことが可能です。
実際に利用した人の意見は信頼度が高いため、好意的な意見が多ければ、集客にもつなげられます。
投稿動画・画像やキャプションで保存・共有を訴求する
投稿する動画や画像、キャプションの中で、直接的に保存や共有などの行動を訴求することで、エンゲージメント率の向上につながります。
直接フォローや保存、共有を促すのは気が引けると感じる人もいるかもしれませんが、ユーザーは行動を促されないと、こちらの希望通りの行動は取ってくれません。
実際に情報誌などを発刊している東京カレンダーのインスタグラムアカウントにおいても、フォロワーに保存を促す文章をキャプションに含めたところ、エンゲージメント率が改善したようです。

冒頭や中間に含めるのも技法としてありますが、ユーザーが投稿内容に対して十分に関心を持っていないうちから行動を促すと、売り込みが強いと感じられ、離脱につながる可能性があります。
まずは投稿する動画の締めや最後の画像、キャプションの末尾などに誘導文を設けてみてください。
飲食店のインスタグラム”広告”で集客するのもおすすめ

ここからは、インスタグラムに広告を出稿して集客することについて解説します。
インスタグラムアカウントを開設して集客するのは、フォロワー集めやエンゲージメントの獲得に手間がかかるため、短期間で成果を出したい人に広告はおすすめです。
飲食店のインスタグラム”広告”で集客するのもおすすめ
- インスタグラム広告を運用するメリット
- インスタグラム広告を運用するデメリット・注意点
- インスタグラム広告の費用相場
それぞれ順番に見ていきましょう。
インスタグラム広告を運用するメリット
インスタグラム広告を運用するメリットは次の通りです。
インスタグラム広告を運用するメリット
- 短期間で効果が得られる
- 低予算から広告配信が可能
- 魅力的なコンテンツを作れば無料でリーチを伸ばすことも可能
インスタグラム広告は出稿したその日から、多くのユーザーにコンテンツを届けられます。
アカウントを開設してじわじわとリーチを伸ばしていく必要がないため、開業して間もない店舗であっても十分な集客効果が見込めます。
また、インスタグラム広告を出稿する際の最低金額は100円です。


そして、広告であっても魅力的なコンテンツを作成すれば、ユーザーに拡散してもらえる可能性があります。
ユーザーが他の人にシェアした場合の二次リーチについては、費用が発生しないため、無料で閲覧数を伸ばせます。
インスタグラム広告を運用するデメリット・注意点
反対に、インスタグラム広告を運用するデメリット・注意点は次の通りです。
インスタグラム広告を運用するデメリット・注意点
- コンテンツ制作は自店で行う必要がある
- 設定や管理にマーケティングの知識が必要
- 広告はユーザーに敬遠される可能性がある
インスタグラム広告として配信するコンテンツは自店で制作する必要があります。
コンテンツが弱いと、広告を出稿しても大きな効果が得られない可能性があります。
また、広告を出稿する際に、キャンペーンの設定が必要です。

そして、ユーザーが配信された広告を視聴する際、このコンテンツが広告であることがわかる状態で配信されます。

SNSでは、広告は敬遠される傾向にあるため、配信された広告を最後まで閲覧してもらえない可能性があります。
このようなデメリットも踏まえた上で、広告出稿を検討しましょう。
インスタグラム広告の費用相場
インスタグラム広告を出稿する際の費用の相場は、目的によって変動します。
最低出稿価格は100円ですが、実際に一定の集客効果を見込みたい場合は、1ヶ月あたり3~5万円程度必要です。
ある程度事業規模の大きな店舗になると、50万円以上することも珍しくありません。
また、インフルエンサーにタイアップ広告を依頼する際は、そのインフルエンサーが抱えるフォロワー数をベースに金額計算することが一般的です。
1フォロワーあたり1~6円程度で計算され、そのフォロワーが抱えるファンとの関係性が濃いほど単価は高くなる傾向にあります。
飲食店のインスタグラム集客・広告運用は「StorePro Assist」へ








インスタグラムで集客はしたいけれど、アカウント運用は手間と時間がかかるし、広告を出稿するにも費用対効果が合うか心配という人は、運用代行を検討してみてください。
「StorePro Assist」は、飲食店・カフェのアカウント運用に強みを持つ運用代行サービスです。

この他に、東京都や神奈川県といった地域ごとにアカウント運用を行い、フォロワー1万人以上など運用実績も豊富です。
運用代行の基本プランでは、週1本ずつのリール動画とフィード投稿、週3回のストーリーズ投稿を担います。
これに加えて自社のグルメアカウントで月に4回お店を紹介しますので、多くのユーザーにリーチすることが可能です。
具体的に運用代行でどのようなことができるのか、詳しく知りたい場合は無料相談も可能なので、一度お問い合わせください。
飲食店のインスタグラム集客に関するよくある質問

最後に飲食店がインスタグラムを使って集客することについて、よくある質問とその回答をご紹介します。
同様の疑問をお持ちの人は、参考にしてみてください。
飲食店のインスタグラムは毎日投稿したほうが良い?
飲食店のインスタグラムは、可能であれば毎日投稿を行った方がよいです。
インスタグラムのアルゴリズムも、アクティブなアカウントを優先してユーザーに表示します。
理想的な運用は、毎日リール動画の投稿と、フォロワーに向けたストーリーズの更新を1日1~2回程度更新、DMやコメントへの即時返信です。

飲食店のインスタグラムのストーリーや投稿の作り方を学ぶには?
インスタグラムのストーリーや投稿の作り方を学ぶには、書籍やYouTube、スクールなどの方法があります。
しかし、店舗運営をしながらインプットとアカウント運用を行うのは物理的に困難です。
スクールなどに通うと、効率的に学べる一方で数十万円の費用が発生することもあります。
費用をかけるなら、運用代行にアカウント運営を任せてしまう方が効率的です。

まとめ:飲食店のインスタグラム集客術まとめ【おすすめの投稿内容やコツを解説】

今回は、飲食店がインスタグラムで集客を行う際の方法やコツを具体的に解説しました。
インスタグラムによる集客はかなり前から行われており、既に多くのプレーヤーが参入しています。

そのため、自店のアカウントをなるべく手間をかけずに成長させ、集客につなげたい人は、「StorePro Assist」の運用代行にご依頼ください。
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